更新日:2023年5月22日
公開日:2015年10月21日
はじめて車を所有する方のなかには、任意保険の必要性や自賠責保険との違いがわからない方もいるでしょう。
任意保険とは、車の所有者や運転者が任意で加入する自動車保険であり、自賠責保険でカバーできない部分を補う保険のことです。
任意保険に加入する際は、補償内容や保険料の決まり方などを把握したうえで、自分のライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。
任意保険の必要性や補償内容、加入する方法などをわかりやすく説明しています。任意保険の加入を検討する方は、ぜひ参考にしてください。
任意保険とは、加入するか否かを運転者自ら選択できる自動車保険です。自動車保険には「自賠責保険」と「任意保険」の2種類があります。
自賠責保険はすべての運転者に加入が義務付けられている強制保険とも呼ばれています。任意保険は自賠責保険でカバーできない部分を補うための保険であり、契約する保険会社や補償内容は運転者が選択できます。
それぞれの違いについて、「任意保険と自賠責保険の違い」で説明しています。
自賠責保険とは、交通事故/自動車事故による被害者を救済するための法律に基づいた保険です。おもに対人賠償を確保することを目的としており、自動車やバイク(原付を含む)など、公道を走るすべての車両に対して加入が義務づけられています。
自賠責保険では、自動車の人身事故において相手がケガ・死亡した場合、後遺障害が残る場合に補償対象となります。
相手への補償 | ケガ・死亡 | ◯ |
---|---|---|
後遺障害 | ◯ | |
車・物 | × | |
自分への補償 | ケガ・死亡 | × |
後遺障害 | × | |
車・物 | × |
たとえば、以下のものは自賠責保険の補償対象となりません。
自賠責保険について、詳しくは以下の記事で説明しています。
任意保険と自賠責保険では、加入義務、補償範囲、保険料が異なります。
冒頭でもご説明したように、任意保険は加入が任意であり、自賠責保険は加入が強制されている点が大きな違いです。
自賠責保険は相手への補償のみですが、任意保険では自分自身のケガや車の他、事故により破損させてしまったモノなど、自賠責保険でカバーできない部分を補います。
また、自賠責保険の保険料は被保険者(保険を契約した本人)の年齢や車種などに問わず一定ですが、任意保険は被保険者の年齢や補償内容など、さまざまな要因で保険料が変わります。
自動車保険においては自賠責保険の加入が強制されているため、その他に任意保険に入る必要性がわからなかったり、加入を迷ったりする方もいるでしょう。
自賠責保険の補償対象は相手のみであり、事故にあった際に自分や同乗者のケガ、車の故障などは補償されません。そこで、任意保険に加入していれば、自分や同乗者のケガ、車の故障にも備えられます。
死亡・後遺症の場合は、自賠責保険で受けられる保険金以上の多額の賠償金が必要になる可能性もあるため、自分でお金を用意する必要が出てきます。具体的には、以下の事例が考えられます。
任意保険に加入することで、このような事態にも備えられます。
任意保険は自賠責保険のように加入が法律で定められているわけではなく、加入するか否かは車の所有者が決められます。2021年度の任意保険の加入率は75.1%(※)と発表されています。
任意保険に加入していない場合、どのようなリスクがあるのでしょうか。
たとえば、事故で自分や同乗者がケガを負ったときやモノにぶつかったとき、車が破損したときには補償を受けられません。事故の状況によっては、自分のケガの治療費だけでなく、一緒に乗っていた家族や友人の治療費、相手の車の修理代など、さまざまな費用が必要になります。
任意保険に加入していないと、これらの費用を自分で用意する必要が出てきます。リスクを把握したうえで少しでも不安がある場合は、任意保険に加入して備えておくほうがよいでしょう。
任意保険は、基本補償と特約で構成されています。基本補償をベースに必要な特約をオプションとして追加していくため、補償範囲や補償金額を自分で選択することが可能です。
補償の必要性や毎月支払える保険料の予算に応じて自分に合う補償内容を設定できます。
ここでは、一般的な任意保険の補償内容を説明します。
対人賠償保険とは、自分が運転しているときに、他人をケガ・死亡させ、損害賠償責任を負った場合の補償です。自賠責保険で補償される限度額を超える損害賠償額に対して保険金が支払われます。
対人賠償保険が補償されるケース
対物賠償保険とは、相手の車やバイクといった車両、モノを壊してしまった場合の補償です。家や店舗の他、ガードレールや信号機も補償の範囲となります。
対物賠償保険が補償されるケース
