新しいお車の
車検証
更新日:2023年10月27日
公開日:2020年1月27日
自動車保険は、補償対象である車で起きた事故の損害を補償するものです。そのため、自動車保険の契約期間の途中で車を買い替えた場合、「車両入替(車両変更)」の手続きが必要です。
納車日前に車両入替の手続きをあらかじめ行っておけば、新しい車を運転したタイミングで自動的に保険が切り替わります。
自動車保険の車両入替について、手続き方法や必要書類、保険が切り替わるタイミングはいつからなのか、何日前から車両入替の手続きは可能なのか、納車日当日でも可能なのかご説明します。
車両入替とは、保険期間の途中で補償対象の車を変更することです。
自動車保険は、補償対象の車で起こした事故の損害を補償するものであるため、車を変えたからといって契約車両が自動的に変更されるわけではありません。新しい車を購入したり車を譲り受けたりして補償対象の車を変更する際は、車両入替の手続きを行う必要があります。
車両入替手続きをしなければ新しい車が補償の対象にならないため、事故を起こしてしまったときに保険金が受け取れません。
なお、車両入替を行うには一定の条件を満たす必要があります。契約している車を乗り変える際は保険会社や代理店に連絡し、車両入替手続きをしましょう。
チューリッヒでは、以下の3つの項目における条件をすべて満たす必要があります。
ここからは、チューリッヒの車両入替の手続きについてそれぞれの条件を詳しく説明します。
なお、条件を満たさない場合は「新規加入」となるため、等級が引き継ぎできないなどの問題が起こる可能性があります。
チューリッヒでは、車両入替後の車の所有者が次のいずれかに該当する必要があります。
チューリッヒでは、車両入替後の車が以下のいずれかに該当する必要があります。
※「特種用途自動車(キャンピング車)」の車両入替はお電話にて承ります。当社カスタマーケアセンターまでお問合わせください。
なお、車両入替をするためには、契約前後で同一の用途・車種となる必要があります。そのため、二輪車から四輪車のように入替前後の車種が異なる場合は、車両入替手続きができません。
車両入替の補償が切り替わるタイミングは、いつ車両入替手続きをするかによって異なります。
納車日が分かっていれば、前もって車両入替手続きができます。事前に手続きをしておけば、新しい車に乗ったタイミングで補償対象が切り替わるため、新しい車の納車日が分かったら事前に車両入替の手続きをしておきましょう。
納車日以降に車両入替手続きを行う場合は、決められた期日までに手続きをしないと新しい車での事故は補償されません。納車日までには手続きを済ませておきましょう。
なお、新しい車に補償が切り替わってからも前の車を使用する場合は、新たに自動車保険(任意保険)へ加入する必要があります。
納車日よりも前に車両入替をしておけば、新しい車を運転するまでは現在の車、新しい車を運転し始めたら新しい車というように、新しい車を運転した時点で補償対象車が自動的に切り替わります。
補償対象の車がスムーズに切り替われば、万が一納車日の前後で事故を起こした場合も補償が受けられます。納車当日に、自動車販売店から乗って帰る際も安心して運転できるでしょう。
各保険会社では、車両入替の手続き完了までに猶予期間を設けています。事前に車両入替手続きができていない場合でも、新しい車の取得から30日以内であれば、前の車の補償内容で補償してもらえます。
しかし、車両入替ができていない状態で前の車の補償を受けるには、事故の対応に追われるなか急いで車両入替の手続きをしなければなりません。
車両入替は、納車日が分かっていれば前もって手続きができます。新しい車に乗り換えることがわかったタイミングで、早めに手続きをしておきましょう。
ダイレクト型自動車保険では、インターネットで車両入替手続きができるため、納車日当日であっても手続きができます。
チューリッヒの場合、納車日の29日前から納車日翌日以降の29日以内であれば、インターネットでお手続きがすることが可能です。
この期間以外のお手続きは、お電話での対応となります。
自動車保険の車両入替をすると、原則としてノンフリート等級は引き継がれます。しかし、保険料は変動する可能性があります。
車両入替が行われた場合、継続契約の取扱いにおいては、ご契約の車が同一であるとみなしてノンフリート等級をそのまま引き継ぎます。
ただし、売却と同時に自動車保険を解約し、納車までの空白期間が8日以上ある場合は、等級が引き継ぎできないため注意が必要です。新規契約となり、6等級からのスタートとなります。
等級が同じであっても、契約車両や契約内容を変更すると保険料が変わる可能性があります。車両入替に伴う保険料の変動の原因には、以下が挙げられます。
車両入替によって契約車両の「型式別料率クラス」が変わると、保険料は変わる可能性があります。「型式別料率クラス」とは、事故にあうリスクを車の型式別に数値化したものです。契約車両が、「交通事故を起こす確率が高い」と判断される車両である場合、保険料が高くなる場合があります。
また、今まで車両保険を付けていなかった場合でも、車を買い替えたタイミングで車両保険を付けることも原則可能です。
車両入替をすることで契約車両や契約内容が変更になり、保険料にも差額が発生する可能性があります。
チューリッヒの場合、保険料に差額が発生した場合は以下の対応が発生します。
発生した差額の内容 | 支払いまたは返金の方法 |
---|---|
追加保険料 |
|
返還保険料 |
|
※分割払いでのご契約の場合、月々の保険料が変更となる場合があります。
車両入替の手続きに必要な書類は、保険会社によって異なります。チューリッヒでの車両入替には、以下の書類や情報をご準備ください。
