更新日:2022年8月23日
公開日:2016年3月19日
自動車保険には通販型(ダイレクト型)と代理店型があります。
通販型はインターネットや電話を使って、自分で直接契約の手続きをすることができます。一方、代理店型は保険代理店を通して担当者とやりとりしながら契約する必要があります。
保険料などにも細かな違いがあり、「今まで通販型を利用したことがないから代理店型にする」など安易に選んでしまうと、保険料が家計を圧迫したり、保険料を下げるために補償を削りすぎて充分な補償を受けられなかったりするリスクがあります。
通販型と代理店型のどちらで自動車保険に加入するかは、加入方法・保険料・サービスを比較して自分に合ったものを選びましょう。
自動車保険の通販型と代理店型の違いや、自動車保険を選ぶ際のポイントについてご説明します。
通販型と代理店型の自動車保険の大きな違いは、加入方法です。通販型は契約者がインターネットや電話で直接加入しますが、代理店型は代理店の担当者を通して加入します。
その他にも細かな違いがあるため、通販型と代理店型の違いについて解説します。
通販型(ダイレクト型) | 代理店型 | |
---|---|---|
加入方法 | インターネット・電話で加入 |
|
時間 | パソコンやスマートフォンから 24時間申込み可能 |
代理店の営業時間内のみ |
保険料 | 代理店手数料、店舗経費などが不要なため代理店型よりも保険料が安い傾向 | 代理店手数料、店舗経費などが必要なため通販型よりも保険料が高い傾向 |
補償内容 |
|
担当者と相談して選ぶ |
事故対応 | ロードサービスが充実している |
|
通販型は代理店型に比べて保険料が安い傾向があります。
代理店型は店舗経費や代理店手数料が必要になり、保険料が高めになってしまいますが、通販型は代理店を通さないことで手数料を削減し、保険料が安くなるしくみです。
ただし、等級や被保険者の年齢によっては、代理店型と同程度もしくは高い金額になる可能性がある点は留意しておきましょう。
通販型は、代理店型にかかる店舗経費や人件費などの固定費を削減して保険料が安く収まるようにしています。
補償内容を削って保険料を安くしているわけではないので、補償が代理店型に劣ることはありません。
保険料が安いことにより、補償を手厚くする選択肢も検討できます。代理店型と同じ保険料の予算で、補償をより厚くできる場合もあります。
保険会社ごとに補償範囲やロードサービスに差があり、自動車保険に加入する際には充分な補償が受けられるように検討して加入することが大切です。
代理店型の場合は、担当者が希望に合うように提案やアドバイスしてくれるため、補償に関する知識がなくても自分に適した保険を選びやすくなります。
通販型を選ぶ際には、自分に必要な補償は何かを考えて情報収集し、どの保険会社を選ぶべきか検討する必要があります。保険商品に関する不明点は、保険会社の窓口に問合わせることができるため、窓口も活用しましょう。
通販型も代理店型も事故対応の内容に違いはありません。事故が起きた場合、どちらに加入していてもまず保険会社の窓口に連絡し、何をすべきかアドバイスを受けたり、レッカーの手配を依頼したりします。保険会社の窓口は基本的に365日24時間対応です。
代理店型の保険会社に事故連絡をした場合は、保険代理店担当者を経由して事故内容が保険会社の事故受付担当へ連絡されるため、代理店は保険会社との仲介役といえます。
自動車保険は事故を起こした際に補償を受けることができる保険です。選び方をあやまると以下のようなリスクがあります。
リスクを回避するためにも、自動車保険を選ぶ際のポイントを押さえておきましょう。
保険料は毎月支払う固定費となるため、安く抑えられるに越したことはありません。しかし、保険料を安くするために必要な補償を削ると、充分な補償が受けられなくなってしまうため、バランスが重要です。
通販型は代理店型と比べて店舗経費や代理店手数料などのコストがない分、合理的な保険料を可能にしています。保険料が安くなった分、補償を手厚くするなども検討できるので、家計に優しいと言えるでしょう。
多くの自動車保険にはロードサービスが付帯されているため、基本となる保険に加入していれば、車両保険をつけていなくてもロードサービスを受けられます。しかし、一部ではロードサービスが基本の保険に含まれておらず、オプションの特約となっている場合や、車両保険の付帯が条件となっていることもあります。
また、基本となる保険に付帯されていてもレッカー移動距離や回数などの制限がある場合もあるため、加入前にしっかりと確認しましょう。
通販型の場合は帰宅困難時の帰宅・宿泊費用のサポートなど、代理店型よりもサービスが充実している傾向があります。細やかなサービスもチェックしておくと、事故が起きた際により充実した補償を受けられるでしょう。
特約とは、自動車保険の基本補償に上乗せして補償を手厚くするオプションです。保険会社や保険商品によってつけられる特約は異なるため、基本補償だけでなくどのような特約があるのかも確認しましょう。
チューリッヒの特約を一部例にあげると、以下のようなものがあります。
特約 | 内容 |
---|---|
対物超過特約 | 相手方の車に時価額を超える修理費用が発生したときの補償(正式名称:対物差額修理費用補償特約) |