人身傷害保険とは、車の運転をしているときに自分がケガ・死亡した場合の補償のことです。
事故の被害者になったときに、示談交渉が長引くことは少なくありません。人身傷害保険に加入していれば、治療費や事故により働けなくなったことで発生した損害、精神的苦痛に対してなどの総被害額が、示談交渉を待たずに支払われます。
人身傷害保険が補償されるケース
人身傷害定額払保険とは、事故によりケガや死亡した際に、あらかじめ定められた保険金が支払われる補償です。入院や通院をしたとき、合計日数に応じて定額が支払われます。
人身傷害保険とも似ていますが、それぞれの違いは補償範囲です。人身傷害保険では治療費、通院交通費、休業損害が範囲となりますが、人身傷害定額払保険は、入院や通院の合計日数に応じた保険金が支払われます。
人身傷害定額払保険が補償されるケース
搭乗者傷害保険とは、搭乗者(運転者と同乗者)が車の事故によりケガや死亡してしまった場合の補償です。搭乗者傷害が補償範囲となっている場合は、人身傷害保険とは別に補償されます。
搭乗者傷害保険が補償されるケース
無保険車傷害保険とは、事故をした相手に治療費などの支払い能力がない場合でも、保険会社が代わりに補償してくれる保険のことです。
自分が任意保険に加入していても、事故の相手が加入しているとは限りません。相手が任意保険未加入の場合、治療費や休業損害などの補償が自賠責保険の限度を超えると、超過分を保険金として受け取れます。
無保険車損害保険が補償されるケース
車両保険とは、事故により車が破損した場合の修理代を補償する保険です。車両保険の補償内容は保険の種類により異なります。幅広い事故に対応した一般的なタイプと、一部の事故のみに限定されたタイプがあります。
チューリッヒでは一般的なタイプを「ワイドカバー型(一般条件)」、一部の事故のみに限定された事故のみ補償されるタイプを「限定カバー型」と呼んでいます。
限定カバー型のほうが保険料を抑えられますが、当て逃げには対応していないなど、補償内容が限られます。万が一のために備えたい場合はワイドカバー型、少しでも保険料を抑えたい場合は限定カバー型など、補償内容と保険料のバランスを見て選択していきましょう。
自動車保険の「特約」とは、任意保険に付けられるオプションのようなものです。任意保険は、基本補償と特約の2つで構成されており、基本補償に必要な特約を付けることで補償内容が充実します。
チューリッヒの場合の基本補償と特約は以下です。
チューリッヒの任意保険 | |
---|---|
基本補償 | 特約 |
※1 保険始期日が2022年1月1日以降のご契約に付帯されます。 |
|
基本補償には、自分や同乗者、相手のケガや車の修理代をカバーするものが該当します。また、特約を付帯するとその分保険料は高くなりますが、万が一のために備えておきたい人は特約の付帯も検討しておきましょう。
特約の一部についてご説明します。
対物超過特約とは、対物賠償保険で補償する事故で相手方の車に時価額を超える修理費用が発生したときの補償です。時価額とは、現在その車を売却した場合に得られる見込み額のことです。
基本補償に含まれる「対物賠償保険」では、相手の車の時価額を超える修理費用に対しては保険金が支払われません。対物超過特約を付帯することで、超過分の修理費用も補償されます。超過分の修理費用を求めてトラブルが発生することに備えて、特約で付帯することも検討のひとつです。
対物超過特約が補償されるケース
車内身の回り品特約とは、車両保険では補償範囲外の、車に積んでいた荷物などの損害に対する補償です。たとえば、トランクに積んでいたゴルフクラブ、車内に積んでいたスキー板やスノーボード、サーフボードなどが対象です。
車内身の回り品特約が補償されるケース
傷害特約とは、車に乗っていないときのケガを補償してくれるものです。被保険者本人以外にも、本人と配偶者、配偶者+子ども+同居する親族までカバーしてくれるものもあります。
傷害特約が補償されるケース
原付特約(原付特約)とは、任意保険に加入している人が付帯できる特約です。125cc以下の原付を運転中に事故を起こし、他人にケガや死亡させたり、モノを壊したりしたときに保険金が支払われます。
バイク保険とは異なり、自賠責保険で賄えない部分を、ファミリーバイク特約でカバーすることも可能です。バイク保険よりも保険料を抑えられるので、125cc以下の原付を運転する家族がいる方に向いています。
注意点として、排気量が125ccを超えるバイクはファミリーバイク特約が利用できません。補償範囲は限られるので、バイクに乗って遠出をする方、バイクに乗る頻度が高い方は、バイク保険に加入するのがおすすめです。
ファミリーバイク特約が補償されるケース
弁護士費用等特約とは、事故やトラブルが起きたとき、弁護士費用や訴訟費用に対して補償を受けられる特約です。
