自動車保険で最も気になるのはやはり保険料ではないでしょうか。自動車保険の保険料は一人ひとりのリスク条件や補償の選び方によって異なります。
保険料以外にも、自動車保険を選ぶポイントとしては、特約などのオプション補償の有無、事故対応やロードサービス内容、割引の有無、見積りキャンペーンの有無など、さまざまな比較ポイントがあります。
そこで本記事では、チューリッヒの保険料例を参考に、自動車保険を選ぶ際の比較ポイントを解説します。
リスク細分型の自動車保険では、保険料に影響を与えるリスク条件が細分化されています。そのリスク条件と補償内容の組み合わせによって保険料が変わります。
リスク条件とは主に、車種、年式(新車・中古車)、グレードなどの車の条件、等級、使用目的、走行距離、運転者の年齢、運転免許証の色など保険加入者の属性などです。
等級によって保険料は変わる
自動車保険にはノンフリート等級制度というものがあります。ノンフリート等級制度では、事故のリスクに応じて1から20の等級に分類します。初めて自動車保険に加入する場合は6等級からスタートします。自動車保険を利用する事故がなければ毎年1等級ずつ上がり、保険料の割引率も上がります。
つまり6等級と20等級の保険料を同一条件で比較すると、20等級のほうが安くなります。
また、事故を起こして保険を使うと、原則として等級が下がります。事故の内容により、翌年の等級が3等級または1等級ダウン、さらに等級ダウンだけでなく、事故有係数が一定期間適用されるため、保険料は割増となり高くなります。
年齢や車の利用目的などで保険料は変わる
前述のとおり、リスク細分型の自動車保険では、複数のリスク要因を細かく区分して、そのリスクに応じて保険料を算出します。
たとえば、チューリッヒでは契約者の年齢、性別、運転歴、車の使用目的、車の使用状況、住んでいる地域、契約車の車種、車の安全装置の有無、車の所有台数をリスク要因として区分し保険料を算出しています。被保険者の総合的なリスク度が低ければ保険料は安くなり、総合的なリスク度が高ければ保険料は高くなります。
代理店型よりもダイレクト型のほうが保険料は安くなる傾向
保険会社は大きく分けてダイレクト型と代理店型の2つのタイプがありますが、どちらで加入するかによっても保険料に差が出ます。
ダイレクト型とはネット通販型保険会社のことです。ネットと電話で直接取引をするのが前提となります。営業スタッフや営業支店などの中間コストを削減できるため、代理店型と比べ安い保険料の提示を可能にしています。
これまでは保険加入者の属性が保険料に関係するということを見てきました。
自動車保険は、基本補償にオプション補償を組み合わせることで、一人ひとりに最適な設計となります。次に車両保険や特約などのオプション補償について確認してみましょう。
たとえばチューリッヒの場合、基本となる補償である対人賠償保険、対物賠償保険などに加えて、オプション補償として車両保険やその他の特約をつけるなど、自由に選べるようになっています。
基本補償のみで自動車保険を設計した場合と、オプション補償を付帯する場合を比較すると、オプション補償を付帯した場合のほうが、保険料は高くなります。
年齢 | 車名・型式 | お住まい |
---|---|---|
40歳 | トヨタ プリウス ZVW50 | 東京 |
等級 | 走行距離 | |
20等級 | 5,000km超10,000km以下 |
年齢
40歳
車名・型式
トヨタ プリウス
ZVW50
お住まい
東京
等級
20等級
車両保険タイプ
車両保険
(ワイドカバー型)
走行距離
5,000km超
10,000km以下
ほとんどの車両事故をカバーする一般型車両保険(ワイドカバー型)に加え、車両保険では補償されない特約も付帯した手厚い補償を実現したプランです。
車両保険では補償されない、地震・噴火・津波による車の損害、車の修理・買い替え費用の一時金をお支払いする「地震等による車両全損一時金特約」のほか、代車提供特約、弁護士費用特約など を付帯し、多くの損害をカバーしています。
年齢
40歳
車名・型式
トヨタ プリウス
ZVW50
お住まい
東京
等級
20等級
車両保険タイプ
車両保険
なし
走行距離
5,000km超
10,000km以下
車両保険や特約を付帯せずに、できるだけ保険料を抑えたプランです。
車両保険を付帯していないので、自身の車の損害などは補償されません。しかし対人賠償・対物賠償・搭乗者傷害保険・人身傷害保険が基本補償で、対人賠償・対物賠償の保険金額が無制限となっており、保険料を抑えたベーシックなプラン内容といえます。
年齢
40歳
車名・型式
トヨタ プリウス
ZVW50
お住まい
東京
等級
20等級
車両保険タイプ
車両保険
(限定カバー型)
走行距離
5,000km超
10,000km以下
自動車事故を起こした場合、自身の車が傷ついたり、破損したり、場合によっては全損することもあります。このような契約中の車の損害に備えたい方には、オプション補償である車両保険に加入することをおすすめします。
しかし、車両保険を付帯した場合には保険料は高くなりますので、保険料を抑えたい方は、限定カバー型(車対車)の車両保険を検討してみましょう。ワイドカバー型の車両保険を契約した場合(ケース1)の保険料(44,090円)に比べ、16,000円以上安くなります。
このように自動車保険は車種、年齢、等級など自分では変更できない被保険者の属性にかかわる条件と、自分でその必要性を選択できるオプション補償によって保険料が変わります。
自動車保険に加入する際は、自分で選択できるオプション補償についてじっくり考えることが必要です。オプション補償で保険料がどのぐらい変わるのか、一括見積りサイトで比較したり、保険会社に問い合わせたりしましょう。
たとえば、車両保険では補償されない
などの特約の有無は、保険会社によって異なりますので、チェックポイントです。
さらに、保険会社によっては見積りキャンペーンやインターネット割引などの実施、新規契約のプレゼントを用意していることもあります。
チューリッヒの割引を一部ご紹介します。
保険料、補償内容と合わせて各種割引やキャンペーンなどもチェックして、ご自身に合った自動車保険を設計してください。
※本記事の内容は特段の記載がない限り、チューリッヒの保険商品ではなく、一般的な保険商品の説明です。
※チューリッヒの自動車保険に関する内容について
本記事内で紹介しているチューリッヒの自動車保険に関する内容につきましては、ご契約の保険始期および契約条件によって、ご契約のお客さまに適用されない場合がございます。
必ずお客さまの保険証券、約款、重要事項説明書の記載などをご確認ください。
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