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自動車保険の基礎知識と初めての入り方

更新日:2024年4月12日

公開日:2021年4月19日

自動車保険の基礎知識と初めての入り方

自動車保険は、運転中の思わぬ事故によって発生した損害を補償してくれる保険です。しかし、数ある自動車保険のなかから自分に合った自動車保険を選ぶことは難しいでしょう。

そこで、特に初めて自動車保険への加入を検討している方に向けて、自動車保険の種類や必要性、選び方、入り方などの自動車保険の基礎知識をご説明します。

ポイント

  • 自動車保険には、自賠責保険(強制保険)と自動車保険(任意保険)の2つがあります。
  • 自動車保険の任意保険は、自賠責保険で補いきれない部分をカバーする保険です。
  • 自動車保険は、基本補償をベースに必要な特約を組み合わせて契約します。
  • 自動車保険は、「代理店型」と「通販型(ダイレクト型)」に大別され、特長や加入方法(入り方)が異なります。

自動車保険(任意保険)の基礎知識

自動車保険(任意保険)は、運転中の思わぬ事故によって発生した損害を補償してくれる保険です。

自動車保険に加入していれば、交通事故により相手を死傷させたり、車や物を破損させたりして多額の損害賠償が請求された場合に対応でき、安心です。

自動車保険は、自動車の運転免許が取得可能な18歳から加入できます。

自動車保険の種類

自動車保険には、必ず加入しなければならない「自賠責保険」と任意で加入する「任意保険」があります。自動車保険の基礎知識として、両者の違いを理解しましょう。

自動車保険の分類

自賠責保険(強制保険)

自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)は、すべての自動車に加入が義務付けられているため「強制保険」とも呼ばれます。自賠責保険に加入せずに車を運転した場合は、1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられ、さらに免許停止処分となるため、自動車を購入した際は必ず加入しましょう。

また、自賠責保険の証明書は車内に保管しておかなければならず、携帯していなかっただけでも30万円以下の罰金が科せられます。

自賠責保険は交通事故による被害者の救済が目的のため、補償されるのは自動車の運行で相手を死傷させた人身事故による相手方のケガの損害のみです。

他人の車や家、店舗などに損害を与えた場合や、自身が負傷した場合などは補償されないため、注意が必要です。

自賠責保険の補償範囲

相手への補償 自分への補償

(ケガ・死亡・後遺障害)
×

(車・店舗・積載物など)
× ×

自賠責保険の保険料は、車種と期間によって定められており、どの保険会社で加入しても一律料金です。

任意保険

任意保険は、自賠責保険の補償では補いきれない自動車事故を幅広くカバーするための保険です。

相手への賠償のみを補償する自賠責保険に対し、任意保険では自分自身のケガや車、事故により破損させてしまった物なども補償されます。

また、賠償額が高額になり自賠責保険の保険金では補いきれない場合にも備えることが可能です。

任意保険の補償範囲

相手への補償 自分への補償

(ケガ・死亡・後遺障害)

(車・店舗・積載物など)

※契約内容によって異なります。

加入は任意ですが、損害保険料率算出機構によると、2022年3月末時点で自家用普通乗用車の83.3%が任意自動車保険(対人賠償)に加入しており、多くの方が任意保険に加入していることがわかります。

任意保険は、対人賠償や対物賠償といった基本補償をベースに、弁護士費用特約などの必要な特約を追加して構成されることが一般的です。

事故で自身の車が損傷したときの修理代に備えて車両保険を加えるなど、自分にあった補償範囲や保険金額を設定できます。
任意保険の保険料は、車の種類や等級、車の使用目的、走行距離、運転者の範囲、運転者の年齢など、さまざまな要因によって変動します。

10代や20代の若い世代は、30代や40代、50代、60代に比べると事故を起こすリスクが高いため、保険料が高くなる傾向にあります。

任意保険とは?補償内容や自賠責保険との違い

任意保険の必要性

安心して運転するために、自動車保険の任意保険の必要性は非常に高いといえます。

ここからは、任意保険に加入するべき理由を2つ説明します。

  • 自賠責保険では受けられない補償を受けるため
  • 自賠責保険ではカバーできない高額請求に対応するため

自賠責保険で補償されるのは、相手のケガや死亡、後遺障害による損害のみです。従って、相手の車や物を破損させた場合や、自分または同乗者がケガした場合など、その他の補償は一切ありません。

また、自賠責保険では、傷害に120万円、後遺障害に4,000万円、死亡に3,000万円を上限とした保険金しか支払われません。交通事故では、相手を死亡させたり重度の後遺障害が残ったりした場合や、積荷・店舗に被害を与えた場合など、賠償額が億を超えて高額になる可能性もあります。