事故により補償対象の人がケガや死亡をしたときや、物を壊された際に、相手に損害賠償を請求するために利用できます。
弁護士費用等特約が補償されるケース
個人賠償責任補償特約とは、他人をケガさせたり、他人のモノを壊したりしたときに発生する損害賠償金を補償するものです。
個人賠償責任補償特約が補償されるケース
ファミリーケア特別見舞金特約は、「人身傷害定額払保険」「搭乗者傷害保険で死亡保険金」「後遺障害保険金(後遺障害1等級から3等級まで)」が支払われる場合に、1名につき100万円を支払う保険です。
記名保険者だけでなく、配偶者、配偶者の父母または子どもに対して補償を受けられます。
ファミリーケア特別見舞金特約が補償されるケース
他車運転特約とは、レンタカーや台車など、他人の車を運転する際に起こしてしまった事故を補償する保険です。保険会社によっては他車運転特約が基本補償となっているケースもあります。
自動車保険の基本補償は、契約者以外の車を運転していて事故を起こした場合、補償の対象となりません。
たとえば、任意保険に加入している友人の車を借りて運転したときに事故を起こしてしまった際は補償を受けられないのです。他車運転特約を付帯していれば、この場合も自分が加入している自動車保険で補償されます。
他車運転特約が補償されるケース
ご説明した特約の他にも、以下のようなさまざまな特約があります。
なかには、保険会社独自の特約を設けていることもあります。
特約は、基本補償でカバーしきれない範囲を補うものです。加入する保険会社を検討する際には、特約を比較して、自分のライフスタイルに適した補償内容がある保険を選ぶとよいでしょう。
任意保険に加入すると、基本補償や特約による補償を受けられること以外にも、さまざまなサービスを受けられます。
たとえば、車の故障などトラブルに対応してくれる「ロードサービス」は便利なサービスのひとつです。トラブルや故障の際に、レッカー車が来てくれたり、その場で修理対応をしてもらえます。
ロードサービスの内容は保険会社により異なり、一部有料となるケースもあります。
ここでは、チューリッヒのスーパー自動車保険におけるロードサービスの内容をご説明します。
バッテリー上がりやパンクなど、事故以外のトラブルでもその場で修理対応を行います。
たとえば、以下のような状況の際にロードサービスが利用できます。
このような万が一の事態に備えられるので、トラブルの際の不安を軽減できるでしょう。
事故や故障のトラブルにより車が自力で走行不能になった場合、100kmまで無料のレッカーサービスを手配します。
さらに移動困難になった際の緊急措置サポートも併せて提供します。
詳細はこちらをご確認ください。
任意保険に加入する場合、契約する保険会社と補償内容を決める必要があります。任意保険を選ぶときは、以下4つの手順で選んでいきましょう。
任意保険に加入するにあたって、保険会社を選ぶ必要があります。保険会社には「通販型」と「代理店型」の2種類があるので、それぞれの特長を知っておくことが大切です。
通販型 | 代理店型 | |
---|---|---|
加入方法 | インターネット・電話で加入 | 代理店に来店し、対面式で加入 |
時間 |
パソコンやスマートフォンから 24時間申込み可能 |
代理店の営業時間内のみ |
保険料 | 代理店型よりもリーズナブルな傾向 | 通販型よりも保険料が高い傾向 |
補償内容の選び方 |
自分で調べて選ぶ 保険会社に電話で確認することも可能 |
担当者と相談して選ぶ |
事故対応 | ロードサービスが充実している |
ロードサービスは標準的 (保険会社によっては通販型並みに充実しているところもある) |
向いている人 |
|
|
通販型は店舗をもたない保険会社のことであり、インターネットや電話で加入できます。代理店型は、保険代理店を通して加入できる保険会社のことです。保険会社のスタッフと対面で相談しながら加入します。
通販型の自動車保険は、店舗を持たない分、代理店と比べて保険料がリーズナブルな傾向があるため、保険料を抑えたい人におすすめです。
補償内容に代理店型と大きな違いはなく、補償内容が劣っているといったことはありません。インターネット割引がある保険会社を選べば、さらに保険料を抑えられます。
任意保険を選ぶときは「補償内容を充実させたいか」もしくは「保険料を抑えたいか」のいずれかで、重視したいポイントを考えることが大切です。
どのような事故やトラブルを補償範囲に含めるか、補償内容ごとの金額設定や、無理なく毎月支払える保険料はいくらかなどを目安に考えるとよいでしょう。
保険料をできるだけ抑えたい方は、不要な補償は付けないことや、受け取れる保険金を最低限の金額に設定することがよいでしょう。
