更新日:2025年11月10日
公開日:2022年7月4日
軽自動車の自動車保険(任意保険)の保険料は、普通自動車よりも保険料が安い傾向があります。
また、保険料に加えて、税率や維持費が安い傾向があるのも軽自動車の特長です。
軽自動車の自動車保険(任意保険)の保険料の相場や月額はいくらなのか、保険料を抑える方法についてご説明します。
軽自動車の保険料を見直したい方や、軽自動車の購入を悩んでいる方はご参考にしてください。
軽自動車の自動車保険(任意保険)の保険料の月額はいくらなのでしょうか。
チューリッヒで軽自動車ホンダN-BOXでご契約いただいた場合の、分割払いの月額を相場としてご参考ください。
契約内容・詳細条件はこちら
保険料および契約内容・条件などは、保険始期日により異なります。
※分割払いは年間保険料を12分割(分割保険料といいます)し、11回払いで払い込む方法です。ご契約の際に、初回保険料として分割保険料の2回分をお支払いいただき、2回目以降11回目まで分割保険料を毎月の払込期日にお支払いいただきます。分割払いはクレジットカードと口座振替でのお支払いがお選びいただけます。口座振替による分割払いの場合はお電話でのご契約のみとなり、インターネット割引の適用外となります。
チューリッヒにおける軽自動車の一括払い(年払い)の保険料例をご説明します。月払いと比較して保険料は安くなります。
60代で軽自動車N-BOXでご契約いただいた場合の、一括払い(年払い)の保険料の相場としてご参考ください
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保険料および契約内容・条件などは、保険始期日により異なります。
損害保険料率算出機構のデータによると、軽自動車の自動車保険(任意保険)の保険料の相場は、普通車や小型車より保険料が低い傾向があります。
軽自動車の自動車保険料が、普通車よりも低い傾向にある要因は、事故1件あたりの支払保険金額が少ないことと、事故率が低いことが影響しています。以下詳しくご説明します。
※出典元:損害保険料率算出機構「2024年度_自動車保険の概況」
第13表 任意自動車保険 用途・車種別統計表(2023年度)※98ページ表
軽自動車(乗用車)の年間保険料は約5万円です。
自家用乗用車(普通車)とは年間で約23,000円の差があります。
| 年間保険料 | 契約台数※1 | 保険料※2 | |
|---|---|---|---|
| 軽四輪自動車(乗用車) | 49,886円 | 18,805,922 | 938,154,003千円 |
| 自家用乗用車(普通車) | 72,753円 | 17,927,098 | 1,304,251,192千円 |
※1契約台数は、新契約の台数です。
※2保険料は、異動・解約による追加・返戻保険料を加減した金額です。
自家用乗用車(普通車)の事故1件あたりの保険金支払額は451,349円。軽自動車(乗用車)の保険金支払額は363,020円です。軽自動車(乗用車)は相対的に保険金支払額が低い状況です。
軽自動車は普通車よりも車両重量が軽く、事故を起こした場合でも相手方への損害が小さくなりやすいためです。実際の保険料は、車の用途・車種だけでなく、被保険者の年齢や等級などさまざまな要素によって異なります。
| 1件あたりの保険金支払額 | 支払件数 | 支払保険金 | |
|---|---|---|---|
| 軽四輪自動車(乗用車) | 363,020円 | 1,324,611 | 480,860,343千円 |
| 自家用乗用車(普通車) | 451,349円 | 1,553,615 | 701,222,529千円 |
※1件あたり保険金支払額:支払保険金÷支払件数
事故率は、自家用乗用車(普通車)の事故率は8.7%。軽自動車(乗用車)が7.0%です。軽自動車(乗用車)は相対的に事故率が低い状況です。
| 事故率 | 支払件数 | 契約台数 | |
|---|---|---|---|
| 軽四輪自動車(乗用車) | 7.0% | 1,324,611 | 18,805,922 |
| 自家用乗用車(普通車) | 8.7% | 1,553,615 | 17,927,098 |
※1契約台数は、新契約の台数です。
※事故率:支払件数÷契約台数
軽自動車(自家用軽四輪乗用車)の自動車保険料は「型式別料率クラス」によっても異なります。
型式別料率クラスとは、型式ごとの事故実績を踏まえて算出した事故にあうリスクを表す値です。損害保険料率算出機構が補償内容(対人賠償責任保険、対物賠償責任保険、人身傷害保険、車両保険)ごとに定めています。型式は、車検証に記載されています。
料率クラスの値が大きいほど事故のリスクが大きくなるため、保険料が高くなり、料率クラスの値が小さいほど事故のリスクが小さいため、保険料が安くなるしくみです。型式料率クラスは、損害保険料率算出機構によって、1年ごとに見直されています。
