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対物超過特約とは。対物超過修理費用特約は必要?

更新日:2023年3月10日

公開日:2021年1月5日

自動車事故を起こして他人の車に損害を与えてしまった場合、対物賠償保険に入っていれば相手自動車の修理費用は保険金額を限度としてまかなうことができます。

しかし相手の車の時価額を超える修理費用が発生した場合は、超過分は補償されないため事故解決が進まないということがあります。

そんなときに強い味方となるのが、時価額を超えた高額な修理代もカバーできる自動車保険の「対物超過特約」です。万が一のときに備えて、この特約についてくわしく知っておきましょう。

ポイント

  • 対物超過特約とは、事故で相手の車に時価額を超える修理費用が発生した場合に備えた補償です。
  • 対物超過特約は、対物超過修理費用特約などと呼ばれる場合もあります。
  • 対物超過特約は、相手方の車が年式の古い車だった場合などに役立ちます。

対物超過特約とは

わかりやすく説明すると

対物超過特約とは、自動車事故で損害を与えてしまった相手自動車に「時価額を超える修理費用」が発生したときの補償です。

そのため、保険会社によっては「対物超過修理費用補償特約」や「対物超過修理費用特約」などと呼ばれることもあります。

対物賠償保険では、相手方の車の時価額を超える修理費用に対しては保険金をお支払いできません。
この超過分の修理費用について相手方とトラブルが発生することがあります。

チューリッヒの対物超過特約の場合、支払限度額は50万円または無制限を選ぶことができます。

point1

時価額を超える修理費用に被保険者の過失割合を乗じた額を保険金としてお支払いします。

point2

支払限度額は50万円または無制限をお選びいただけます。無制限が設定できるのは当社のみとなっております。

事故で損害を与えてしまった相手方の車の時価額が100万円、修理費用が200万円だった場合を例に考えてみましょう。
過失割合はご自身100%、相手方0%とします。

対物超過特約なしの場合

対物超過特約を付帯していない場合は、相手方の車の修理費用200万円のうち、時価額100万円は対物賠償保険で補償されます。

しかし、時価額を超えた修理費用100万円は補償対象外となり、相手側との示談交渉が難航することが多くなります。

対物超過特約ありの場合

対物超過特約で、支払限度額を50万円に設定した場合です。
修理をした場合、相手方の車の時価額100万円は対物賠償保険で補償され、時価額を超えた修理費用100万円のうち50万円が対物超過特約から支払われます。

支払限度額を無制限にした場合は、相手方の自動車の時価額100万円はもちろん、時価額を超えた修理費用100万円もすべて補償されます。

つまり、計200万円の修理費用が全額支払われます(ただし保険金の額の計算結果が相手方の車の新車価額を超える場合は、お支払いする保険金の額は相手方の新車価額が限度となります)。

補償金額は時価額と過失割合によって変わる

さきほどは過失割合をご自身100%、相手方0%としてみましたが、それぞれの過失割合を勘案した場合をみてみましょう。

対物超過特約は、相手方の車の時価額を超える修理費用に被保険者の過失割合を乗じた額が保険金として支払われます。

たとえば、相手方の車の時価額が60万円、修理費用が100万円、ご自身の過失割合が70%、相手側の過失割合が30%だった場合です。

相手方の車の修理費用100万円
時価額60万円 時価額を超える修理費用40万円
特約なし ご自身の過失割合(70%) 対物賠償で
42万円補償※1
超過額はお支払いいたしません。
時価額のみが賠償の対象です。
相手の過失割合(30%) - -
特約あり
(支払限度額50万円)
ご自身の過失割合(70%) 対物賠償で
42万円補償※1
対物超過特約で
28万円お支払い※2
相手の過失割合(30%) - -

※1 時価額60万円にご自身の過失割合70%を乗じた額。

※2 超過額40万円にご自身の過失割合70%を乗じた額。

このケースでは、対物超過特約がない場合に支払われる保険金は、時価額60万円にご自身の過失割合70%を乗じた42万円のみ。

対物超過特約を付帯し、支払限度額を50万円に設定した場合は、対物賠償の42万円にプラスして、超過額40万円にご自身の過失割合70%を乗じた28万円が、対物超過特約で支払われます。

つまり修理費用100万円に過失割合70%を乗じた70万円が、すべて補償されるのです。

このように、相手方の車の時価額を超えた修理費用が50万円以内であれば、対物超過特約の支払限度50万円を付帯すれば全額が支払われます。
自身の過失割合が100%、相手が0%だったとしても、相手方の車の時価額60万円と超過分の40万円、計100万円の修理費用は全額補償されます。

