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自動車保険の走行距離を超えたら保険料はどうなる?

更新日:2025年5月12日

公開日:2024年11月20日

自動車保険の走行距離を超えたら保険料はどうなる?

車の年間走行距離は自動車保険料を算出する要素のひとつです。一般的に、年間走行距離が少ないほど自動車保険料がリーズナブルになります。

車を使用する用途や頻度が変わった場合、年間走行距離を見直すことで、自動車保険料を抑えられる可能性があります。保険会社で契約内容を変更しましょう。

車の走行距離と自動車保険料の関係や、走行距離の確認方法、申告した年間走行距離を超えたらどうなるのかなどご説明します。走行距離にあわせて自動車保険を見直したい方は、参考にしてください。

ポイント

  • 年間走行距離の設定方法は、保険会社によって異なります。
  • 申告した年間走行距離を超えたら、保険会社への連絡が必要です。
  • 年間走行距離は実態に近い数値を申告することが大切です。

目次

自動車保険料と年間走行距離の関係

車の年間予定走行距離は、自動車保険料を決定する要素(リスク細分項目)のひとつです。車を使う頻度や用途によって年間走行距離が変わり、それに応じて保険料も変わります。

年間走行距離が多いということは、そのぶん事故にあうリスクが高いと考えられます。そのため年間走行距離が多ければ保険料が高くなり、少なければリーズナブルになるというしくみです。

自動車保険料の算出方法

チューリッヒのリーズナブルな保険料について詳しくはこちら

年間走行距離の設定方法は、保険会社によって異なります。以下のとおり大きく2パターンあります。

年間予定走行距離を申告するパターン

過去の走行実績などを参考に1年間の予定走行距離を申告し、保険料を算出します。
「普段どのくらいの距離・頻度で車に乗るか」など走行距離の区分や、使用・用途例によって予定走行距離を設定します。
過去の走行実績を参考にするため、あくまでも予定の走行距離です。
このパターンの設定方法は、一般的に通販型(ダイレクト型)自動車保険に多いです。チューリッヒの自動車保険も、被保険自動車の年間予定走行距離で設定します。

過去1年間の年間走行距離を基準に保険料を決めるパターン

過去1年間の走行距離を基準に保険料を決める場合、初年度は保険会社の基準で走行距離と保険料を設定します。

翌年度以降は、総走行距離がわかるオドメーターの数値を入力します。過去1年間の走行距離が、その年の年間走行距離として反映されるしくみです。

年間走行距離の区分と決め方

年間走行距離・使用用途(通勤・通学使用)

チューリッヒの場合、年間予定走行距離の区分と使用・用途例は以下のようになっています。

走行距離区分 使用・用途例
〜3,000km以下 あまり使用しない(休日の買い物など)
3,000km超〜5,000km以下 休日の使用(買い物やレジャーなど)
5,000km超〜10,000km以下 休日の使用(時々の長距離ドライブ)
毎日の使用(近距離の通勤など)
10,000km超〜15,000km以下 ほぼ毎日の使用
15,000km超〜 ほぼ毎日、長距離で使用

使用・用途例はあくまで目安です。過去1年間の走行距離や、普段の車の用途を踏まえて申告することになります。
「休日の買い物でしか車に乗らない」という方であれば「〜3,000km以下」を選びましょう。
通勤時のみ乗る方であれば、「家と職場が往復10kmの場合、20日勤務で10km×20日として月200kmの走行となるため、年間で2,400kmになる」といった計算をします。

保険期間中に、契約内容の変更を行うことは可能です。申告時点の走行距離を超えたり下回ったりしてはいけないということはありません。

走行距離の申告では転職や引越しの予定を考慮する

年間走行距離・使用用途(業務使用)

1年間の走行距離を予測して申告する場合は、1年以内のイベントを考慮しましょう。1年以内に、転勤や引越しがあったり、働き方がオフィス勤務から在宅勤務になったりする場合、年間の走行距離に変化があるかもしれません。

たとえば、これまで通勤で月1,000km程度運転していた場合、年12,000km程度と想定できます。しかし、転職して徒歩通勤に変わる場合、年間走行距離が12,000kmを下回ることも考えられるでしょう。この場合、走行距離の区分が変わる可能性があります。

区分が変われば保険料も変わる可能性があるため、1年間で発生するイベントを考慮し、できるだけ正確に予測をして申告するとよいでしょう。

年間走行距離を超えた(オーバーした)ら保険料はどうなる?

年間走行距離を超えた(オーバーした)場合と、申告した走行距離よりも少なかった場合における保険料をご説明します。

申告した走行距離を超えた場合

引越しや通勤、通学の変更などで、車の使用目的や年間予定走行距離が変わった場合は、契約内容の変更手続が必要となります。

保険会社によっては、申告した走行距離を上回った状態で変更手続きがないまま事故にあうと、保険金の支払いに影響する場合があります。

チューリッヒでは、年間予定走行距離の変更手続きがインターネットでも可能です。(一部引受けできない条件がありますのでご注意ください)
年間予定走行距離の変更に伴い、追加・返還保険料が発生する場合があります。

