更新日:2025年2月6日
公開日:2020年1月6日
ETCとは、有料道路における自動料金支払いシステムのことです。
車両にETC車載器を取り付け、ETCカードを挿入していれば、料金所で停止しなくても高速道路などの有料道路の通行料金の支払いを自動で行うことができます。
ETCの利用には、車載器とETCカードが必要です。ただし、利用を開始するにあたっては、車載器に車種区分やナンバー情報などの車両情報を暗号化して登録し、利用可能にする「セットアップ」と呼ばれる作業が必要になります。
セットアップの際には高度なセキュリティ処理を実施するため、登録店でなければ作業を行うことができません。
ETC車載器をセットアップするには、どうすればよいのでしょうか。
ETC車載器のセットアップの方法や料金などについてご説明します。
日本では2001年にETCシステムの運用が開始されて以来普及が進み、2015年からは、進化した「ETC2.0」というサービスが導入されています。ETCの利用には、車載器とETCカードが必要です。カードを車載器に差し込み、車載器がカードを認識すると利用できます。
車載器は車の室内に取り付けるもので、「セットアップ」作業により車種区分やナンバー情報などの車両情報が書き込まれます。
一方、ETCカードは通行料金の決済のために必要です。ETCカードと車載器は独立しているため、どの車の車載器でも手持ちのETCカードを挿入すれば、ETCの利用が可能となります。
たとえばレンタカーや友人の車を借りた場合なども、スムーズにETCが利用できるのです。
ETCにより料金所でノンストップ決済が可能になったことから、高速道路の渋滞は大幅に減少しています。車を買い替えたときなど、ETC車載器は新しい車に付け替えることもできますが、信頼性を確保するため、新品をセットアップして取り付けることをおすすめします。
写真は、アンテナ分離型のETC車載器です。奥が本体で、運転席のダッシュボード下部などに設置し、手前のアンテナはフロントガラス上部に固定します。
ETCを利用する場合は、車載器のセットアップが必要です。
セットアップではETCの不正利用を防ぐため、高度なセキュリティ処理実施します。従って、厳しい審査をパスした登録店のみが行えるのです。
前述のように、登録店でなければETC車載器のセットアップはできません。
主な登録店は以下の通りです。
新車を購入するときは、ディーラー(販売店)のオプションにETC車載器があることが多く、納車の際にセットアップから取り付け作業まで済ませてくれます。
中古車販売店でも、登録店であれば同様のサービスがあるので、車の購入時からETCを使うことができます。
カー用品店でETC車載器を購入した場合は、併設の工場でセットアップ・取り付けを行ってくれます。
自動車整備工場でも登録店であればETC車載器のセットアップが可能です。
ETC車載器のセットアップには、以下のものが必要です。
また、代理人による依頼の場合には、委任状が必要になります。
ETC車載器のセットアップ料金は店舗によって異なりますが、セットアップの費用は3,000円前後、車載器の取り付け費用は5,000円前後が目安です。
詳細は、カー用品店やカーディーラーにお問合わせください。
カー用品店ではETC車載器とセットアップ、取り付け工賃をセットにした価格設定をしているところもあります。セットアップにかかる時間は20分程度ですが、車載器の取り付けと併せる場合は、1時間半〜2時間程度と考えておきましょう。
セットアップの申込みに必要なものは、先ほどご説明したように車載器(登録店で購入する場合は不要)、車検証、運転免許証(本人確認が可能な証明書)です。
代理人が申込む場合には委任状も忘れないようにしましょう。セットアップの申込みは次の手順で行います。
なお、スマートフォンによるお申込みも可能ですが、そちらも登録店でのお手続きが必要です。
ETCのセットアップは「ETCセットアップ登録店」でしかできないとご説明しました。では、セットアップ後の車載器は自分で取り付けられるのでしょうか。
セットアップされた車載器の取り付けは、ディーラーやカー用品店などの専門店に依頼するのが一般的ですが、費用を節約するために自分で取り付けようとする方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、車載器の取り付けはアンテナの向きの調整など、専門的な知識が必要となります。
また、車載器は取扱説明書の指示通りに取り付ける必要があります。それ以外の方法で取り付けると、ETCシステム利用規定違反となるので、専門店に依頼することをおすすめします。
ドライブレコーダーはアクセサリーソケット(シガーソケット)の電源を利用してDIYで取り付けることもできますが、ETC車載器は確実な接続が重要なので、プロに任せたほうが安心ですね。
ETCは高速道路などを走行する際に、料金所で停止せずに通行料金の支払いができる便利なシステムです。
ETC車載器のセットアップは、登録店でなければできません。また、セットアップ料金や取り付け料金は店舗によって異なります。
取り付けには専門的な知識が必要です。取り付け方法を誤ってしまうとETCシステム利用規程違反になってしまい、ETCを利用することができません。
ETC車載器の取り付けは、ご自分で行うのではなく、専門店に依頼しましょう。
※記載の情報は、2025年2月時点の内容です。
1965年生まれ。芝浦工業大学工学部機械工学科卒。トヨタ直営販社の営業マン、輸入車専門誌の編集者を経て自動車ジャーナリストとして独立。さまざまな自動車雑誌の他、エンジニア向けのウェブメディアなどに寄稿している。
近著に『電気自動車用パワーユニットの必須知識』(日刊工業新聞社)、『エコカー技術の最前線』(SBクリエイティブ)、『図解カーメカニズム基礎講座パワートレーン編』(日経BP社)がある。
日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員
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