更新日:2022年7月4日
公開日:2022年3月11日
自動車にかかる税金のひとつに自動車重量税がありますが、軽自動車にも自動車重量税がかかります。
また燃費基準や排ガス性能によっても、自動車重量税は異なります。
軽自動車の自動車重量税の検索できるサイトをご説明します。
軽自動車を購入する際や維持する際に支払いが必要となる主な税金は、以下の4つです。
つまり、軽自動車であっても、自動車重量税の支払いは必要です。
しかし、自家用乗用車の自動車重量税は車両の重さによって税額が変わりますが、軽自動車の場合は定額となっています。重量税であるにもかかわらず、軽自動車では車両重量によって税額が変わることはありません。
一般の自動車は重さによって自動車重量税の税額が異なりますが、軽自動車は一律です。エコカー減税の対象車種であれば、さらに減免されます。
自家用乗用車・軽自動車の自動車重量税は、新車を購入した際の新規登録時と継続車検時に納税します。自動車重量税は1年ごとに課税されますが、新規登録時には3年分、継続車検時には2年分をまとめて支払うことになります。
つまり、車検証の有効期間分をまとめて納税する形です。
また、自動車重量税は「エコカー減税」と呼ばれることもあります。
「エコカー減税」とは、国土交通省が定める燃費基準や排ガス性能などを達成している車両に対して、性能に応じて自動車重量税が減免する制度です。環境性能の高さに応じて期間中の自動車重量税が減免されます。
2021年度の税制改正によって見直され、基準がより厳しくなったうえで、2021年5月1日から2023年4月30日まで適用期間が延長されています。
自家用軽自動車の自動車重量税の金額は車両の重さにかかわらず、1年あたり3,300円です。したがって、新車新規登録時には3,300円の3年分である9,900円を納付します。
その後の継続検査では2年分の自動車重量税を納めるため、税額は6,600円となります。
そして、新車新規登録から13年が経過した場合の軽自動車の自動車重量税額は1年あたり4,100円となり、継続検査時には8,200円の納付が必要です。
さらに、18年が経過した場合の自動車重量税額は1年あたり4,400円となり、継続検査時には8,800円の納付が必要となります。
エコカー減税が適用される車両の場合、軽自動車も自動車重量税額が軽減されます。
エコカー減税対象車の新車新規登録時の自動車重量税の額は、エコカーは全額免除、本則税率より軽減の対象となるエコカーでは75%減の場合1,800円、50%減の場合3,700円、25%減の場合5,600円となります。
また、継続検査時の自動車重量税は5,000円となります。
エコカー | エコカー(本則税率から軽減) | エコカー減税適用外 | ||
---|---|---|---|---|
75%減 | 50%減 | 25%減 | ||
免税 | 1,800 | 3,700 | 5,600 | 9,900 |
エコカー | エコカー(本則税率) | エコカー外 | ||
---|---|---|---|---|
13年以内 | 13年経過 | 18年経過 | ||
免税 | 5,000 | 6,600 | 8,200 | 8,800 |
軽自動車の自動車重量税自体も安いですが、エコカー減税の対象車になると負担はかなり少なくてすみそうです。
同じ車種であってもグレードによって燃費基準の達成割合が異なるため、軽自動車を新車で購入する際に自動車重量税の税額や軽減額が異なる場合があります。
新車購入の際の自動車重量税額を知りたい場合には、各メーカーの販売店に問合わせるとよいでしょう。
一般社団法人日本自動車工業会のウェブサイトには、各メーカーの問い合わせ先があります。まずは問合わせ先を、確認するとよいでしょう。
軽自動車の場合は、軽自動車検査協会が国に代わって軽自動車の新規登録検査や継続検査などの車検に関する業務や構造等変更検査、住所変更などの手続きを行っています。
軽自動車検査協会のウェブサイトには、継続検査時の自動車重量税を検索するサービス「次回自動車重量税額照会サービス」のページが用意されています。
車体番号などを入力すると、簡単に次回の自動車重量税額を検索することができます。利用の際には、車台番号が記載された車検証を手元に用意しておくとよいでしょう。
同じ車種であってもグレードによって燃費基準の達成割合が異なるため、自動車重量税の金額も車体番号から確認することが可能です。
軽自動車にも自動車重量税があり、車両重量にかかわらず一定の金額が課せられます。
エコカー減税対象車の場合は、新車新規登録時と初回継続検査時の自動車重量税が優遇されるのが利点です。
なお、継続検査時の自動車重量税額が知りたい場合は、軽自動車検査協会のウェブサイトにある「次回自動車重量税額紹介サービス」をご覧になるとよいでしょう。
※記載の情報は、2022年3月11日時点の内容です。
ファイナンシャル・プランナーで一児の母。大手損害保険会社を経て2010年に独立開業。
個別相談や執筆、セミナー講師として活躍中。企業研修や女性向けに賢いお金との付き合い方を伝えている。
K'sプランニング代表/一般社団法人あんしんLifeコミュニティ 代表理事
CFP®、一級ファイナンシャル・プランナー技能士
車体番号などを入力すると、簡単に次回の自動車重量税額を検索することが可能です。車台番号が記載された車検証を用意したうえで、ご覧になるとよいでしょう。
なお「次回自動車重量税額照会サービス」の利用可能時間は、9時〜21時です。
※本記事の内容は特段の記載がない限り、チューリッヒの保険商品ではなく、一般的な保険商品の説明です。
※チューリッヒの自動車保険に関する内容について
本記事内で紹介しているチューリッヒの自動車保険に関する内容につきましては、ご契約の保険始期および契約条件によって、ご契約のお客さまに適用されない場合がございます。
必ずお客さまの保険証券、約款、重要事項説明書の記載などをご確認ください。
インターネットから申し込むと、
初年度最大21,000円割引