普通自動車の型式別料率クラスは、1から17の17クラスに区分されています。保険料はクラス1が最も安く、クラス17が最も高く設定されています。
軽自動車の型式別料率クラスは、1から7の7クラスに区分されています。
軽自動車(自家用軽四輪乗用車)の型式別料率クラス制度は、2025年1月以降に7段階に細分化されました。
出典元:損害保険料算出機構「自動車保険参考純率改定のご案内」
※2025年1月執筆時点
軽自動車の任意保険料を抑える方法は、以下のとおりです。
軽自動車の自動車保険料を抑える方法は、普通車の自動車保険料を抑える方法と大きな差はありません。以下の記事では、自動車保険の保険料を安くするための見直しポイントを丁寧にご説明しています。ぜひ参考にしてください。
車両保険は、事故やトラブルによって車が損害を受けた場合に補償するための保険で、車の修理費用や買い替え費用などが補償されます。自動車保険の基本補償に追加で付帯可能です。
車両保険金額は、契約時の車の時価額を目安に決まるため、普通自動車・軽自動車に関わらず車種によって異なります。「軽自動車だから車両保険は不要」といったことはなく、車の状態や経済状況によって必要性を判断することが大切です。
先述のとおり、同じ車種でも、型式別料率クラスの値が小さい自動車ほど事故のリスクが小さく、保険料が安くなります。型式別料率クラスの値が小さい軽自動車を選ぶことで、保険料を安く抑えることができます。 ただし、型式別料率クラスは、損害保険料率算出機構によって1年ごとに見直されますので、購入後にも保険料が変動する可能性があることには注意が必要です。
自賠責保険は、軽自動車に限らず車を保有するすべての人が加入しなければなりません。任意で加入する自動車保険とは違い、強制保険とも呼ばれています。
軽自動車の契約期間ごとの自賠責保険料は、以下のとおりです。
| 36ヵ月 | 24ヵ月 | 12ヵ月 | |
|---|---|---|---|
| 軽自動車 | 23,520円 | 17,540円 | 11,440円 |
※令和5年4月1日以降始期の契約で、離島以外の地域(沖縄県を除く)に適用する保険料(共済掛金)
出典元:損害保険料率算出機構「自動車損害賠償責任保険基準料率」
※2024年5月執筆時点
自賠責保険の保険料は、軽自動車と普通車で大きな違いはありませんが、軽自動車のほうが若干安くなっています。
軽自動車は、交通事故1件あたりの支払保険金額が少ない傾向があることから、自動車保険(任意保険)の保険料がリーズナブルになっています。
軽自動車は自動車保険がリーズナブルとはいえ、自賠責保険料、税金、ガソリン代など、多くの維持費がかかります。保険料を抑えるために、自動車保険(任意保険)を見直して補償内容の変更や、保険会社を切り換えるのもおすすめです。
たとえば、現時点で代理店型の自動車保険に契約している場合は、通販型(ダイレクト型)の自動車保険に切り替えることで、軽自動車の保険料を抑えられる可能性があります。
軽自動車(自家用軽四輪乗用車)の型式別料率クラスは、2025年1月から7段階になりました。これまで以上に型式ごとに保険料に違いが出るため、保険料の仕組みや見直し方法を理解しておくことが大切です。
資格:CFP
東証一部上場企業で10年間サラリーマンとして勤めるなか、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強を始める。以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間約100件のセミナー講師なども務める。趣味はフィットネス。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。
軽自動車の保険料のほうが、普通自動車の保険料よりもリーズナブルな傾向があります。
軽自動車のほうが車両重量は軽く、保険料が安くなると考えられます。
軽自動車の自動車保険(任意保険)の保険料の相場は、約5万円です(※)。特に、普通車とは年間で2万円以上の差があります。
※保険料は、異動・解約による追加・返戻保険料を加減した金額です
出典元:損害保険料率算出機構「自動車保険の概況」
2025年10月執筆現在
※本記事の内容は特段の記載がない限り、チューリッヒの保険商品ではなく、一般的な保険商品の説明です。
※チューリッヒの自動車保険に関する内容について
本記事内で紹介しているチューリッヒの自動車保険に関する内容につきましては、ご契約の保険始期および契約条件によって、ご契約のお客さまに適用されない場合がございます。
必ずお客さまの保険証券、約款、重要事項説明書の記載などをご確認ください。
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