更新日:2023年9月14日
公開日:2019年11月4日
自動車保険の更新(継続)案内が届いたとき、更新方法や補償内容の見直しについて、どう対処すべきか迷ってしまう方も少なくないでしょう。
原則として、自動車保険は更新手続きを行わないと、満期日で契約が終了してしまい補償がなくなります。そのため、事前に更新手続きを完了させることが重要です。また、保険料が高いと感じる方は、満期日に向けて他の保険会社へ切り替えることもひとつの選択です。
自動車保険の更新(継続)手続きをする方法や保険会社を切り替える際の注意点、更新時期に自動車保険を見直すポイントなどを詳しくご説明します。
自動車保険の満期日が近づくと、契約している保険会社からメールや郵便で更新案内の通知が送られてきます。
チューリッヒでご契約の場合、満期日のおよそ2ヵ月前に通知書が送られます。また、満期日の45日前までにお手続きを完了すると保険料が最大500円割引となる早割もあるため、お早めにお手続きください。
自動車保険の更新は、満期日までに手続きを完了させておく必要があります。満期日を過ぎてしまうと、保険が切れてしまいます。猶予期間がありますが、忘れてしまう可能性もあるため早めに手続きを行いましょう。
たとえば、満期日の45日以上前に自動車保険の更新手続きを完了することで、「早期契約割引(早割)」という割引が適用される保険会社も存在します。
保険が切れないようにする目的も重要ですが、その他に割引を受けられるというメリットもあるため、早めに手続きすることをおすすめします。
チューリッヒでは、早期契約割引(早割)を設けており、保険契約始期日より45日以上前に契約申込みをされた場合、年間保険料が500円割引(※)になります。
※ クレジット分割払い(当社11回払い)でご契約の場合は年間で480円割引となります。
更新手続きを忘れて満期日を過ぎてしまった場合でも、契約している自動車保険の継続手続きは可能です。しかし、等級に影響を及ぼす可能性があります。
一般的に、満期日から7日以内に更新すれば等級は継続できますが、8日以上経過した場合は等級がリセットされ、6等級からのスタートになります。特に20等級に近い等級の場合、割引率が大きいぶん、等級がリセットされると損失が大きくなるでしょう。
自動車保険の更新手続きにおいて、契約内容に変更がなければ、特別な必要書類は不要です。ただし「現在の走行距離」を申告する必要があるため、オドメーター(累計走行距離計)を確認し、その数値を控えておきましょう。また、免許証の色が変わった場合も申告が必要となります。
何らかの変更がある場合や、詳細な情報が必要となる場合には、車検証を手元に用意しておくとスムーズに行えます。
自動車保険の更新(継続)手続きは、以下いずれかの方法で行えます。
チューリッヒの場合を例に、それぞれ詳しくご説明します。
インターネットで更新手続きをする場合は、お客様専用ページにログインして行います。具体的には以下の手順です。
インターネットであれば、24時間いつでも手続きができるので便利です。また、インターネットで手続きを行うと、インターネット割引が適用されます。
電話で更新手続きも可能です。その際、保険証券の番号など、車の情報が必要になるので、手元に車検証を用意しておきましょう。
更新や変更を保険会社のスタッフに相談しながら進めることも可能です。ただし、電話での手続きの場合は、保険会社の受付時間内に行う必要があります。また、チューリッヒのインターネット割引は適用されないため注意しましょう。
代理店型の保険の場合、郵送された書類を持って代理店へ足を運び、スタッフと相談しながら更新手続きを行えます。
なお、代理店型の保険でも、公式ウェブサイトから更新手続きを行える場合があります。直接相談したいことがある場合のみ、店舗へ足を運ぶとよいでしょう。
自動車保険のなかには、契約者の負担軽減と更新忘れ防止のために、「自動継続特約」を設けているものもあります。
しかし、チューリッヒのスーパー自動車保険には「自動継続特約」がありません。継続を希望しない場合は連絡も不要で、満期日をもって契約は終了となります。自動車保険の更新時は、保険の見直しタイミングでもあるので、更新日を把握してより適切な保険内容となるように見直しを行いましょう。