車内身の回り品補償特約 | 車に搭載していた車両保険対象外となる身の回り品に生じた損害に対しての補償 |
代車提供特約 | 事故後に代車を使用することが必要になった場合に代車の手配・提供が受けられる補償 |
弁護士費用等補償特約 | 自身に過失がない事故で相手が非を認めないような場合、相手方との交渉を弁護士に委任することでかかる弁護士費用や訴訟費用、法律相談費用などを補償 |
他車運転危険補償特約 | 他人の車を運転中に事故を起こしてしまった場合、自身が契約中の自動車保険で対人・対物事故の損害をカバーできる補償 |
特約にもさまざまな種類があるため、自分に合う補償内容を組み合わせることが大切です。
通販型自動車保険に向いているのは、以下のような方です。
自分にぴったりな補償内容になるように自由な組み合わせができるのが、通販型の特長です。自分で調べて補償内容を決めたい場合は通販型に向いています。
通販型は保険料が安いだけでなく、インターネット割引があるものを選ぶことでさらに安くなるため、コストを抑えたい場合は通販型がおすすめです。
代理店に足を運ぶ必要がないので、忙しい方でもスムーズに契約を進められるでしょう。
代理店型自動車保険に向いているのは、以下のような方です。
自動車保険に詳しくなく、自分で調べるのが苦手な場合は対面で相談できる代理店型がおすすめです。代理店型は加入や事故時に手続きをサポートしてくれるため、手続きに不安がある方も代理店型が向いています。
通販型自動車保険に加入する際の流れは以下の通りです。
見積りを始める前に、本人確認など入力する際に必要になる運転免許証・車検証と、加入中の契約がある場合は保険証券を準備しておきましょう。補償開始日や車種などの質問に答えて契約者の情報を入力すれば見積りできます。おすすめのプランを確認して必要があれば契約内容を変更し、申込みをすれば完了です。
通販型は365日24時間いつでも見積り・申込みが可能で、最短翌日から補償が開始されます。なお、自動車保険は特に指定がない限り、補償開始は保険期間初日の午後4時からです。自分が乗る時間帯から補償が開始されるか、必ず確認をしておきましょう。
代理店型自動車保険に加入する際の流れは以下の通りです。
代理店型は、運転免許証・車検証のほか、加入中の契約がある場合は保険証券を担当者に提示し、適した保険を提案してもらうために必要な情報を伝えて見積りを依頼します。プランの提案を受けて、必要があれば補償内容を変更しましょう。申込書と必要書類を担当者に渡して申し込みをすれば完了で、最短即日から補償が開始されます。
代理店型は受付時間に制限がありますが、対面で質問や相談をすることができ、提案してもらうことが可能です。
通販型自動車保険は、インターネット割引があるものを選ぶとより安く加入できます。チューリッヒはインターネット割引や早期契約割引を用意しており、継続契約も割引額は変わりますが、インターネットから手続きをすれば割引が適用されるため、保険料を長期的に抑えることが可能です。
自動車保険は、通販型と代理店型でそれぞれ以下のような違いがあります。
通販型(ダイレクト型) | 代理店型 | |
---|---|---|
加入方法 | インターネット・電話で加入 |
|
時間 | パソコンやスマートフォンから24時間手続き可能 | 代理店の営業時間内のみ |
保険料 | 代理店手数料、店舗経費などが不要なため代理店型よりも安い傾向 | 代理店手数料、店舗経費などが必要なため通販型よりも高い傾向 |
補償内容 |
|
担当者と相談しながら選ぶ |
事故対応 | ロードサービスが充実している |
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通販型は保険料が安くインターネット割引が利用できる場合もあるので、コストを抑えながら補償内容を充実させることが可能です。
通販型(ダイレクト型)は、補償・事故対応内容も代理店型と違いはなく、事故が起こった場合も充分な対応や補償が受けられます。
保険料は抑えたいが、補償内容も妥協したくない。そんな方は通販型自動車保険を検討してみましょう。
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東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強を始める。以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はフィットネス。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。 資格:CFP
※本記事の内容は特段の記載がない限り、チューリッヒの保険商品ではなく、一般的な保険商品の説明です。
※チューリッヒの自動車保険に関する内容について
本記事内で紹介しているチューリッヒの自動車保険に関する内容につきましては、ご契約の保険始期および契約条件によって、ご契約のお客さまに適用されない場合がございます。
必ずお客さまの保険証券、約款、重要事項説明書の記載などをご確認ください。
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