更新日:2024年10月16日
公開日:2019年12月13日
自動車保険の車両保険には、「エコノミー型」と「一般型」の2つの種類があり、ほとんどの事故が補償対象となる「一般型」に比べて、「エコノミー型」は補償範囲が限定されています。
車両保険の「エコノミー型」と「一般型」の補償内容の違いを一覧でわかりやすくご説明します。
車両保険は、ご契約のお車の修理代などの損害を補償する保険です。
一般的な自動車保険の車両保険には「エコノミー型」と「一般型」があります。おもに補償範囲と保険料が異なります。名称は保険会社によって違いはあります。
チューリッヒでは、エコノミー型を「限定カバー型」、一般型を「ワイドカバー型(一般条件)」と呼んでいます。
広範囲の事故が補償される「ワイドカバー型(一般条件)」、限定された事故のみ補償される「限定カバー型」、車両が修理できない全損とみなされた場合のみ補償する「全損のみカバー型」の3種類からお選びいただけます。
エコノミー型は補償範囲が限定されているため、一般型よりも保険料が安くなるのも特長です。
どのような事故が補償されるのか、チューリッヒを例に、車両保険の限定カバー型(エコノミー型)とワイドカバー型(一般条件)について、それぞれの補償範囲をご説明します。
主な事故例 | ワイドカバー型(一般条件) | 限定カバー型 |
---|---|---|
台風・竜巻・洪水・高潮 | ◯ | ◯ |
火災・爆発 | ◯ | ◯ |
飛来物・落下物の接触※1 | ◯ | ◯ |
盗難 | ◯ | ◯ |
いたずら※2・落書き・窓ガラスの破損 | ◯ | ◯ |
他の車※3との接触で相手がわかる場合 | ◯ | ◯ |
他の車※3との接触で相手がわからない場合(当て逃げ) | ◯ | × |
車以外の物・動物・人との接触 | ◯ | × |
自転車との接触 | ◯ | × |
墜落・転覆 | ◯ | × |
地震、噴火、それらによる津波 | ×※4 | × |
チューリッヒの自動車保険で付帯される車両保険は、ご契約者さまの半数以上が付帯しています。
また補償範囲の手厚い「ワイドカバー型(一般型)」を選ぶ方が多くなっています。
38.7%の方がワイドカバー型を付帯しています。15.2%の方が「限定カバー型(エコノミー型)を付帯しています。
車両保険に加入する場合、エコノミー型と一般型の保険料は同じ車種・同じ条件で保険料を算出した場合、エコノミー型と一般型で保険料に違いが出ます。
一般的に、車両保険をエコノミー型にすると保険料が安くなりますが、補償の範囲が限定されてしまいます。
エコノミー型の車両保険で補償されない事故は、一般的な例として以下となります。
チューリッヒの車両保険の限定カバー型(エコノミー型)を例に、補償されない主な範囲をご説明します。
当て逃げのように相手が特定できない事故や、相手が自転車の事故、車庫入れの失敗のように車以外と衝突した場合は補償を受けられません。
地震や津波による被害は、限定カバー型(エコノミー型)、ワイドカバー型(一般条件)のどちらも補償対象外となります。
エコノミー型の車両保険で補償されない事故は、一般的な例として以下となります。
これらに当てはまる方は、補償範囲が限定されているエコノミー型のほうが向いている可能性があります。
エコノミー型が向いている理由をご説明します。
普段から運転する機会が多く運転に慣れている方、追突・衝突事故を起こしたことがない方は、事故を起こす可能性が低いためエコノミー型が向いている場合があります。
ただし、当て逃げなど自分の注意だけでは防げない事故で補償を受けられないことを理解したうえで選びましょう。
車のローンがなく、次の車を買う資金がある方は、エコノミー型を選んで最低限の補償をまかなうのもよいでしょう。
エコノミー型は一般型よりも保険料が安くなるため、「車の維持費をできるだけ抑えたい」「毎月の保険料を安く抑えたい」という方は、エコノミー型を選ぶことで保険料を節約できます。
車両保険のエコノミー型と一般型は、補償内容と保険料が異なるので、違いを理解したうえでご自身に合ったほうを選ぶことが大切です。
エコノミー型は保険料を安くできるメリットがありますが、自損事故を起こしてしまった際の修理費用に対して充分な備えが必要と感じる方は、一般型を選んだほうが安心できるかもしれません。
充実した補償を受けながら保険料を安くしたい方は、車両保険の免責金額の設定や、保険会社の見直し、割引制度の活用といった方法もあります。
生活の負担になる保険を選ぶことは好ましくないですが、保険料を節約することに重点をおきすぎても満足のいく補償が受けられないでしょう。ご自身で解決できない場合は保険会社へ気軽に相談してみてくださいね。
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資格:CFP
東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強を始める。以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はフィットネス。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。
補償内容と保険料を見定めてご自身の希望に合うものを選ぶことが重要です。
お客さまの必要な補償範囲によっておすすめするタイプが異なります。
保険料が割安の方を選ぶ場合は、エコノミー型がおすすめです。万が一の事故の際に、手厚い補償を重視される場合は、ほとんどの車両事故が対象となる一般型がおすすめです。
チューリッヒの場合、ワイドカバー型(一般型)、限定カバー型(エコノミー型)、全損のみカバー型、いずれの車両保険でも補償されます。ただし、全損のみカバー型の場合、お車が全損になった場合のみ補償されます。
※本記事の内容は特段の記載がない限り、チューリッヒの保険商品ではなく、一般的な保険商品の説明です。
※チューリッヒの自動車保険に関する内容について
本記事内で紹介しているチューリッヒの自動車保険に関する内容につきましては、ご契約の保険始期および契約条件によって、ご契約のお客さまに適用されない場合がございます。
必ずお客さまの保険証券、約款、重要事項説明書の記載などをご確認ください。
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