自動車保険の更新は、以下の点に注意して手続きを行いましょう。
自動車保険の更新手続きは満期日までに行うことが重要です。自動継続特約がない保険の場合、満期日を過ぎると保険は切れ、無保険状態になります。無保険の状態では、万が一事故を起こした場合でも保険の補償は受けられません。
チューリッヒの場合、満期日以降30日以内であれば、インターネットで継続の手続きができる場合があります。30日を過ぎてしまった場合は、再度契約手続きが必要となります。インターネットでの手続きはできなくなるので、電話にて契約手続きを行いましょう。
自動車保険の更新時は、現状に応じた正しい情報を申告しなければなりません。具体的には、オドメーターの数値や免許証の色などの情報が必要です。虚偽の申告は「告知義務違反」にあたり、保険契約の解除や事故の際に保険金が出ないといったリスクがあります。
保険料の支払方法として口座振替を選択している方は、引き落とし口座の残高不足に注意が必要です。特に年払いの場合、一度に支払う保険料が高額になるため、口座の残高が不足する可能性があります。
もし、引き落としに失敗し、保険料が未払いになると、補償を受けられなくなる可能性があります。自動車保険の更新時は、口座に充分な残高があることを確認しましょう。
また、更新手続きの完了後は新しい保険証書が発行されます。支払い方法や申込み時期によって異なるので、チューリッヒの例でご紹介します。
支払い方法・申込み時期 | 発送時期 | |
---|---|---|
クレジットカード | カード決済の翌日(翌日が日曜日の場合はその翌日)に発送 | |
銀行振込 | 満期日前日までに当社口座に着金の場合 | 当社口座にて着金が確認できた翌日(翌日が日曜日の場合はその翌日)に発送 |
満期日以降に当社口座に着金の場合 | お振込後、1週間から10日後ぐらいに発送 | |
コンビニ払い | 支払いの翌日(翌日が日曜日の場合はその翌日)に発送 |
なお、上記内容は、必要書類や申告内容に不備がある場合は、発送が遅れることがありますのでご了承ください。
自動車保険の更新により保険会社を切り替える際、契約中の保険の満期日を過ぎてしまうと、無保険の期間が発生してしまう可能性があります。無保険の期間中に事故やトラブルが起こると、補償されない可能性があるため注意が必要です。
さらに、保険に8日以上未加入の期間があると、等級がリセットされてしまう恐れもあります。
自動車保険の更新時に保険会社を切り替える際は、自動車保険の重複に注意が必要です。
以前の保険会社との契約を解約し忘れた場合や、保険期間が重複するような状況が生じた場合には、二重契約にならないように調整する必要があります。
自動車保険の更新時は、見直しにおすすめの時期です。車の使用目的や特約などの補償内容を見直すことで、保険料を節約できる可能性もあります。
具体的には、以下の見直しを行いましょう。
なお、チューリッヒの場合インターネットでの契約更新手続きを行う際は、現在の補償内容の変更や車両保険の付帯、名義変更などを同時に手続きすることはできないため注意しましょう。
自動車保険は、運転者の範囲を指定する項目があります。チューリッヒでは、「運転者本人・配偶者限定」「運転者家族限定」「限定しない」のいずれかから選択でき、限定する範囲が狭いほど保険料を抑えられます。
たとえば、これまでは自分と配偶者、子どもが運転していたが、子どもが運転しなくなった場合、「運転者本人・配偶者限定」にすることで保険料を安くすることが可能です。更新時に、主に運転する人が変わった場合は、運転者の範囲を見直しておきましょう。
自動車保険には、運転する人の年齢を指定する「年齢条件」という項目があります。保険会社により、年齢条件の設定方法や区分は異なりますが、「全年齢補償」「21歳以上補償」「26歳以上補償」「30歳以上補償」などが設けられています。
年齢条件は保険料に大きな影響があり、年齢条件の区分が上がるほど保険料が下がる傾向にあります。これは、運転者の年齢が若いほど、交通事故のリスクも高いとされているためです。