任意保険に入らなければ、交通事故を起こした際に充分な補償が受けられず、さらに相手方への賠償金が高額になった場合に対応できない可能性があります。

自動車保険に初めて加入する方法(入り方)

自動車保険に初めて加入する(入る)方法は、以下の3つです。

自動車保険に初めて加入する方法(入り方)

車購入時にディーラーで加入する

ディーラーの多くは、車の販売だけでなく保険会社の代理店として自動車保険を取り扱っているため、車を購入するタイミングで自動車保険に加入できます。

ディーラーで自動車保険に加入する場合は、車の購入と同じタイミングで自動車保険の疑問点や不安なことを担当者に相談できることがメリットです。

一方で、ディーラー経由で加入すると代理店手数料などの中間コストがかかるため、保険料が割高になってしまう可能性があります。

保険の総合代理店で加入する

自動車保険は、保険の総合代理店に来店して加入することも可能です。

保険の総合代理店では複数の自動車保険を扱っているため、さまざまな自動車保険から自分に合った保険会社やプランを探せます。また、疑問点や不安なことを担当者に相談しながら加入できることもメリットです。

ただし、ディーラーと同様に代理店手数料などの中間コストがかかるため、保険料が割高になってしまう可能性があります。

インターネットや電話で加入する

自動車保険は、インターネットや電話で直接加入することも可能です。インターネットや電話を通じて直接加入する自動車保険を「通販型(ダイレクト型)」と呼びます。チューリッヒの自動車保険は、通販型の自動車保険に該当します。

インターネット上で加入できるため、自分の都合に合わせていつでも申込みできる点や、代理店に比べると保険料が抑えられる点が大きなメリットです。

通販型の自動車保険に加入する場合は、専用ページで必要事項を入力し、自分にあう保険プランを見積りしてから契約するのが一般的です。

初めての自動車保険の選び方

ここからは、初めての自動車保険の選び方について、以下4つの自動車保険の基礎知識を説明します。

  • 保険会社で選ぶ
  • 保険料で選ぶ
  • 補償内容で選ぶ
  • 事故対応やロードサービスで選ぶ

保険会社で選ぶ

自動車保険を扱っている保険会社には、「代理店型」と「通販型」の2つのタイプがあります。

ディーラーや保険の総合代理店は「代理店型」、店舗を持たずにインターネットや電話で加入できる保険は「通販型」に該当します。

「代理店型」と「通販型」にはそれぞれ長所と短所があるため、両者の特長を理解し、自分に合ったタイプの保険会社を選ぶことが大切です。

代理店型がおすすめの方 通販型がおすすめの方
  • 自動車保険の知識がなく、自分で調べるのは面倒
  • 加入・事故時に手続きのサポートがほしい
  • 対面で説明を受けたい
  • 保険料を抑えたい
  • 自分で調べて、納得のいく補償内容にしたい
  • 忙しくて手続きをする時間がとりづらい
自動車保険の通販型(ダイレクト型)と代理店型。違いとは?

保険料で選ぶ

自動車保険は、補償内容が同等であっても、保険会社によって保険料が異なります。

自動車保険に加入すると、定期的に保険料の支払いが発生します。自動車保険に初めて加入する方は、経済的負担を抑えながらも補償が充分に受けられる自動車保険を選ぶことが大切です。

一般的に、「代理店型」よりも、保険料が安い傾向にある「通販型」の保険会社を選ぶと保険料を抑えられます。

また、保険料は車の種類や等級、車の使用目的、走行距離、運転者の範囲、運転者の年齢など、さまざまな要因によって変動します。保険料を必要以上に支払わないためにも、補償内容や補償条件を適切に設定しましょう。

さらに、保険料を抑えるには、各保険会社が用意している割引制度を積極的に活用することも手段のひとつです。

たとえば、チューリッヒでは以下のような割引制度があります。

  • インターネット割引
  • e証券割引(e割)
  • 早期割引制度
  • 新車割引
  • エコカー割引
  • 自動ブレーキ割引

割引制度の内容は保険会社によって異なります。自動車保険の基礎知識とあわせて、それぞれの保険会社にどのような割引制度があるかを確認することも自動車保険選びのポイントです。

補償内容で選ぶ

保険会社によって、基本補償となる補償内容や用意している特約が異なるため、自分に合った補償内容が充実している保険会社を選ぶことも大切です。

なお、補償内容を検討する際は、保険料とのバランスがとれているかも注意しておきましょう。特約や補償を追加するほど補償内容は充実しますが、それだけ保険料が高くなります。