申告した走行距離を超えた場合

チューリッヒの自動車保険の年間予定走行距離の変更手続きについてはこちら

ちなみに、過去1年間の走行距離を基準に保険料を決めるパターンは、走行距離を超えた場合でも契約年の保険料を追加で支払う必要はありません。
ただし、自動車保険を更新する際は前年の実際の走行距離に応じて保険料が計算されるため、大幅にオーバーすれば、保険料が高くなる可能性があります。

申告した走行距離より少なかった場合

「3,000km超〜5,000kmの区分で申告したけれど、実際には2,000kmしか乗らなかった」といったように、申告した内容より実際の走行距離が少なくなることもあるでしょう。申告内容より少なかった場合でも、保険料は原則返還されません。
保険期間中に申告した距離よりも実際に走行した距離が明らかに少ない場合は、契約内容の変更手続をしましょう。

車の年間走行距離の調べ方

走行距離を計測するための計器には「オドメーター」と「トリップメーター」があります。
総走行距離はオド(ODO)メーター、区間走行距離はトリップメーターと呼ばれる計器でそれぞれ測定可能です。
いずれも年間走行距離自体を計測できるわけではありませんが、年間走行距離の目安を計測することが可能です。

オドメーターの走行距離の確認方法

オドメーターとは、車の総走行距離を示すメーターです。現在の走行距離を確認する場合は、車の「オドメーター」を確認しましょう。

オドメーター

オドメーターは、車が完成した時点から走行した距離を計測し続けます。
数値をリセットできないため、通常は表示されている数値がそのまま総走行距離となります。
「◯km」と表示されていますので、自動車保険の開始日にオドメーターの数値をメモしておけば、1年後の年間走行距離を確認できます。

車の走行距離の調べ方。オドメーターの見方について詳しくはこちら

トリップメーターの走行距離の確認方法

トリップメーターとは、車の区間走行距離を表示するメーターです。オドメーターとは異なり、任意のタイミングでリセットできます。

トリップメーター

出発前にトリップメーターをリセットし、目的地についた時点で走行距離を確認すれば、目的地までの距離がわかります。1ヵ月・1年間の走行距離を知るには、トリップメーターを確認しましょう。

通勤だけではなく買い物や送迎、レジャーなどさまざまな用途で車を利用する方の場合、「月の走行距離×12ヵ月」という単純計算では、想定より多くなることがあるかもしれません。具体的な走行距離を知りたい場合は、トリップメーターを使うのがおすすめです。

使い方は車種によって異なりますが、ボタンなどを押すとトリップメーターがリセットされて0kmになります。たとえば月初にリセットし、翌月の月初に数値を確認すれば1ヵ月間の走行距離がわかるというしくみです。再度リセットするまで、0kmにならない点に注意しましょう。

走行距離の虚偽申告は告知義務違反になる

走行距離の虚偽申告は告知義務違反になる

一般的に走行距離が少ないほど、保険料がリーズナブルになります。しかし、保険料を安くしたいからといって、偽って申告をすると告知義務違反となる点に注意しましょう。

告知義務違反となれば、事故の際に補償が受けられなくなります。走行距離の申告に誤りがあった場合や申告した走行距離と実際の距離に大きな差がある場合、故意ではなくても虚偽申告とみなされることがあるため注意が必要です。

告知義務違反となった場合、事故時に保険金が支払われないだけではなく、契約が解除されることもあります。走行距離を申告する際には、オドメーターで、正確な距離を確認しましょう。車の使用方法や距離が大きく変わったときは契約内容を変更できるため、保険会社に相談してください。

告知義務違反すると保険金は支払われない?

自動車保険の年間走行距離についてまとめ

年間走行距離は実態に近い数値を申告しよう

自動車保険は、年間走行距離が多いほど保険料が高くなるしくみです。申告する際はオドメーターやトリップメーターを確認して、正しい走行距離を申告しましょう。

「自動車保険料が高い」と悩んでいる方は、契約内容の見直しをするのもひとつの方法です。走行距離を少なく見積るのではなく、「他の要素で保険料を抑えられないか」という観点で確認しましょう。

金子 賢司
金子 賢司

年間走行距離に応じて保険料が変動する自動車保険は、走行距離が多いほうが、事故発生率が高いという考えに基づいて保険料が高めに設定されています。あまり車に乗らない方は、走行距離が少なく保険料が安くなる可能性があります。

自動車保険における走行距離に関するよくあるご質問

Q自動車保険で申告した走行距離を超えたら(オーバーしたら)どうなりますか?
A

申告時の走行距離から超えた場合、契約内容の変更手続が必要となります。保険料を追加で支払う場合もあります。

またチューリッヒでご契約されているお客さまで、使用目的や年間予定走行距離の変更を行いたい場合は、こちらを参考にしてください。

Q自動車保険で申告した走行距離よりも実際の走行距離が少なかったらどうなりますか?
A

実際の走行距離が告知内容より少なかった場合でも、保険料は原則返還されません。
保険期間中に申告した距離よりも実際に走行した距離が明らかに少ないとわかった場合は、契約内容の変更手続をしましょう。

※本記事の内容は特段の記載がない限り、チューリッヒの保険商品ではなく、一般的な保険商品の説明です。

※チューリッヒの自動車保険に関する内容について
本記事内で紹介しているチューリッヒの自動車保険に関する内容につきましては、ご契約の保険始期および契約条件によって、ご契約のお客さまに適用されない場合がございます。
必ずお客さまの保険証券、約款、重要事項説明書の記載などをご確認ください。

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