
「あおり運転」や、スマホの「ながら運転」などの危険運転が社会問題化しています。危険運転による事故を起こさないために、まず安全運転を意識することが重要です。
そもそも「安全運転」とはどのような運転を心がけることでしょうか。安全運転のポイントや安全運転の5則は何に注意するのか、安全運転センターによる講習についてご説明します。
教習所では安全運転5則を学びましたが、覚えていらっしゃるでしょうか。もう一度どのようなものか、おさらいしてみましょう。
毎日のように運転を行っていると、つい基本を忘れがちになってしまいます。
安全運転の意識向上のため、『安全運転5則』を、たまに確認しておくこともおすすめします。
さらに最近は高齢化が進んだ背景もあり、自動車メーカー各社がサポカーやサポカーSを販売するようになりました。
サポカーとは、安全運転サポート車=セーフティ・サポートカーです。自動ブレーキを搭載した車全般のことを示しています。
一方、サポカーSとは、自動ブレーキに加え、ペダル踏み間違い防止時加速抑制装置などの安全運転支援装置を搭載した高齢運転者に推奨する車のことです。安全運転を続けるうえで、サポカーやサポカーSなどを利用するのも、一つの方法です。
なおサポカー補助金は、申請受付を終了しています。
※出典:経済産業省「サポカー(安全運転サポート車)のWEBサイト」
※2024年9月時点
安全運転5則を心にとめ、さらに安全運転のスローガンや標語をつくるのも安全運転について考える機会にもなります。
以下のような団体が、随時、交通安全の標語や宣言、スローガンなどを募集しています。
労働災害防止団体法に基づいて設置された、厚生労働省所管の特別民間法人です。
毎年、「交通労働災害防止」をテーマに、安全衛生標語を募集しています。
毎日新聞社でも、『交通安全年間スローガン』を募集しています。
運転者や同乗者、歩行者・自転車利用者に呼びかけるものなど、多彩な方向性からのスローガンを求めています。
他にも各都道府県や交通安全協会で、標語や宣言、スローガンを募集しているところがあります。
安全運転を続けるためには、定期的に講習会に参加することもおすすめです。長く運転を続けていると、いつの間にか自己流になっていることも少なくありません。
講習会へ行くと、自分自身の運転を客観的にとらえることができます。
特に運転初心者はどうしても、「右折のタイミングが読めない」「車庫入れがスムーズにいかない」などと、いくつか苦手なポイントがあります。しっかり克服するために、まずはインストラクターの話を聞き、練習しましょう。
ここでは、ドライバーのための講習会が受けられる場所をご説明します。
運転初心者や久しぶりに運転する方のために、「苦手運転講習会」があります。
「縦列駐車コース」や「60分マンツーマン車庫入れセミナー」など、メニューも豊富です。
また50歳以上のベテランドライバーや、高齢ドライバーのための「実技講習会「ドライバーズセミナー シニアコース」」などもあります。
※出典:JAF「実技講習会「ドライバーズセミナー シニアコース」とは」
※2024年9月時点
JAF(日本自動車連盟)や、JAMA(日本自動車工業会)との共催で、安全運転講習会が行われています。
一般ドライバーを対象とした「セーフティ トレーニング」(全国28ヵ所)と、50歳以上のドライバーを対象とした「シニアドライバーズスクール」(全国50ヵ所)があります。
いずれの講習会も運転歴1年以上の方で、任意保険加入(3・5・7ナンバー)の自家用車、そしてABS付車両に限ります。
茨城県ひたちなか市には、安全運転中央研修所があります。
こちらでは25歳未満の青少年を対象に、「青少年運転者課程」という研修を行っています。
東京ドーム約20個分にあたる広い敷地の中に、さまざまな研修コースがあります。
たとえば高速周回路コースでは、高速道路と同じ条件での走行や合流、車線変更などが学べます。
また模擬市街路コースでは市街地での安全走行、中低速周回路コースでは一般道路や山岳道路での運転技術が習得できます。
専用の宿泊施設もあり、充実した研修を受けることが可能です。
※出典:自動車安全運転センター「安全運転中央研修所とは」
※2024年9月時点
安全運転を行うためには、運転操作をスムーズに行うことも重要です。そのためには、正しい姿勢がポイントになります。
正しい姿勢で運転をすると疲れにくくなり、集中することで危険な状況を回避する可能性が高くなります。
まずは運転における、正しい姿勢を学びましょう。
運転の正しい姿勢は、以下の図表の通りです。①腰→②足→③背中の順で、ポジショニングを決めていきます。
『Honda』安全運転のポイント『クルマ編』をもとに作成
| ①腰 | 腰をシートにつけて座ります。 深く座るようにし、隙間を空けないようにしましょう。 背筋を伸ばし、身体をしっかり固定することが大切です。 |
|---|---|
| ②足 | ブレーキペダルを踏み込んだときに、ひざが伸び切らない状態であることです。 少し余裕をもった状態になるように、シートの位置を前後に調節しましょう。 |
| ③背中 | 腰同様、背中もシートにつけて座ります。 両手でハンドルの上部を握ってみましょう。 ひじに余裕がある状態であるかを確かめ、シートバック(背もたれ)の角度を合わせます。 シートバック(背もたれ)は、必要以上に倒さないことが大切です。 |
| ④頭 | ヘッドレストは、頭頂部と高さを合わせましょう。 調整機能がある場合は、その高さに調整します。 ヘッドレストと頭の間に、隙間ができないようにしましょう。 |
| ⑤シートベルト | 肩ベルトは首や顔に当たらないように、高さを調節しながらつけます。 鎖骨の中央から、肋骨や胸骨を通るようにします。 一方、腰ベルトは、腰骨のできるだけ低い位置で締めましょう。 最後に、すべてのベルトに「ねじれ」や「たるみ」がないかを確認します。 |
正しい姿勢でシートに座り、シートベルトをつけたら、ミラーの調節です。
運転している車の前方・後方、左右を確認するには、ルームミラーとドアミラーの位置が非常に重要になります。どのように調節したらよいのでしょうか。
| ⑥ルームミラー | ミラーの中央にリアウインドウがくるように、調節してみましょう。 後方の車の位置が、わかりやすくなります。 |
|---|---|
| ⑦ドアミラー | 左右や後方の道路が映り、なおかつ運転している車の一部が映るように調整しましょう。 そうすれば、後方の車との距離感が把握しやすくなります。 |
どんなにミラーを調節しても、「死角」はあるものです。運転している車の真横や左右後方にある車は、ミラーには映りません。
そのためミラーだけに頼らず、自分の目で確かめる習慣をつけましょう。
運転の姿勢やミラーの位置など、根本からを見直すことから安全運転ははじまります。また安全運転5則を常に心に留めておきながら、運転をすることが大切です。
さらに自分の運転を見直すためにも、講習会や研修などに参加することも検討してみましょう。
日頃から安全運転に留意することで、事故を未然に防げます。
最後に、車を所有されている方は、チューリッヒの自動車保険をご検討ください。
万が一の車の事故・故障・トラブルに備えておくと安心です。
※記載の情報は、2024年9月時点の内容です。
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