更新日:2022年10月4日
公開日:2017年10月25日
車の中に鍵を入れたままロックがかかってしまう状態をインロック(インキー)と呼びます。
インロックや鍵の紛失をしたときにスペアキーがない場合は、車の解錠をしてもらうための対処が必要です。
JAFの会員ではない場合や、鍵業者に依頼した場合は費用がかかりますが、自動車保険のロードサービスであれば無料で対応してもらえる可能性があります。
万が一の事故や日常における車のトラブルに備えて、自動車保険の補償内容を確認しておきましょう。
「インロック」とは車の中に鍵を入れたまま施錠してしまい、ドアを開けられない状態を指します。同じ意味で「インキー」と呼ばれることもあります。
インロック(インキー)や鍵の紛失により車を開けられなくなってしまったときは、状況に応じて以下の業者などへ連絡が必要です。
それぞれの連絡先の特長や連絡するべきケースの一例などをご説明します。
加入している自動車保険でロードサービスを使える場合は、保険会社で対処が可能です。サービス内容によっては、車の解錠に加えて合鍵作成も同時に行ってもらえることがあります。
自動車保険のロードサービスは、インロックや鍵紛失の他にも、バッテリー上がりやタイヤのパンクなど、さまざまな車のトラブルに対応しています。無料で利用できるケースも多いので、加入している保険会社の補償内容を確認しておきましょう。
JAFのロードサービスもインロックなどの車のトラブルに対応しており、会員であれば無料で対応してもらえることが可能です。非会員でも対応可能ですが、費用がかかります。高速道路や夜間・早朝の場合など、場所や時間によっては2万円以上かかるケースもあります。
混雑時は会員が優先になるため、非会員でサービスを受けられない場合は、他の方法を検討しましょう。
鍵のトラブルに特化した鍵業者に連絡して対処してもらうことも可能です。自動車保険のロードサービスが有料の場合や、JAF会員でない場合は、鍵業者と料金を比較して選ぶのもよいでしょう。
鍵業者の対応エリア内であれば、即時対応を受けられる可能性があります。すぐに車を移動させる必要があるときや、急いでいる場合におすすめです。
車を購入したディーラーや販売店が、インロックや鍵紛失に対応しているケースもあります。ただし、ロードサービスや鍵業者に比べて時間がかかる可能性があります。
また、一部の輸入車やスマートキーなどの特殊な鍵は、ディーラーでしか対応できない可能性もあります。スマートキーや純正のスペアキーを再作成する必要がある場合は、時間に余裕があるならディーラーや販売店に連絡してみましょう。
すぐに対処が必要となるような緊急時には、消防署に連絡しましょう。たとえば、車内に子どもが閉じ込められてしまったときや、交通事故などの二次災害が想定されるときなどがあげられます。ただし、あくまでも緊急時に限る方法なので、みだりに連絡しないことが前提です。
インロックや鍵の紛失時にかかる費用は、車種や依頼先によって異なります。おおよその相場は8,000円〜20,000円程度ですが、状況によってはさらに高額になることも考えられます。
万が一の際に対処費用を抑えるには、以下の方法を認識しておきましょう。
それぞれ詳しくご説明します。
自動車保険に付帯されているロードサービスを活用すると、無料でさまざまなサービスを受けられるケースがあります。
無料で鍵の解錠と合鍵作成をしてもらえるなど、保険会社によってロードサービスの内容は異なります。加入前には、おもに以下の項目をチェックしておきましょう。
自動車保険は契約対象の車であれば、契約者本人だけでなく家族もロードサービスを利用できるところがポイントです。
JAFの会員になると、インロックの際に無料で対応してもらうことができます。入会費2,000円、年会費4,000円となります。(2022年8月執筆現在)
自動車保険とサービス内容が重複していないか、事前の確認が必要です。
自動車保険は車に対して契約するのに対し、JAFは人が会員になります。家族に車を貸している場合、家族会員でなければ無料でロードサービスを使えないため注意しましょう。
インロックが起きてしまった後の対処方法を知るだけでなく、未然に防ぐための対策をすることが重要です。インロックを予防する方法として、以下の3つを心がけましょう。
インロックが起きる原因として、鍵を入れたカバンを車の中に置いた状態でロックしてしまうケースが多く見られます。鍵をポケットなどに入れて常に持ち歩くことで、車の中にだけ鍵がある状態を防ぎやすくなります。
一般的なスマートキーは、車内に鍵があればロックが閉まらない仕様になっているものが多いです。電池切れになるとこの機能が失われてしまうため、電池交換をこまめに行うことが大切です。電池の寿命は車の使用頻度や状況によって異なりますが、1〜2年程が目安と言われています。
万が一の事態に備えて、スペアキーを持ち歩く方法もあります。たとえば、遠方に旅行に出かけるときなど、ホテルに置いておくカバンの中にスペアキーを入れておくと安心です。ただし、持ち歩く場合はスペアキー自体をなくしてしまわないように注意しましょう。
インロックや鍵紛失などによる車のトラブルは、自動車保険のロードサービスで対処できる場合があります。自動車保険に加入する際は、補償内容やロードサービスの充実度も確認しておきましょう。
チューリッヒのスーパー自動車保険のロードサービスでは、インロック時の解錠・合鍵作成はもちろん、ガス欠・インロック時の対応を無料(※)で受けられます。全国のサービス拠点から24時間365日現場へ急行するため、万が一の事故や日常における車のトラブルの備えにおすすめです。
インロック時の備えや自動車保険の加入をお考えの方は、ぜひチューリッヒをご検討ください。
※保険期間中1回のみ利用可能
※スーパー自動車保険をご契約のお客さまに限ります。
スマートキーが増えてきていますが、インロックになる可能性はゼロではありません。イモビライザーキーでインロックをした場合、保険会社によっては対応不可、あるいは有料になることがあるので、事前に確認しておきましょう。
資格:CFP
東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強を始める。以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はフィットネス。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。
車を傷つける恐れがあるため、自力での開錠はおすすめしません。ロードサービスや専門業者に対処してもらいましょう。
原則としては現地での対応となります。また、合鍵の作成ができない場合は、開錠のみ行い移送が必要になるケースもあります。
※本記事の内容は特段の記載がない限り、チューリッヒの保険商品ではなく、一般的な保険商品の説明です。
※チューリッヒの自動車保険に関する内容について
本記事内で紹介しているチューリッヒの自動車保険に関する内容につきましては、ご契約の保険始期および契約条件によって、ご契約のお客さまに適用されない場合がございます。
必ずお客さまの保険証券、約款、重要事項説明書の記載などをご確認ください。
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