本記事後半では、チューリッヒの基本補償を例に挙げながら自動車保険の補償内容をご説明します。

事故対応やロードサービスの内容で選ぶ

事故対応やロードサービスの内容で選ぶ

自動車保険を選ぶ際は、事故対応やロードサービスの内容を確認しておくことも大切です。

ロードサービスとは、交通事故やバッテリー上がり、パンクなどのトラブルが起きた際に救援を依頼できるサービスです。「JAF(日本自動車連盟)」のロードサービスが有名ですが、多くの自動車保険では、ロードサービスが自動付帯されています。

事故が起きた際の受付可能時間や専任スタッフによる丁寧なサポートといった事故対応の体制は、「代理店型」「通販型」どちらの保険会社であっても大きな違いはありません。

しかし、ロードサービスの内容や条件は保険会社によって大きく異なるため、加入前に確認しておきたいポイントです。

たとえば、事故現場からお客さま指定の修理工場までのレッカー移動距離やペットにかかる宿泊費用など、サービスの対象範囲が保険会社によって異なります。ロードサービスを利用するには特定の特約への付帯が必要な場合もあります。

なお、チューリッヒでは、キー紛失・キー閉じ込みなどのトラブルから走行不能の故障まで充実したロードサービスがご契約1年目からすべて無料で利用可能(※)です。全国のサービス拠点から24時間365日現場へ急行いたします。

※利用回数に制限がないサービスと、制限があるサービスがあります。
※ロードサービスが無料で付帯されるのは、スーパー自動車保険をご契約のお客さまに限ります。

ロードサービスとは。料金は無料?自動車保険とJAFとの違い

自動車保険に加入するタイミング

自動車保険(任意保険)に加入するタイミング

納車日当日を保険始期日とするには、納車日までに加入手続きを完了させておく必要があります。

自動車保険の保険始期日(保険期間の初日)は、納車日と同日に設定することが一般的です。納車日に補償が開始されていれば、販売店から自宅に帰るときに万が一事故を起こしてしまっても補償が受けられます。

なお、任意保険の加入手続きには車検証が必要です。販売店から車検証のコピーを手配してもらい、納車までに手続きを完了しておきましょう。

自動車保険の保険期間

自動車保険の保険期間は、原則として1年間(初日の午後4時から末日の午後4時)です。
保険会社によっては、2年以上の複数年契約の自動車保険を販売している保険会社もあります。保険期間(共済期間)は、保険証券に記載されています。

保険期間が切れないよう、原則として毎年更新手続きを行う必要があります。満期日のおよそ2ヵ月前になると保険会社から自動車保険の継続の案内が届くので、手続きを忘れないようにしましょう。

自動車保険の等級制度

自動車保険に初めて加入するにあたって、自動車保険の基礎知識として等級制度について理解しておくことも大切です。

自動車保険の等級(ノンフリート等級)とは、事故の有無によって、保険料の割引率や割増率を定めるための区分です。

1〜20等級まであり、等級が高いほど割引率が大きくなり、保険料が抑えられます。初めて自動車保険に加入するときは6等級からのスタート(条件によっては7等級)となります。

1年間事故がなければ等級がひとつ上がり、事故により保険金を受け取ると、事故の規模によって翌年度の等級が1〜3等級下がるしくみです。事故の内容によっては、事故件数にカウントされない場合もあります。

自動車保険の等級(ノンフリート等級)

初めて自動車保険に加入する際に必要なもの

自動車保険に初めて加入する際は、「運転免許証」と「車検証」が必要です。

運転免許証

運転免許証

車検証

車検証

「運転免許証」や「車検証」に記載されている免許証の色や車の初度登録年月、車の型式などの情報が必要です。車検証はコピーしたものを利用し、原本は紛失しないよう車のダッシュボードなどに保管しておきましょう。

初めて自動車保険に加入する際の流れ

自動車保険に加入する流れは、「代理店型」と「通販型」のどちらの自動車保険に加入するかによって異なります。

「代理店型」の自動車保険に加入する場合はディーラーや保険の総合代理店の窓口で、「通販型」の自動車保険に加入する場合はインターネットや電話で直接申込みましょう。

初めて自動車保険(任意保険)に加入する際の流れ

自動車保険の補償内容

自動車保険は、基本補償をベースに必要な特約を追加して構成されることが一般的です。基本補償の内容は、保険会社によって異なります。

自動車保険に初めて加入する際は、基礎知識だけではなく保険会社ごとの補償内容を理解したうえで自分に合った保険会社を選びましょう。

ここからは、チューリッヒの自動車保険に加入する際に必ず含まれる「基本補償」を説明します。

チューリッヒの基本補償

※1 保険始期日が2022年1月1日以降のご契約に付帯されます。
※2 保険始期日が2021年12月31日以前のご契約に付帯されます。

対人賠償保険

対人賠償保険とは、「車を運転中に他人にケガさせてしまった」「他人を死亡させてしまった」など法律上の賠償責任を負った場合に、相手方の治療費や慰謝料などを補償する保険です。