任意保険には、基本補償にオプションで特約を付けられます。特約を付けると補償内容が充実するので、運転中以外の日常的なトラブルをサポートしたい方にはおすすめです。
ただし、特約を付けるとその分保険料が上がります。少しでも保険料を抑えたいのであれば、特約はなしにしたり、最低限に抑えたりなど、保険料と補償内容のバランスを見て決めることが大切です。
ロードサービスは自動車保険で利用できる一般的なサービスですが、保険会社によって補償内容はさまざまです。事故だけでなく車が故障した際にも利用できるので、充実した補償を受けられる保険を選ぶことで、万が一のトラブルに備えられます。
たとえば、レッカー車の移動距離に限らず無料で利用できる保険会社もあります。加入を検討している保険会社が複数あるなら、ロードサービス内容を比較してみるのもよいでしょう。
任意保険の保険料は、車種、車両保険の有無、被保険者や家族の年齢、等級、年間走行距離といったさまざまな要素により決まるため、一概にはいえません。
なかでも、運転者の年齢と車両保険は保険料に大きく影響します。運転者年齢条件が上がるほど保険料を抑えられるので、自分や家族が誕生日を迎えて運転者の年齢が変わったときは運転者条件の見直しを行いましょう。
車両保険は「ワイドカバー型」と「限定カバー型」どちらに加入するか、そもそも加入しないのかによって保険料は大きく変わります。
なお、各保険会社のウェブサイトで見積りを取ることも可能です。年齢や車両保険を含む条件を入れると、詳細な保険料を確認できます。いくつかの保険会社で見積りを取り、保険料・補償内容を比較してみるとよいでしょう。
他の保険会社からチューリッヒに乗り換えて契約する場合の自動車保険の保険料例の相場(平均)の一例をご紹介します。
ご自身の契約内容や保険料の参考にしてください。
契約内容・詳細条件はこちら
任意保険に加入すると毎月保険料を払う必要が出てくるため、できるだけ負担を抑えたいと考える方もいるでしょう。
任意保険の保険料を抑えるには、保険会社の割引制度を活用することも大切です。ここでは、チューリッヒの場合の割引制度を説明します。
インターネット割引とは、インターネット上で自動車保険の申込みをすることで適用される割引のことです。新規申込のときだけでなく、2年目以降の継続手続きでも割引が適用されることがあります。
インターネットで新規・継続契約することに加えて、保険証券や領収書の受け取りを「不要」とすることで割引になることもあります。保険に関する情報は、スマートフォンやパソコンから確認できるので、紙の書類がなくても問題ない場合は設定してみましょう。
なお、電話での手続きではインターネット割引の対象外となることがあるので、スマートフォンまたはパソコンから申込みをする必要があります。不明点があれば、保険会社のウェブサイトや問合わせするなどして、契約前に確認しておきましょう。
e証券割引(e割)は、インターネットで新規または継続の契約を、保険証券、異動・解約承認書および領収証が不要で手続きをした場合に適用される割引です。
当社では、e証券割引を適用した場合、500円割引となります。※ご契約後、お客さまからのご請求に基づき保険証券、異動・解約承認書および領収証を発行する場合、追加保険料(500円※2)が発生します。
※1
クレジット分割払い(当社11回払い)でご契約の場合は年間で480円割引となります。
※2
クレジット分割払い(当社11回払い)でご契約の場合は最大500円の追加保険料が発生します。
早期契約割引(早割)は、特定の期日以前に契約手続きをすれば保険料を割引する制度です。
当社では、保険契約始期日より45日以上前に契約申込みをされた場合、年間保険料が500円割引※になります。
※
クレジット分割払い(当社11回払い)でご契約の場合は年間で480円割引となります。
新車割引とは、保険会社が定める条件を満たす新車を購入した場合に適用される割引制度です。たとえば、「初度登録年月から49ヵ月以内の自動車」などの条件を満たす必要があります。
なお、初度登録年月とは運輸支局または軽自動車検査協会で登録申請したときであるため、車を購入した年月とは異なります。初度登録年月は車検証に記載されているので確認してみましょう。
エコカー割引とは、保険会社が定める低公害車を対象とした割引のことです。低公害車とは、燃費性能や環境性能に優れた車を指し、電気自動車やハイブリッド自動車などが当てはまります。
保険始期日により対象車種が異なるので、確認してみましょう。
自動ブレーキ割引とは、前方の障害物との衝突を避けたり、衝突時に速度を落としたりする装置が搭載された車種を対象とした割引制度です。
自動ブレーキとは、車に搭載した先進安全装置のうち、AEBという自動ブレーキ装置(衝突被害軽減ブレーキ)を指します。
