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個人賠償責任特約とは

公開日:2022年9月9日

自動車保険には、個人賠償責任特約を付帯することができます。

個人賠償責任特約は、自転車による事故など、日常生活における万が一のトラブルに備えられるものです。

自動車保険の個人賠償責任特約で補償される例や個人賠償責任保険との違いについてご説明します。

ポイント

  • 自動車保険の個人賠償責任特約は、日常生活の中で他人に損害を与えてしまった場合に備えた保険です。
  • 加入者本人だけでなく、家族が他人にケガを負わせてしまったり、家族が他人の物を壊してしまったりした場合にも補償を受けられます。
  • 近年、高額な賠償を請求される事例が増えている自転車事故も、個人賠償責任特約の補償対象となっています。
  • 個人賠償責任保険は、加入中の保険において特約として付帯することが一般的です。

個人賠償責任特約とは

どのような特約?

個人賠償責任特約とは、日常生活を送る中で誤って他人にケガをさせてしまったり、他人の物を壊してしまったりしたときなど、加害者になってしまった場合に備える特約です。

法律上の損害賠償責任を負った際に、損害賠償費用などの補償を受けられます。

個人賠償責任特約の特徴

個人賠償責任特約の補償対象となる人 家族全員(記名被保険者またはその配偶者およびそれぞれとの同居の親族(別居の未婚の子を含む)が補償対象となります。
補償額 チューリッヒの場合は、1億円、5,000万円、3,000万円の3つのプランから選択可能です。
等級に与える影響 個人賠償責任特約のみを利用した場合、翌年の等級に影響を与えることはありません。
示談交渉 チューリッヒでは、問題解決に向けて事故の相手方との示談交渉サービスが付帯されます。(2019年1月1日以降の保険始期日の場合のみ)

自転車で事故を起こした場合にも対応

自転車は免許もいらず、気軽に利用できる乗り物であるため、幅広い年齢の人が利用しています。

しかし、自転車が加害者となる事故も増えており、被害者の命に関わる重大な事故や重傷を負わせる事故も発生しています。

このような場合、自転車を運転していた加害者に対して数千万円もの高額な損害賠償の支払いを命じる判決事例も出ています。

そのため、被害者の救済と加害者の経済的負担の軽減を目的として、全国の自治体で自転車損害賠償保険への加入を義務付ける動きが進んでいます。

自動車保険の個人賠償責任特約では多くの場合、自転車に乗っている場合の事故も補償の対象としています。

全ての保険会社で個人賠償責任特約の補償対象に自転車での事故を含めているわけではありませんが、チューリッヒの場合は自転車事故にも対応しています。

個人賠償責任特約の補償対象となる例

1.子どもが自転車で走行中にスピードを出しすぎ、前を歩いていた他人にケガをさせてしまった。

自分ではなく、子どもが加害者となってしまった場合も補償対象となります。

2.犬が他人に噛みつき、ケガをさせてしまった。

飼い犬やペットが他人にケガをさせてしまった場合も、補償の対象となります。

3.デパートで買い物中に、商品を落として壊してしまった

対人賠償だけでなく、物品の損害賠償にも対応します。

4.水漏れで階下の部屋に、損害を与えてしまった。

5.ベランダの鉢植えが落下し、通行人にケガをさせてしまった。

ファイナンシャル・プランナー 水野 圭子

特に高額になりがちな自転車事故では、過去約9,000万円の賠償額になった判例もあります。自転車に乗るなら個人賠償特約、しっかり付帯しておきましょう。

個人賠償責任特約の補償対象とならない例

個人賠償責任特約では、次のような場合は補償の対象外としています。

  • 職務、業務に起因する損害賠償責任
  • 店舗など居住用以外の不動産に起因する賠償責任
  • 受託物に対する賠償責任
  • 車両の所有・使用・管理に起因する賠償責任など

個人賠償責任特約で補償されない具体的な例を、いくつかご説明します。

1.子どもが自転車で走行中に、妹にぶつかりケガをさせてしまった。
→個人賠償責任特約は、他人にケガをさせてしまった場合の補償です。そのため、家族にケガをさせてしまった場合は補償の対象とはなりません。

2.仕事中に誤って、他人のカメラを壊してしまった。
→仕事中の出来事であるため、補償の対象となりません。

3.知人から借りたパソコンを、落として壊してしまった。
→借りた物は受託物と捉えられるため、補償の対象となりません。

4.駐車場でドアを開けた際、隣の車に傷をつけてしまった。
→車両の使用に起因する損害は補償の対象となりません。

日常生活の万が一に

個人賠償責任特約は、日常生活の万が一に備えられる特約です。

特約を付帯する費用に比べて大きな補償を受けられるため、小さな子どもを持つ家庭や自転車を利用する人がいる家庭には、特に必要となる特約だといえます。

ただし、自分や家族が既に加入している保険で個人賠償責任特約を付帯している場合や所有しているクレジットカードに特約が付帯されている場合があります。

補償が重複してしまう場合もあるため、特約の付帯を検討する際には、現在の保険の加入状況やクレジットカードの付帯内容を確認することをおすすめします。

ファイナンシャル・プランナー 水野 圭子

クレジットカードで加入できる個人賠償責任特約では、補償範囲が本人のみになっていることが多いです。しっかりチェックくださいね。

個人賠償責任保険と個人賠償責任特約の違い

個人賠償責任保険は、日常生活において誤って他人にケガをさせてしまったり、他人の物を壊してしまったりした場合に備えた保険です。

法律上の損害賠償責任を負った場合に、損害の補償を受けられます。

また、個人賠償責任保険は「生計を共にする同居の親族」や「生計をともにする別居の未婚の子」を補償対象としています。

したがって、同居している子どもが自転車によって他人にケガをさせてしまった場合や、お店で商品を壊してしまった場合などにも補償を受けることができます。

年間の保険料を安く抑えられるため、個人賠償責任保険に単独で加入するよりも自動車保険や火災保険などの特約として付帯することが一般的となっています。

ファイナンシャル・プランナー 水野 圭子

1契約で家族全員が補償される賠償責任特約ですが、誰が被保険者になるかによっても補償範囲は変わってきます。別居の未婚の子がいる場合には父親を被保険者に!

個人賠償責任保険(個人賠償責任補償特約)とは。子どもの自転車の事故に備えるのにおすすめ?

まとめ

個人賠償責任特約とは、日常生活における万が一のトラブルに備える保険です。

自分や家族が他人にケガをさせてしまった場合や他人の物を壊してしまった場合に補償を受けることができます。

自動車保険のほか、火災保険などでも個人賠償責任特約を付帯できます。

個人賠償責任特約を付帯する際には、現在の保険の契約内容を確認し、重複して加入しないようご注意ください。

※記載の情報は、2022年8月1日時点の内容です。

個人賠償責任特約のよくある質問

Q離れて住む大学生の子どもが自転車で事故を起こして他人に怪我を負わせてしまった場合は、補償の対象となりますか?
Aお子様が未婚の場合は、同居をしていない場合でも補償の対象となります。
Q友人から借りたパソコンを、壊してしまった。個人賠償責任特約の補償は受けられる?
A他人から借りた物や預かった物を壊した場合は、個人賠償責任特約の対象外です。補償を受けることはできません。

※本記事の内容は特段の記載がない限り、チューリッヒの保険商品ではなく、一般的な保険商品の説明です。

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