自動車保険

新規加入をご検討の方

ご契約中の方

保険商品のご案内

車両保険金額の目安はいくら?決め方や計算方法

更新日:2025年1月30日

公開日:2018年12月25日

車両保険金額の目安はいくら?決め方や計算方法

車両保険金額とは、車両保険を付帯する際に設定する保険金の支払い上限額のことです。車の本体価格や型式、付属品によって金額が決まります。さらに、車両保険金額の目安は、新車か中古車かによっても異なります。

車両保険金額の目安や保険料の例をご説明します。車両保険を付帯して自動車保険料を抑える方法についてもご説明します。

関連記事「車両保険がいらないといわれる理由は?本当に必要か?

ポイント

  • 車両保険金額は、車の本体価格や年式などの要素で考えて、新車か中古車かによって目安を決めます。
  • 車両保険を付けても保険料を抑える方法があります。

目次

車両保険とは

車両保険とは、自分の車の修理費用を補償する保険

車両保険は、車が損害を受けた場合の修理費用などが補償される保険です。

自動車保険の基本補償には、車同士の事故の際に相手の車を修理する対物賠償保険は付帯していますが、自分の車を修理する補償はありません。車両保険を付けると、自分の車を修理する(または買い替える)ための保険金を受け取れます。

車両保険の付帯は任意です。付帯するかどうかは契約者が決められます。ただし、一般的な自動車保険では自動車保険に加入せず車両保険のみ加入することはできません。
なおチューリッヒの自動車保険の場合、契約期間中でも車両保険の契約内容を変更することも可能です。

車両保険金額とは

車両保険金額とは

車両保険金額とは、車両保険を付帯する際に設定する保険金の支払い上限額のことです。
チューリッヒの場合、お客さまに入力いただいた初度登録年月および型式をもとに、保険会社が定める自動車保険標準価格表(市場販売価格に基づき設定)により車両保険設定可能な金額を表示します。

ただし、同じ型式の車でも、市場販売価格は車により異なります。設定できる金額に幅があるのは、カーナビやエアコン、エアバッグ装備の有無など車両に固定されるオプションの有無によって金額が異なります。
そのため、車両保険金額の設定可能金額は、市場販売価格の上限額と下限額の範囲から設定することになります。

車両保険金額の目安はいくら?決め方や計算方法

車両保険金額は、以下のような車の付属品なども含めて設定を検討しましょう。

  • カーステレオ
  • カーエアコン
  • エアバッグ
  • スペアタイヤ
  • 標準工具 など

なお、燃料やクッション、マスコット類などは付属品に含まれません。

車両保険金額の目安はいくら?決め方や計算方法

新車の場合

新車(購入から1年未満)の車両保険金額=購入時の金額(車両本体価格+付属品+税金)

新車(購入から1年未満)の車両保険金額は、新車購入時に支払った金額になります。車両本体価格だけではなく、各種付属品や消費税を含めた金額が目安です。

ただし、自動車税、自動車取得税、自動車重量税などの税金や自賠責保険料、装備取り付け時の工賃は含みません。

現在自動車保険に契約中の車の場合

現在自動車保険に契約中の車の場合の車両保険金額=保険証券に記載された車両保険金額の90%が目安

現在自動車保険に契約中の車の場合は、「保険証券に記載された車両保険金額の90%」を目安に5万円単位で、下限額から上限額の範囲内で設定しましょう。

車の価値は年月の経過で下がっていき、購入から1年ごとに10%ずつ下がると仮定されます。このように、長期間の使用によって価値を減少させていくことを減価償却といいます。車両保険金額も減価償却を考慮し設定するとよいでしょう。

減価償却(車の時価は1年で10%ずつ下がる)

中古車の場合

中古車の車両保険金額=車の年式によって決定

  • 年式が新しい場合:保険証券に記載された車両保険金額の90%
  • 年式が古い場合:車両保険を付けないことも検討(自己資金で賄う)

中古車の場合も、車の年式で決めるとよいでしょう。比較的年式が新しく、車の価値が高い場合は、「保険証券に記載された車両保険金額の90%」を目安にしてください。

年式が古い場合は車両保険を付けないという選択肢もあります。車両価格が低ければ、事故にあったときに自己資金で賄うという考え方もできるでしょう。
また、年式が古すぎる場合は設定可能保険金額が0万円で表示される場合もあります。その場合は車両保険を付帯できません。

中古車に車両保険は必要?いらない?

車両保険金額と保険料の例

ここでは、チューリッヒの場合のプリウスの車両保険金額と保険料例を説明します。車両保険金額や保険料は保険会社や車の年式によって保険金額が変わるため、あくまで目安としてご参考ください。

プリウス (ZVW55)

  • 保険料例(車両保険あり)
    31,200
  • 保険料例(車両保険なし)
    15,370
  • 年齢
    45歳
  • 等級
    20等級

車両保険を付けて保険料を抑える方法はある?