対人賠償保険で補償される具体的なケースは、次のとおりです。

  • 運転中に歩行者に衝突しケガをさせた場合の治療費や慰謝料
  • 運転中に自転車に乗っていた人と接触し、死亡させた場合の慰謝料や香典代(死亡臨時費用)
  • 運転中に前方の自動車に追突し、相手にケガをさせた場合の通院費用や治療費、慰謝料

自賠責保険での保険金額を超える金額が、保険金として支払われますが、場合によっては億単位の賠償額になることがあります。自己資金で充分な賠償ができないリスクに備えて、保険金額を「無制限」に設定することをおすすめします。

対物賠償保険

対物賠償保険とは、車の事故で他人の車や家・所有物を壊してしまい、法律上の損害賠償責任を負った場合に、修理費用などを補償する保険です。ガードレールや信号機、電柱、電車などの公共物への損害も補償対象となります。

対物賠償保険で補償される具体的なケースは、次のとおりです。

  • 停車している他人の車にぶつけた場合の車の修理費用
  • ブレーキとアクセルを踏み間違えて店舗に衝突した場合の店舗や商品の破損、営業損失費用
  • タクシーやバスに衝突した場合の休業損害費用

対人賠償と同様に、場合によっては億単位の賠償額になることもありえるため、保険金額を「無制限」に設定することがおすすめです。

人身傷害保険

人身傷害保険とは

人身傷害保険とは、自身や同乗者が自動車事故によりケガ・死亡した場合に、治療費や休業損害、葬祭費用などが補償される保険です。あらかじめ設定した保険金額から、実際の損害に合わせて保険金が支払われます。自損事故による死傷も、人身傷害保険で補償されます。

人身傷害保険で補償される具体的なケースは、次のとおりです。

  • 交差点で他の車と衝突し、後遺障害を負った場合
  • 赤信号で停車中に後ろから追突され、ケガをした場合

人身傷害保険では、事故の過失割合に関係なく、実際の総損害額(※)が示談交渉の結果を待たずに支払われます。

チューリッヒでは、契約車に搭乗中の事故のみが補償される「車内のみ補償」と、契約車に搭乗中だけでなく他人の車に搭乗中や歩行中の事故も補償が受けられる「車内・車外補償」の2タイプの補償タイプから選ぶことが可能です。

※総損害額は、約款に定める損害額算定基準に従い、当社が認定させていただきます。なお、総損害額は示談・調停・訴訟による認定額とは異なる場合があります。

人身傷害定額払保険(搭乗者傷害保険)

人身傷害定額払保険とは

人身傷害定額払保険(※1)とは、自身や同乗者が自動車事故によりケガ・死亡した場合を補償する保険です。チューリッヒでは、保険始期日が2022年1月1日以降のご契約では搭乗者傷害保険(※2)に代わり人身傷害定額払保険が付帯しています。

「ケガの部位や症状に関わらず、治療日数が合計5日以上の場合は一律10万円」といったように、あらかじめ定められた保険金が支払われるのが特長です。

人身傷害定額払保険で補償される具体的なケースは、次のとおりです。

  • 家族旅行中に他の車と衝突し、家族全員がケガをした場合
  • 車に搭乗中に、落下物により死傷した場合

チューリッヒでは、契約車に搭乗中の事故のみが補償される「車内のみ補償」と、契約車に搭乗中だけでなく他人の車に搭乗中や歩行中の事故も補償が受けられる「車内・車外補償」の2種類の補償タイプから選ぶことが可能です。

※1 保険始期日が2022年1月1日以降のご契約に付帯となります。
※2 保険始期日が2021年12月31日以前のご契約に付帯となります。

自動車保険の「車両保険」とは

自動車保険(任意保険)の「車両保険」とは

車両保険とは、事故により自身の車が破損した場合の修理費用などを補償する保険です。

任意保険の基本補償には、自身の車に対する補償が含まれていません。そのため、自動車ローンが残っている場合や、事故で車が使用できなくなると日常生活に支障をきたす場合は、車に対する補償を受けるために車両保険に加入するとよいでしょう。