割引が適用されるためには、装置が搭載されている車種であることに加えて、発売後から一定期間内の型式であるなど条件があります。
所有する車に自動ブレーキ装置がついているか不明なときは、メーカーのウェブサイトにあるカタログで確認してみましょう。
ゴールド免許割引とは、ゴールド免許保持者が受けられる割引です。契約時にブルー免許で、契約期間中にゴールド免許になった場合、次回継続契約時にゴールド免許割引が適用されます。
また、契約時にゴールド免許割引が適用されていたとしても、契約期間中に違反があり免許証の色が変わった場合は、保険の更新手続き後、割引が適用されなくなる場合があります。
セカンドカー割引とは、2台目以降の車で任意保険に加入し、条件を満たすことで、等級が通常より1つ上の7等級からスタートする割引制度のことです。セカンドカー割引を適用するためには、被保険者が加入している車が11等級以上であるなど条件があります。
任意保険の等級とは「ノンフリート等級」と呼ばれるものであり、保険料の割増引率を決めるための区分を指すものです。1〜20等級まであり、初めて任意保険に加入したときは6等級からスタートします。
1年間事故がないと等級が1つ上がり、事故により保険金を受け取ると等級は下がるしくみです。事故の内容によって「1等級ダウン事故」「3等級ダウン事故」に分類されます。
1等級ダウン事故
3等級ダウン事故
また、事故を起こしても等級に影響しない「ノーカウント事故」と呼ばれるものもあります。たとえば、自分に過失のない事故で相手が加入する任意保険から補償された場合はノーカウント事故となり、等級は変わりません。
任意保険に加入する方法は、通販型と代理店型のどちらを選ぶかにより異なります。通販型の場合はインターネットや電話、代理店型の場合は車を購入した店舗や代理店で手続きを行います。
任意保険に加入する場合は、納車までに手続きを済ませて、補償が開始される「保険始期日」と「納車日」を同一にすることが一般的です。
納車と同時に補償が開始されれば、販売店から自宅に帰るときに事故を起こした場合も補償されます。なお、任意保険の加入には車検証が必要になるので、納車前に加入する場合は車検証のコピーを用意してもらいましょう。
保険始期日は、代理店型で契約した場合は最短で申込当日、インターネットや電話で加入する通販型であれば最短で申込み翌日に設定できます。保険会社によっては、保険始期日に数日かかることもあるので、余裕を持って申込みすることが大切です。
チューリッヒの自動車保険は、パソコンやスマートフォンから簡単に見積りを取れますので、ぜひご検討ください。
相手車の修理代が時価額を超えた場合の「対物超過特約」など、特約はさまざまな場面で活躍します。自動車保険に加入する際は、各特約も十分検討しましょう。
資格:CFP
東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強を始める。以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はフィットネス。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。
任意保険と自賠責保険の違いは、加入義務と補償内容です。任意保険は加入が任意ですが、自賠責保険は加入が法律で定められています。
任意保険の補償内容は、自分のケガや自分、相手の車やモノの破損を補償するなど幅広く設定できますが、自賠責保険は相手のケガに対する補償のみとなっています。
交通事故を起こした場合、自分や同乗者のケガの治療費や車の修理代、壊したモノの賠償金などが必要になる可能性があります。任意保険に未加入の状態で事故を起こした場合、これらの費用を自身で賄わなければなりません。自賠責保険は相手の死亡・ケガに対してのみの補償となるため、任意保険で備えておくことが大切です。
保険会社が用意しているインターネット割引などの各種割引制度を利用することで、保険料を抑えることは可能です。
また、補償内容に対して保険料がリーズナブルな保険会社に乗り換えることもおすすめです。通販型の保険会社は代理店型の保険会社と比較してリーズナブルな傾向があります。
※本記事の内容は特段の記載がない限り、チューリッヒの保険商品ではなく、一般的な保険商品の説明です。
※チューリッヒの自動車保険に関する内容について
本記事内で紹介しているチューリッヒの自動車保険に関する内容につきましては、ご契約の保険始期および契約条件によって、ご契約のお客さまに適用されない場合がございます。
必ずお客さまの保険証券、約款、重要事項説明書の記載などをご確認ください。
インターネットから申し込むと、
初年度最大21,000円割引