数年単位で発生する自動車保険の更新時は、年齢区分が変わりやすいタイミングです。年齢の区分を上げることで、保険料を安くできます。たとえば、前回の更新時に25歳、今回の更新時に26歳になっていたのなら、「26歳以上補償」の区分に変更することで、保険料が安くなります。
転職や転勤、引越しなどにより、ライフスタイルや通勤通学手段が変わった方は「使用目的」や「走行距離」も注目したいポイントです。
使用目的は「日常・レジャー使用」「通勤・通学使用」「業務使用」の3つの区分が設けられており、区分が変わった場合は保険会社への通知が必要です。
また一般的に、走行距離が多いほうが保険料は高くなります。走行距離の区分は保険会社により異なりますが、チューリッヒの場合は以下5つの区分から選べ、変更する場合はインターネット上で手続きが完了できます。
自動車保険の更新に合わせてライフスタイルに変化が生じた場合は、使用目的や走行距離を見直す機会です。通勤がなくなり車を使わなくなった場合は区分をひとつ下にしたり、車に乗る機会が増えたのならひとつ上にしたりなど、「年間でどれくらい走行しそうか」を考えて変更しましょう。
自動車保険の更新をする際には、契約する保険会社を切り替えることも見直しの手段です。
特に、代理店型の自動車保険を契約している場合、通販型の自動車保険に切り替えることで、同等の補償内容を保ったまま保険料を抑えられる可能性があります。
更新を機に保険料を節約したい方は、保険会社を切り替えることも検討してみましょう。
保険会社の切り替えは、更新時期以外でも可能です。ただし、多くの保険会社では既存の等級が1年間継続されるため、更新以外のタイミングで保険会社を切り替えると、1等級アップする時期が数ヵ月遅れる場合があります。
等級アップを重視する方が、保険会社の切り替えを検討している場合は、契約の満期日に合わせて切り替えることがおすすめです。
自動車保険の更新案内がきたら、できるだけ早く更新手続きをするのがおすすめです。うっかり更新手続きを忘れてしまうのを防ぐ目的だけでなく、早めに更新することで早割が適用されることがあるためです。
また、更新のタイミングは補償内容や保険会社を見直すことも大切です。保険料を抑えて補償内容の充実した保険を契約したい方は、チューリッヒの自動車保険をご検討ください。
等級が上がると保険料が下がる傾向があるため、その分、特約を追加して補償を拡充するという考え方もあります。いずれにしても更新時期は自動車保険についてゆっくり考えてみるチャンスと言えるでしょう。ただし保険の満期には注意しましょう。
資格:CFP
東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強を始める。以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はフィットネス。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。
保険会社によりますが、更新の案内をメールや郵送で行っているところが多いです。しかし、保険会社の内部的な都合や連絡方法の変更などにより、連絡が来ないこともあります。もし更新の連絡が来ない場合は、直接保険会社に連絡を取り、契約の更新について確認してみましょう。
1等級ダウンまたは3等級ダウンの事故を起こすことで、等級による割引率が減り、以前より高くなることがあります。また、事故をしていない場合では、保険会社の保険料の算出基準を変更したり、保険料率が変更されたりした場合には、更新時の保険料が高くなることもあります。
※本記事の内容は特段の記載がない限り、チューリッヒの保険商品ではなく、一般的な保険商品の説明です。
※チューリッヒの自動車保険に関する内容について
本記事内で紹介しているチューリッヒの自動車保険に関する内容につきましては、ご契約の保険始期および契約条件によって、ご契約のお客さまに適用されない場合がございます。
必ずお客さまの保険証券、約款、重要事項説明書の記載などをご確認ください。
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