道路にはさまざまな種類があり、高速道路、国道、県道など、細かく分類されています。なかでも国道は、どのような道を指すのでしょうか。国道のマーク(標識)やステッカー、国道番号、国道ライブカメラについてもご説明します。
はじめに、国道やその他の道についてご説明します。以下の通り、「道路」と呼ばれるものには、多くの種類があります。
道路法第3条では、道路の種類が次のように示されています。
以上の通り、「国道」という名称がついている道路が2種類あります。
「高速自動車国道」は、全国に展開されている「高速道路」のことを指します。なお、本記事で取り扱うのは「一般国道」です。「管理者は国の機関である国土交通省になります。道路の構成では、一般国道は全国の道路の約5.2%を占めています。約83%を占める市町村道が最も大きな割合です。
道路を車で走行したり歩行したりすると、案内標識をみたことがあると思います。それらの標識もいくつかに分類できます。
国道を示す標識は、経路案内として設置されています。逆三角形の形をしており、上部に「国道」と表示され、中央にはその番号が大きく書かれています。下段には「ROUTE」と記載されており、標識の色はブルーで、文字や数字は白抜きとなっています。
ちなみに、都道府県道であれば六角形の標識です。上段に「県道」、中段に数字、下段に都道府県名が書いてあります。色合いは国道と同じです。
国道は全国各地に走っていて、国道番号は1号から507号まであります。ただし、48路線が欠番になっているため、実際は459路線です。
全国各地の国道は、一部をライブカメラで見ることができます。
ライブカメラでは主に路面状況や交通状況を確認することができます。たとえば冬場であれば、積雪状況を確認してからタイヤチェーン装着の判断ができるなど、様々なことに役立ちます。
時期によっては渋滞が多く発生する国道もあるため、リアルタイムの渋滞状況の確認にぜひ活かしてみてください。
国道ライブカメラは、各都道府県の国道でも主要な箇所に設置されています。
各地の河川国道事務所が管理していて、管轄の一級河川や一般国道の整備・管理を行っています。それを通じて、交通基盤の構築や、市民の安全や安心を確保することを目的としています。
それを通じて交通基盤の構築や、市民の安全や安心を確保するのが業務となっています。
国道の標識をモチーフにした、国道ステッカーをご存じでしょうか。全国各地で国道番号が記載されたステッカーが販売されています。ただし、欠番や入手不可、取扱いが終了している国道番号もあります。
国道ステッカーの購入方法は、国道番号によって異なり、道の駅で購入できることが多いですが、一部の国道ステッカーはネット通販やJA、観光案内所で販売されています。たとえば、「道の駅 むなかた」(福岡県宗像市)では国道495号線のステッカーが購入できます。このように国道番号によって販売店が異なりますので、「番号別リスト」で確認してから購入しましょう。
国道は幹線道路ですので、利用する方も多いのではないでしょうか。通勤や通学、どこかに外出する際など、さまざまな場面で国道を走行します。国道の利用の際は渋滞情報なども、気になるところです。国道の交通情報は、以下の2つのサイトから確認できます。
日本道路交通情報センターのサイトでは、5分おきに交通情報が更新されます。都道府県を選ぶと、地図に選択できるエリアがありますので、希望する箇所を選んでみましょう。
選んだあとは画面が切り替わり、詳細な交通情報を見られます。地図では通行止め、事故、混雑、その他の規制が色分けされています。ひと目で交通状況を把握できるでしょう。
ただし、地図で確認できるのは選択した都道府県の主要なエリアの情報のみになります。また、日本道路交通情報センターのサイトでは、高速道路の交通情報も確認できます。状況に応じて使ってみてはいかがでしょうか。
国土交通省のサイトからでも、一般道路の渋滞情報が確認できます。こちらも都道府県を選択して情報を見ることが可能で、日本道路交通センターのサイトへ自動的にアクセスします。
国道は、全国に459本あることがわかりました(2025年4月執筆現在)。ここでは、数多くの国道から最も長いものと最も短いものを紹介します。
最も長い国道は、国道4号線です。東京都中央区が起点で、終点は青森県青森市です。その距離は742.5kmとなっています。国道4号線の歴史は江戸時代にまでさかのぼり、当時から政治や経済、文化の重要な役割を担ってきました。現在も、埼玉、茨城、栃木、福島、宮城、岩手を経て青森まで続いており、関東と東北を結ぶ大動脈として重要な位置にあります。
国内で最も短い国道は国道174号線で、距離はわずか0.2kmです。この国道は神戸港と神戸市中央区を結んでおり、距離は短いものの、神戸港からの荷物を運ぶ重要な役割を果たしています。神戸港と神戸市中央区を結ぶ国道になります。短い距離となっていますが、神戸港からの荷物を運ぶ重要な道路として活用されています。
多くの方が毎日利用している国道は、全国各地に広がっています。国道は高速道路とともに、全国の主要な幹線道路を形成しています。また、国道にはライブカメラが設置されている場所もあり、交通状況や路面の状態をリアルタイムで確認することができます。
交通情報を確認できるサイトもあるので、通勤やドライブなどに活用するとよいでしょう。
最後に、車を所有されている方は、チューリッヒの自動車保険をご検討ください。
万が一の車の事故・故障・トラブルに備えておくと安心です。
※記載の情報は、2025年4月時点の内容です。
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