相手方が対物超過特約を付帯していない場合、泣き寝入りせざるを得ないケースも

一方、こちらが被害者になった場合は、どうでしょうか。
対物賠償保険で補償される額は、車の時価額までと決められています。

そのため、相手側が対物超過特約を付帯していない場合、修理をして乗り続けたいと思った車でも修理費用を全額補償してもらうことができず、泣き寝入りせざるを得ない事態も発生しています。

ファイナンシャル・プランナー 水野 圭子

事故で相手の車がクラシックカーの場合、修理費用が時価額を超えた金額がかかるケースもあります。少しでもリスクカバーするためにも、対物超過特約を付帯することで、いざというときの自己負担を少なくすることができます。

自動車保険の特約とは。基本補償と特約の違い

対物超過特約は必要?いらない?

対物超過特約は必要なのか、不要なのかを判断しやすいように対物超過特約を付帯する場合の主なメリットとデメリットをご説明します。

メリット

相手方が年式の古い車に乗っていた場合、時価額は低いけれども修理費用が高くつくケースがあります。

このような場合、対物賠償保険だけでは時価額までしか保険料を支払うことができません。しかし対物超過特約を付帯していれば、時価額と修理費用の差額の一部または全額を補償することができます。
古い車であっても大切に乗り続けている場合、修理費用が高くなっても修理をして今後も乗り続けたいと考える方もいます。

そのような場合、修理費用が全額補償されなければ円満に示談交渉を進められない可能性もあります。

対物超過特約を付帯すれば対物賠償保険で補償されない修理費用についても、保険金で補うことができるので安心です。
最近は自動車の性能もよくなっていることなどから、自動車の平均使用年数は長くなっています。

一般財団法人自動車検査登録情報協会が発表したデータによると、2021年3月末の乗用車(軽自動車を除く)の平均使用年数は、13.87年となり、6年連続の増加で過去最高となっています。

車の平均使用年数が長くなっているということは、事故の際に時価額を上回る修理費用が必要になるケースも増えていると考えられます。対物超過特約は、このような状況を考えると付帯しておいたほうが安心だと考えることができるでしょう。

デメリット

対物超過特約で補償されるのは、事故日の翌日から起算して6ヵ月以内に相手自動車が実際に修理されたときに限ります。6ヵ月を超えた場合には補償されません。

また、支払限度額を無制限で設定した場合であっても、保険金の額の計算結果が相手方の新車の価額を超える場合は、お支払いする保険金額は相手方の新車価額が上限になります。

また、対物超過特約では補償できない範囲もあります。チューリッヒの場合は、次のような場合は補償の対象とはなりません。

補償されない主な範囲

  • 地震、噴火、津波、台風、洪水、高潮によって生じた損害
  • 保険契約者、記名保険者などの故意によって生じた損害
  • 以下の方が所有、使用、管理する財物に対する賠償責任
    a.記名被保険者
    b.被保険自動車を運転中の者またはその父母、配偶者もしくは子
    c.被保険者またはその父母、配偶者もしくは子
  • 対物賠償保険金の支払いが発生しない損害(2019年1月1日以降の契約が対象
ファイナンシャル・プランナー 水野 圭子

対物補償は無制限で加入している割合は多いものの、対物超過特約はよくわからず付帯されていないケースがあります。特約保険料としては少ないため、いざというときの自己負担を軽減するためにも、おススメします。

まとめ

対物超過特約とは、相手方の自動車の時価額よりも、修理費用のほうが高額になってしまうケースに備えた特約です。

車の耐久性が向上したことによって、年式の古い車に乗っている人も増えています。

対物超過特約は、相手自動車の修理費用が時価額を大きく超えた場合でも、対物賠償で補償されない金額をカバーできるため、修理費用をめぐるトラブルを防ぐことができます。万が一のときに備えて、ぜひ検討してみてください。

※記載の情報は、2023年1月31日時点の内容です。

対物超過特約のよくあるご質問

Q対物超過特約は、どのような特約ですか?
A対物超過特約とは、自動車事故で損害を与えてしまった相手の車に「時価額を超える修理費用」が発生したときに備えた補償です。
Q対物超過特約と対物超過修理費用特約は、何が違いますか?
A対物超過特約と対物超過修理費用特約は、同じものです。保険会社によって呼び方が異なります。

※本記事の内容は特段の記載がない限り、チューリッヒの保険商品ではなく、一般的な保険商品の説明です。

※チューリッヒの自動車保険に関する内容について
本記事内で紹介しているチューリッヒの自動車保険に関する内容につきましては、ご契約の保険始期および契約条件によって、ご契約のお客さまに適用されない場合がございます。
必ずお客さまの保険証券、約款、重要事項説明書の記載などをご確認ください。

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