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点滅信号(赤色点滅信号・黄色点滅信号)の意味

夜間や交通量の少ない交差点で点滅信号(赤色点滅信号・黄色点滅信号)が運用されることがありますが、ルールを正しく理解している方は案外少ないようです。そのため点滅信号での出会い頭の事故も各地で多発しています。そこで、点滅信号についてのルールをご説明します。

点滅信号(赤色点滅信号・黄色点滅信号)時の走行ルール

点滅信号については道路交通施行令による規定が存在しています。

〈赤色点滅信号のルール〉
信号の種類 信号の意味
赤色の灯火の点滅 一 歩行者は、他の交通に注意して進行することができること。
二 車両等は、停止位置において一時停止しなければならないこと。

道路交通法施行令第2条

赤色点滅信号のある場所では、自動車は停車線や信号機の前で必ず一時停止し、安全確認をしたうえで進まなくてはいけません。

赤色点滅信号の意味を「注意して徐行しながら進む」と勘違いしている方もいますが、車両は「一時停止」です。安全確認のための一時停止のため、安全が確認できなければ当然発進してはいけません。

〈黄色点滅信号のルール〉
信号の種類 信号の意味
黄色の灯火の点滅 歩行者及び車両等は、他の交通に注意して進行することができること。

道路交通法施行令第2条

黄色点滅信号のある場所では、自動車は他の交通に注意して進むことができます。
法令上は赤色点滅と違って、黄色点滅では一時停止が義務付けられてはいません。しかしあくまでも他の自動車や人の存在に注意しながら通行する必要があります。危険とあれば一時停止や減速、徐行を必ずこころがけましょう。

点滅信号無視の罰則は?

点滅信号のルールは道路交通法施行令第2条で定められた法令ですが、法令を無視して通行した場合には罰則はあるのでしょうか。

道路交通法上の罰則と点数

点滅信号無視をした場合は通常の信号無視と同様、違反点数や反則金を科せられます。

<信号無視(点滅)違反>
違反点数 反則金
大型車 2点 9,000円
普通車 2点 7,000円
二輪車 2点 6,000円
小型特殊車 2点 5,000円
原付 2点 5,000円

ちなみに通常の信号無視の罰則は以下の通りです。

<信号無視(赤色等)違反>
違反点数 反則金
大型車 2点 12,000円
普通車 2点 9,000円
二輪車 2点 7,000円
小型特殊車 2点 6,000円
原付 2点 6,000円

出典:警視庁 交通違反の点数一覧表 および 反則行為の種別及び反則金一覧表

通常の信号無視のほうが反則金は少し高いですが、違反点数は同じ2点です。

点滅信号が多く設置されているところ

昼間に比べて夜間の交通量が少ない場所では、黄色や赤色の点滅信号によって交通整理が行われていることがあります。

自動車の往来が少ないのに三色信号で切り替えをすると、赤信号が青信号になるまで停止する必要が出て交通の流れを阻害することになりかねません。こうしたことから点滅信号が設けられ、夜間から早朝の交通を円滑にしているのです。

点滅信号になる時間帯は地域によってさまざまですが、22時頃から5時頃までが一般的です。

点滅信号無視による事故事例

しかし、点滅信号が運用されている交差点ではこれまで多くの出会い頭事故が発生しています。

  • 2012年秋田県秋田市内の県道で、交差点を進行していた軽トラックと大型トラックが出合い頭に衝突。事故当時は双方とも点滅状態、軽トラック側の信号機は赤色点滅、大型トラック側は黄色点滅だったが、双方とも減速することなく交差点へ進入。軽トラックを運転していた男性が死亡。
  • 2018年茨城県水戸市で点滅信号機の設置された交差点を進行していた乗用車と、幼稚園の送迎用ワゴン車が出合い頭に衝突する事故。信号機は乗用車側が黄色点滅、ワゴン車側が一時停止義務のある赤色点滅であった。
  • 2017年5月、深夜から早朝にかけて黄色の点滅信号になっている福井県の県道で、歩行者が車にはねられた。さらに7月にも黄色点滅信号機での事故が相次ぎ、12ヵ所の点滅信号運用を見直した。

危険性のある夜間や早朝の点滅信号は運用見直しの動きが進む

上述したように点滅信号の交差点で起きる事故は、死亡事故など大きな事故になるケースが多いのが特徴です。これはドライバーに点滅信号のルールが浸透していないことが原因だと思われます。

  • ・赤色点滅信号では、一時停止の義務があるのに、正しく理解していないため一時停止をしない
  • ・黄色点滅信号だと、自分が優先だと思って安全確認を怠って通常走行してしまう

このような両者の思い込みで、点滅信号の交差点での事故がなくならないのです。

警察庁は「一灯点滅式信号機、その他の常に灯火の点滅を行っている信号機で一時停止の交通規制・その他の対策により代替が可能な場合」については信号機の廃止・撤去をし、「止まれ」の文字を強調する路面表示や交差点のカラー化などの代替策を検討し、より安全を確保できる方法へと置き換える方針を示しており、全国的に点滅信号の運用の見直しが進んでいます。

正しい交通ルールを再確認して、事故防止に努めましょう。

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