更新日:2023年5月10日
公開日:2020年8月8日
車検のある車種については、自賠責保険の更新は車検のタイミングに合わせて行います。新車であれば購入から3年後(36ヵ月)、それ以降は2年(24ヵ月)ごとです。
原付や軽二輪(125cc超250cc以下のバイク) は、車検がないため更新忘れのリスクがあります。コンビニでの更新も可能ですので、忘れずに手続きを行うことが大切です。
自賠責保険の「更新はいつからできるのか」「どこでできるのか」をはじめ、加入・更新手続き、必要書類などのポイントをご説明します。
自賠責保険の加入手続きは、損害保険会社の支店をはじめ、車やバイクの販売店などで行うことができます。
また、原付や軽二輪(125cc超250cc以下のバイク)、電動バイクの場合、定格出力1.00kW超 については、郵便局(簡易郵便局など の一部の局を除く)やインターネット、コンビニなどでも手続きが可能です。
自賠責保険の更新手続きには、以下に挙げる書類が必要となります。
車台番号や登録情報など自動車の情報がわかる書類の他、すでに自賠責保険に加入している場合は、契約中の自動車損害賠償責任保険証明書(以下「自賠責保険証明書」)も用意します。
車検のある車種の場合、一般的には自動車を新規で登録するときや、車検のタイミングに合わせて自賠責保険への加入・更新を行います。
車検の際には自賠責保険の保険期間が車検の有効期間をカバーしていなければ、車検証を交付してもらえません。つまり、自賠責保険の保険期間が車検の有効期間以上(車検の有効期間よりも保険期間の方が1日でも多い)でなければ、車検証の交付を受けることはできません。
たとえば新車を購入した場合、次の車検までの有効期間は3年のため、少なくとも36ヵ月分の自賠責保険への加入、その後2年ごとに車検を受ける場合、通常24ヵ月分の自賠責保険に加入すればいいと考えてしまいますが、実は自賠責保険と車検の有効期限は以下のようになっています。
車検:有効期限日の夜24時まで有効
自賠責保険:有効期限日の昼12時(正午)まで
このように、車検の有効期限より前に自賠責保険が期限切れとなってしまうのです。
そのため、無保険の状態を避けるために、車検期間に1ヵ月プラスして37ヵ月、あるいは25ヵ月で自賠責保険に加入するのが一般的です。
自賠責保険の保険期間が車検の有効期間以上でなければ、車検証の交付を受けることができないため、自賠責保険は通常、車検の1ヵ月後37ヵ月、または25ヵ月で加入します。
自賠責保険の更新は、満期日の1ヵ月前から手続きが可能です。
なお、自家用乗用車や250cc超のバイクなど車検のある車両については、通常は車検のときに合わせて自賠責保険の継続手続きが行われます。
車検を受けるタイミングも同様に車検有効期間満了日の1ヵ月前くらいが一般的ですので、期限までに車検を受けておけば、「いつから更新できるか」についてあまり意識する必要はないでしょう。
一方、車検のない250cc以下のバイクについては、未加入状態・期限切れとならないよう十分に注意してください。
自賠責保険の満期日は、自賠責保険証明書に記載されています。また、250cc以下のバイクにはナンバープレートに貼り付けるやステッカー(保険標章)にも、満期年月が記載されています。
自賠責保険の更新は1ヵ月前から可能です。車検を受ける必要がある車の場合は、車検のタイミングで更新することがほとんどです。
車検のある車やバイクについては、一般的に車検に併せて自賠責保険の継続が行われます。
このため、更新手続きは、車検に出す自動車・バイク販売店などで済ませることができます。
車検のない原付と軽二輪(125cc超250cc以下のバイク)の自賠責保険は損保会社の支店や支社(営業所)やバイク販売店だけでなく、郵便局やインターネット、コンビニでも更新手続きを行うことができます。
以下に一般的な自賠責保険料金の一覧を記しています。ただし、地域によっては保険料が異なるため、詳細は損害保険料率算出機構の「自動車損害賠償責任保険基準料率表」をご確認ください。
保険期間 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
60ヵ月 | 48ヵ月 | 37ヵ月 | 36ヵ月 | 25ヵ月 | 24ヵ月 | ||
車種 | 自家用乗用自動車 | ― | ― | 24,190円 | 23,690円 | 18,160円 | 17,650円 |
軽自動車(検査対象車) | ― | ― | 24,010円 | 23,520円 | 18,040円 | 17,540円 | |
軽二輪(125cc超250cc以下) | 14,200円 | 12,470円 | ― | 10,710円 | ― | 8,920円 | |
原動機付自転車(125cc以下) | 13,310円 | 11,760円 | ― | 10,170円 | ― | 8,560円 |
原付や軽二輪の場合は車検がないため、更新を忘れないように注意しておくことが必要です。
自賠責保険の期限が切れていることに気づいたら、すぐに加入手続きをしてください。損害保険会社の各支社はもちろんのこと、原付や軽二輪(125cc超250cc以下のバイク)の自賠責保険の再加入はコンビニでも手続きすることができます。
この場合も、通常の自賠責保険の加入・更新手続きと同様に以下の必要書類を用意してください。
車検切れの場合、自賠責保険の保険期間も切れていることがあります。
車検が切れた状態の車は、道路運送車両法に違反するため公道を走ることができません。そのため車検を受けるために公道を走行するのに「仮ナンバー」を発行してもらう必要があります。仮ナンバーの申請は目的地までの最短距離において、出発地・経由地・目的地のいずれかに該当する市区町村役場で行います。
この仮ナンバーを取得する際にも、仮ナンバー使用期間中に有効な自賠責保険の加入が義務付けられていますので、まずは自賠責保険に再加入する必要があります。
自賠責保険は、原付を含むすべての自動車 に加入が義務付けられています。
車検のある車種の自賠責保険の加入や更新は、車検のタイミングに合わせて行いましょう。
車検のない原付や軽二輪(125cc超250cc以下のバイク)は、車両の保有者がコンビニなどで更新手続きをする必要があります。
自賠責保険の期限切れにならないよう、くれぐれも注意しましょう。
※記載の情報は、2023年5月更新の内容です。
「クルマは楽しくなくっちゃネ!」をモットーに、日本車・輸入車問わずカーライフを女性の視点で発信している。
現在はTV出演、ラジオ番組のパーソナリティなどを務める他、MCやレポーター、コメンテーター、イベントでのトークショーなど、多方面で活躍中。
プロダクション人力舎所属
アンガーマネージメントファシリテーター
日本自動車ジャーナリスト協会(AJA)副会長
日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員
国際交通安全学会(IATSS)会員
原動機付自転車(原付)や軽二輪(125cc超250cc以下のバイク。電動バイクの場合、定格出力1.00kW超)については、郵便局やインターネット、コンビニなどでも手続きが可能です。
車検が切れた状態の車は、道路運送車両法に違反するため公道を走ることができません。まずは車検を受ける際に公道を走行するのに「仮ナンバー」を発行してもらう必要があります。
※本記事の内容は特段の記載がない限り、チューリッヒの保険商品ではなく、一般的な保険商品の説明です。
※チューリッヒの自動車保険に関する内容について
本記事内で紹介しているチューリッヒの自動車保険に関する内容につきましては、ご契約の保険始期および契約条件によって、ご契約のお客さまに適用されない場合がございます。
必ずお客さまの保険証券、約款、重要事項説明書の記載などをご確認ください。
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