ここでは、自動車保険の保険料を抑える方法をご説明します。

  • 車両保険の補償範囲を限定する
  • 事故時に自動車保険を使わず修理する
  • 免責金額を高く設定する

車両保険の補償範囲を限定する

チューリッヒの場合、車両保険は補償範囲が異なる3種類の補償タイプから選べます。

  • ワイドカバー型(一般条件)
  • 限定カバー型
  • 全損のみカバー型

限定カバー型は補償範囲を限定することで保険料を抑えられます。ただし、事故相手が特定できない事故(当て逃げ、接触など)やトラブルの補償がなくなるため、自分が車を運転する状況などを考えて選択しましょう。
一方でワイドカバー型(一般条件)は、限定カバー型より広範囲の事故が補償されます。また全損のみカバー型は、修理できない全損とみなされた場合のみ補償します。

チューリッヒの車両保険の加入率

※当社での車両保険の加入率(2023年12月当社調べ)
※全損のみカバー型は0.4%

ワイドカバー型(一般条件)と限定カバー型の補償範囲はそれぞれ以下の通りです。

車両損傷や被害の原因 限定カバー型 ワイドカバー型
(一般条件)
台風・竜巻・洪水・高潮
火災・爆発
飛来物・落下物の接触※1
盗難
いたずら※2・落書き・窓ガラスの破損
他の車※3との接触で相手がわかる場合
他の車※3との接触で相手がわからない場合(当て逃げ) ×
車以外の物・動物・人との接触 ×
自転車との接触 ×
墜落・転覆 ×
地震、噴火、それらによる津波 ×※4

※1 雹(ひょう)や霰(あられ)などによる自然災害を含みます。
※2 ご契約のお車の運行中の損害や、他の自動車との衝突・接触による損害を除きます。
※3 他の車は二輪自動車および原付自転車含みます。
※4 「地震等による車両全損一時金特約」を付帯いただくと、「全損」となった場合に一時金をお支払いします。ワイドカバー型(一般条件)に付帯いただけます。

免責金額を高く設定する

免責金額とは、一定金額以下の小損害について契約者または被保険者が自己負担するものとして設定する金額です。
チューリッヒで免責ゼロ特約を付けた場合の例を見てみましょう。車の修理費用が60万円である場合、免責金額を5万円に設定すると、60万円から5万円を差し引いた55万円のみが保険金として支払われます。
一方で、免責ゼロ特約を付けると免責がなくなります。修理費用の全額を保険金でまかなうことができ、想定外の出費を抑えられるため安心です。

免責金額を高めに設定すると、修理する際の自己負担額は増える一方で支払う保険料を抑えやすくなります。「車両保険に加入して万が一に備えたいが、負担は軽減したい」という場合、免責金額を高めにするのもよいでしょう。

チューリッヒの車両保険の「免責ゼロ特約」について詳しくはこちら

事故時に自動車保険を使わず修理する

事故にあったとき、車両保険を使わず自費で修理するという選択肢もあります。自動車保険を使うと、等級がダウンし保険料が割増しになります。
修理費用があまり高額ではなく、自分の金銭状況から見て無理なく支払えるときなどは、車両保険を使わないことを検討してもよいでしょう。

金子 賢司
金子 賢司

車両保険金額は、車の車種(型式)、初度登録年月を設定して見積りをすると、ある程度の幅を設けて提示されるため、自身で計算する必要はありません。保険会社が定める上限額と下限額の間から設定します。

車両保険の金額についてよくあるご質問

Q車両保険金額はどのようにして決まりますか?
A

車両保険金額は、車の本体価格や車の型式、車の付属品で決まります。これらの要素で決まるため、車両保険金額には上限金額があります。

車の価値は、減価償却により1年ごとに下がっていきます。そのため新車の購入から数年経過している場合は、「保険証券に記載された車両保険金額の90%」を目安にするのがおすすめです。

Q車両保険金額を設定する目安を教えてください
A

購入1年未満の新車は、車を購入した際に支払った費用が車両保険金額になるのが一般的です。それ以降は、保険証券に記載された車両保険金額の90%を目安に決めるとよいでしょう。

※本記事の内容は特段の記載がない限り、チューリッヒの保険商品ではなく、一般的な保険商品の説明です。

※チューリッヒの自動車保険に関する内容について
本記事内で紹介しているチューリッヒの自動車保険に関する内容につきましては、ご契約の保険始期および契約条件によって、ご契約のお客さまに適用されない場合がございます。
必ずお客さまの保険証券、約款、重要事項説明書の記載などをご確認ください。

チューリッヒの自動車保険

インターネットから申し込むと、
初年度最大21,000円割引

  • インターネット割引(最大20,000円)、e割(最大500円)、早割(最大500円)の合計金額。各種割引項目の詳細はこちらをご確認ください。
  • お電話でお手続きされた場合“インターネット割引”は適用されません。
運営者情報
チューリッヒ保険会社
(チューリッヒ・インシュアランス・カンパニー・リミテッド)

「車両保険」の記事一覧

「車両保険」の記事一覧

A-241119-03