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「止まれ」の標識・マーク。道路標示の「止まれ」との違い

すべてのドライバーにとって、安全でスムーズな移動のために欠かせないものといえば道路標識です。

道路標識「止まれ」に関する知識として、その意味と役割、道路上に標示された「止まれ」との違いなどについてご説明します。

「止まれ」の標識のデザインと役割

交通の安全と円滑化を図るために、さまざまな交通規制や指示を表す手段として用いられるのが「道路標識」や「道路標示」です。
ここではまず道路標識「止まれ」の形状や色彩、役割などについてご説明します。

「止まれ」とは、どのようなマーク

「止まれ」のマークは、うえの写真でご覧の通りドライバーにはおなじみの赤い道路標識です。
形状は三角形で、赤地に白記号で「止まれ」と書かれており、三角形の一辺が533mmから1,600mmまで4つのサイズがあります。

なお道路標識には「案内標識」「警戒標識」「規制標識」「指示標識」の4種類があり、このなかで「止まれ」は、車両や歩行者に対して通行の禁止、制限などの規制を行う「規制標識」に分類されます。

「STOP」と英語が併記されたタイプも

訪日外国人の増加に向けて、国民と外国人双方にとってわかりやすい道路標識への整備が進められてきました。

規制標識「一時停止」についても、従来の「止まれ」の文字に「STOP」という英字が併記されたデザインが2017年7月1日より順次導入されています。

以下の2枚の標識は、同一の意味を表します。

標識「止まれ」 標識「止まれ STOP」

「止まれ」マークの意味

道路標識「止まれ」は「一時停止」を意味し、この標識のある場所では停止線または交差点の直前で一時停止しなければなりません。

「止まれ」の標識のある場所では必ず車を完全に停止させ、左右、前方の安全を確認してからゆっくりと車を発進させましょう。

では「止まれ」の標識を無視した場合は、どのようになるのでしょうか。
「一時停止」の根拠となる道路交通法第43条には、以下のように書かれています。

車両は、交通整理が行われていない交差点もしくはその手前の直近において、道路標識などにより一時停止すべきことが指定されている場合があります。

道路標識による停止線の直前、もしくは道路標識などによる停止線が設けられていない場合は、交差点の直前で一時停止しなければなりません。

またこの場合、通行している道路が優先道路である場合を除き、車両は交差道路を通行する車両などの進行妨害をしてはいけません。

この条文を根拠として「止まれ」の標識がある場所で一時停止を怠った場合は、「指定場所一時不停止等違反」に問われ、反則金と違反点数が科せられます。

一時不停止の取締件数

「令和4年交通安全白書」によれば、2022年中における車両などの道路交通法違反(罰則付違反)の取締り件数505万3,271件のうち、一時停止違反は1,466,131件と最も多くの割合を占めています。

自転車も道路標識の「止まれ」に従うほうがよいのか

自転車に乗っているときに道路標識を見かけたら、どのように判断すればよいのでしょうか。

自転車は道路交通法では軽車両と規定されているため、道路交通法第43条を無視した運転をした場合は自動車と同様に違反となります。

「指定場所一時不停止等違反」は自転車にも適用され、罰則や罰金も定められているので注意が必要です。

路面に表示された「止まれ」について

三角マークの道路標識「止まれ」とともによく目にするのが、路面にペイントされた「止まれ」の文字です。

ここでは道路に表示された「止まれ」の意味や目的とともに、標識との役割の違いなどについてご説明します。

道路標示「止まれ」とは

交通の規制や指示を表す標示板を道路標識と呼ぶのに対し、路面上にペイントなどで描かれた記号や文字のことを道路標示と呼びます。

路面の「止まれ」もこの道路標示のひとつで、一時停止を指示する停止線とともに描かれることが通例となっています。

道路標識「とまれ」 道路標識「止マレ」

また路面の「止まれ」は、三角マークの標識「止まれ」と併設されることが慣行となっており、標識のある場所には、ほぼ例外なく路面へのペイントが見られます。

各地の道路事情などに合わせて表記にはバリエーションがあり、縦書きタイプ、横書きタイプ、文字の書き方も「止まれ」「とまれ」「止マレ」などさまざまです。

道路標識「止まれ」との違い

路面にペイントされた「止まれ」の道路標示は、法律に定められた標識の役割を補い、強調することを目的とする「法定外表示」に分類されます。

法定外表示とは、法律に定める道路標識・道路標示に位置づけられないものの、ドライバーへの注意喚起、交通の安全と円滑に役立つものとしてその効果が認められ、各都道府県警察によって設置されるものをいいます。

「法定外」であるため、それ自体に一時停止への規制効力はありません。

しかしペイントによる道路標示は、小さな標識を見逃しやすい街路樹の通りなどでは顕著な効果を発揮します。

道路標識「止まれ」をサポートするために不可欠な存在として、多様な「止まれ」のペイントが各地で定着していったのです。

まとめ

今回は「止まれ」の道路標識や道路標示について、ご説明しました。

一時停止の規制を無視する「一時不停止」は、重大な事故につながりかねない危険な行為です。

警察庁交通局がまとめた「令和5年中の違反種別ごとの交通違反取締り状況」によると、2023年には一時不停止が1,466,131件も発生しています。

他の自動車や歩行者、自転車の安全を守るためにも、「止まれ」のある場所では必ず一時停止し、事故を起こさないようにしましょう。

最後に、車を所有されている方は、チューリッヒの自動車保険をご検討ください。
万が一の車の事故・故障・トラブルに備えておくと安心です。

※記載の情報は、2024年2月時点の内容です。

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