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出会い頭(であいがしら)の事故。衝突事故の過失割合はどうなる?

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令和元年版交通安全白書)によると、2018年中の交通死亡事故発生件数は、正面衝突や横断中に次いで、出会い頭(であいがしら)の衝突による死亡事故が多く発生しています。

出会い頭の衝突による事故は、必ず相手がいる事故であるため、損害賠償などの基準となる過失割合について争われることも少なくありません。

まずは出会い頭の事故の発生状況を知り、出会い頭で衝突した場合の過失割合について、基本的な考え方をお伝えします。

出会い頭の事故とは、どのような事故?

出会い頭の事故とは、異なった方向から進入してきた車両や自転車などが交差する際に衝突してしまう事故のことです。

進行方向に視線を集中していると、左右から近づいてくる車両などを見落とし、事故につながってしまいます。

2018年中の交通事故発生件数は430,601件、事故類型別では追突の149,561件が最も多く、次いで出会い頭衝突が106,631件となっています。

出会い頭の事故件数は、交通事故全体の実に24.8%を占めています。

事故類型別交通事故発生件数(2018年)

交通事故発生件数の合計430,601件。内、追突149,561件(34.7%)、出会い頭衝突106,631件(24.8%)、右・左折時衝突54,186件(12.6%)、横断中27,409件(6.4%)、人対車両その他21,209件(4.9%)、正面衝突等14,912件(3.5%)、その他56,963件(13.2%)。 内閣府令和元年版交通安全白書を元に作成

さらに交通死亡事故発生件数を見てみると、正面衝突等1,052件が最も多く、次いで横断中827件、出会い頭衝突412件の順で、出会い頭の事故による死亡件数の割合が多いことがわかります。

出会い頭の事故の特徴

出会い頭の事故が多く発生しているのは、市街地の中規模以下の信号機が設置されていない交差点です。

市街地には建物により見通し不良となる場所が多く、特に信号機が設置されていないと、交差点の交通状況を認識できずに交通事故が起きやすいと考えられます。

また、道路環境に問題がなく、見通しのよい交差点であっても、見落としや判断ミスによって出会い頭の事故が起きることもあるでしょう。
同乗者との雑談に気を取られていたり、「相手方が停止するだろう」と思いこんだりして、事故につながることもありえます。

出会い頭の衝突事故、過失割合はどうなる?

出会い頭の衝突事故は、必ず相手方が存在します。
そのため、自分と相手のどちらにより大きな責任があるのかを示す「過失割合」を決めることになります。

損害賠償を請求できるのか、もしくは請求されるのか、どの程度の金額を請求できるのかは過失割合によります。

そこで、出会い頭の事故の過失割合を理解するうえで、道路交通法36条1項に規定されている「左方優先」のルールをきちんと理解しておきましょう。

同法によれば、「車両等は、交通整理の行なわれていない交差点においては、その通行している道路と交差する道路(以下「交差道路」という。)を左方から進行してくる車両及び交差道路を通行する路面電車を妨害してはいけません」とあります。

このように、交差点に進入しようとするときは、左方向から進入する車のほうが優先されることを覚えておきましょう。

車両は左側通行であり、ドライバーから向かって左側が見やすくなるため、ドライバーは左側から進入する車がないことを確かめてから、交差点に進入しなくてはなりません。

左方優先のルールは、出会い頭の事故の過失割合に影響します。
相手方を見やすい位置にある車のほうが事故を回避できる可能性が高いため、その分過失割合が高くなってしまうのです。

逆に左側から走行してきた車両の過失割合は低くなります。

過失割合に影響する要素

出会い頭の事故の過失割合は、車両同士の位置関係に加え、個々の状況を総合的に判断して決まります。
たとえば以下のような要素が、過失割合に影響します。

道路の幅

交差点の一方の道路が明らかに広い場合、広い道路のほうが優先され、左方優先の原則は問われません。

なお、どの程度広ければ「明らかに広い」といえるのかは法律による明確な基準はありません。

一時停止規制

交差点の一方の道路に一時停止の規制があれば、当然ながら一時停止を無視した車のほうが過失割合が高くなります。

優先道路の有無

交差点の一方が優先道路というケースはどうでしょうか。

交差点内まで中央線が引かれている道路や、標識で優先道路であることが表示されている場合は、その道路を走行している車両が優先されます。

こうした道路に進入しようとする車両は、安全に進入できるまで待つ必要がありますので、これを無視して優先道路に進入して事故を起こせば、過失割合が高くなります。

速度

事故の際のスピードも過失割合に影響します。

交差点の場合、相手の車が徐行してくれるだろうと安易に信頼してはならず、自らも事故の危険を避けるために徐行をする必要があります。
ここで徐行せずに高速で通行して事故を起こしたような場合、過失割合は高くなります。

出会い頭の事故を防ぐには

出会い頭の事故を防ぐには、まずは交通ルールをしっかりと守る意識が必要です。道路標識やカーブミラーを必ず確認し、一時停止を守ることで事故の多くは防ぐことができます。

そのうえで、いつにも増して交差点では周囲の状況に目を配る必要があります。
さらに、自分が優先道路を走っていたとしても、油断してはいけません。

突然車両や自転車などが飛び出してくることも考えられるため、状況を見極め、進入しそうな車両などを確認した場合は、減速して備えておくことが大切です。

※記載の情報は、2020年4月時点の内容です。

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