車両保険には、補償タイプが2種類あるのが一般的です。事故に幅広く対応する「ワイドカバー型(一般条件)」と、補償範囲を絞ることで保険金額がリーズナブルな「限定カバー型」です。

補償タイプの名称は保険会社によって異なりますが、チューリッヒではこの2種類に加えて、車両が修理できない全損とみなされた場合のみを補償する「全損のみカバー型」も用意しています。

万が一のためにしっかり備えたい場合は「ワイドカバー型(一般条件)」、補償範囲を狭くし少しでも保険料を抑えたい場合は「限定カバー型」など、補償内容と保険料のバランスを考えて選びましょう。

車両保険がいらないといわれる理由は?必要かどうかの判断ポイント

自動車保険の「特約」とは

初めて自動車保険を契約する方は、基礎知識として「特約」も押さえておきましょう。自動車保険の「特約」とは、基本補償にオプションで付帯するものです。基本補償では補償されない不足部分を補い、補償内容をより充実させることが目的のため、特約だけを単独で契約することはできません。

自動車保険では、必要な特約を付けることで、自分にあった最適なプランが設計できます。

任意保険の構成

たとえば、チューリッヒでは次のような特約を用意しています。特約の種類や内容は、保険会社によって異なります。

相手の方への補償に関する特約
対物超過特約 相手の車に時価額を超える修理費用が発生したときの補償
車のための補償や関連する特約
車内身の回り品特約 車に積んでいた物に生じた損害に対する補償
代車提供特約 事故により代車が必要となった場合の補償
免責ゼロ特約 車両保険の免責金額(自己負担金) を0円にする特約
地震等による車両全損一時金特約 地震・噴火・津波による車の損害の補償
その他の補償
傷害特約 車に乗っていない日常生活時におけるケガの補償
原付特約 原付運転中の事故の補償
弁護士費用等特約 交通事故により必要となる弁護士費用や訴訟費用の補償
個人賠償責任補償特約 日常生活で他人にケガをさせたり、他人の物を壊したりした場合の損害賠償金を補償(日本国内限定)
ファミリーケア特別見舞金特約 被保険者が死亡保険金または後遺障害保険金が支払われる場合に、追加で見舞金が支払われる補償
地震等による死亡一時金特約 地震・噴火・津波で被保険者が亡くなった場合の補償
他車運転時の補償 他人の車を運転中の事故に備える補償

※正式名ではない特約もあります。

特約の多くは、上記のように補償内容を充実させる役割を持つものです。さらに、「運転者限定特約」や「運転者年齢条件に関する特約」など、補償対象となる運転される方の範囲を限定することで保険料を抑える役割を持つ特約もあります。

自動車保険の特約。おすすめの特約一覧と補償範囲

初めての自動車保険で、保険料を抑えながら充実した補償を受けたいと考えている方は、ぜひチューリッヒの自動車保険をご検討ください。

金子 賢司

自動車保険に加入をしても必要な補償がついていないと、実際に万が一のときに支払われない可能性があります。各補償内容について充分確認しておきましょう。また「保険金が支払われないケース」もチェックしておくことが大切です。

自動車保険の基礎知識と初めての入り方についてよくあるご質問

Q任意保険に加入しないとどうなりますか?
A

任意保険は加入が任意であるため、加入していなくても法的な罰則はありません。
しかし、自賠責保険(強制保険)だけでは、交通事故を起こした場合に自分や同乗者のケガの治療費や、車の修理代、壊した物の賠償金などが補償されず、すべての費用を自己負担しなければなりません。

Q自動車保険の手続きに必要なものは何ですか?
A

運転免許証と車検証が必要です。別の保険会社から切り替える場合は、保険証券もあわせて準備しておきましょう。

Q自動車保険の告知義務にある「車の使用目的」とは何ですか?
A

保険の告知事項にある「使用目的」とは、保険料を算出するための要因のひとつです。
「日常・レジャー使用」「通勤・通学使用」「業務使用」の3つに分類され、使用目的によって保険料が異なります。

Q自動車保険は誰でも加入できますか?
A

車両所有者が本人または配偶者・親族であれば加入できます。友人や知人など車両所有者の名義が異なる場合は加入できません。

※本記事の内容は特段の記載がない限り、チューリッヒの保険商品ではなく、一般的な保険商品の説明です。

※チューリッヒの自動車保険に関する内容について
本記事内で紹介しているチューリッヒの自動車保険に関する内容につきましては、ご契約の保険始期および契約条件によって、ご契約のお客さまに適用されない場合がございます。
必ずお客さまの保険証券、約款、重要事項説明書の記載などをご確認ください。

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