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クレジットカード
※追加保険料が発生する場合
銀行口座情報
※返還保険料が発生する場合
上記の他、保険会社によっては現在の車と新しい車の両方の積算距離計(オドメーター)の数値や新しい車の売買契約書などを提出する場合もあります。事前に、加入している保険会社のウェブサイトで確認しましょう。
納車前で車検証が手元にない場合は、ディーラーなどの販売元にコピーをもらうか、以下の情報を確認しておけば、車両入替の手続きができます。
クレジットカードや銀行口座の情報は、車両入替によって追加保険料や返還保険料が発生する場合に必要です。
一般的な自動車保険の車両入替手続きは、以下の手順で行います。
新しい車の納車日が決まったら、加入している保険会社が指定する方法で車両入替手続きを行いましょう。
各保険会社の手続き方法はウェブサイトなどで確認できますが、多くの場合契約者専用ページや電話での手続きが可能です。新しい車の車検証を見ながら、必要情報を入力または連絡しましょう。
自動車保険料は車種や年式によって異なるため、契約車両が変わると保険料が変わることがあります。
車両が変わることにより車両保険を見直したほうがよいケースもあるため、新しい車の補償内容が充分であるか確認しましょう。
手続きの最後に、車両入替の手続きによって発生した差額保険料の支払いまたは返金手続きを行いましょう。
チューリッヒでは、納車日の29日前から納車日翌日以降29日以内であれば、インターネットで車両入替のお手続きができます。
保険期間中の買い替えであっても、車両入替の手続きが可能です。インターネットのお手続きの場合は、お客さま専用ページにログインしてお手続きください。
ただし、以下のケースではお電話でのみお手続きいただけます。
自動車保険の車両入替手続きを行う場合は、以下の点に注意する必要があります。
一定の条件を満たしていない場合は、車両入替の手続きができません。
たとえば、個人売買や譲渡によって契約車両を変更する場合は、車両入替ではなく名義変更が必要です。また、二輪車から四輪車への車両入替もできません。
車両入替の条件は保険会社によって異なるため、加入している保険会社のウェブサイトなどで確認しましょう。
車両入替手続きでは等級は引き継ぎできますが、原則として契約が切れて8日以上経った場合は等級を引き継ぎできません。
たとえば、所有していた車を中古車買取り店で売却し、新しい車をディーラーで買う場合は、売却と納車のスケジュールを合わせにくく、空白期間が8日以上になる可能性が高くなります。等級の引き継ぎができるのは解約日翌日から7日以内であるため、解約から8日以上経つと等級がリセットされます。
空白期間があらかじめ分かっている場合は、保険会社に自動車保険の「中断証明書」の発行を依頼しましょう。中断証明書があれば、保険契約を再開するときに以前の等級が引き継がれます。
「エコカー割引」「自動ブレーキ割引」など、車種によって付帯できる割引は異なります。そのため、車両入替で契約車両を変更する場合、今まで適用されていた割引が受けられなくなる可能性があります。
一方で、「新車割引」などの今まで適用されていなかった割引が受けられる可能性もあります。車両入替手続きを行う際は、保険料や補償内容とあわせて受けられる割引も確認するとよいでしょう。
納車日が変更になったら、保険会社に連絡することをおすすめします。
納車日前に車両入替手続きを行えば、納車日当日の新しい車を運転するタイミングで、保険の契約車両が切り替わります。
納車日が変更になったにも関わらず事前に連絡しておかなければ、契約車両の切り替えがスムーズにいかず、万が一事故が起きた際に補償されない可能性があります。
たとえば、実際の納車日が事前に連絡した日の翌日になった場合、納車日を変更していなければ、自動車販売店からの帰りは補償されていても、自動車販売店へ向かう間は補償されません。
万が一の際に確実に補償を受けるためにも、納車日が変更になったら保険会社に連絡しましょう。
車を買い替えたら、自動車保険の車両入替(車両変更)手続きを必ず行いましょう。納車前に前もって手続きをしておけば、納車日当日、車を乗り換えるタイミングで自動車保険が切り替わります。
また、車両入替手続きを行う際は、補償内容を見直すことが大切です。新車に買い替えた場合は、車両保険を付帯することで、損害を受けた際に車の修理や買い替えの補償が受けられる場合があります。
新車購入時など、車検証が納車ギリギリまで手元にないケースがあります。その際は車の購入先に連絡をして、車の型式や初年度登録、登録番号、車体番号など自動車保険の見積りや、申し込みに必要な情報を事前に確認しましょう。
資格:CFP
東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強を始める。以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はフィットネス。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。
車両入替が完了すると、補償対象が新しい車に切り替わります。納車日前に手続きをしておけば、新しい車を運転するまでは、現在の車が補償対象です。
変更日(異動日)を経過して車両入替が完了した後は、取り消しができません。
新しい車を購入することが決まったら、車両入替の手続きが必要です。チューリッヒの場合は、インターネットでの車両入替の手続きも可能です。
以下の場合は、自賠責保険の車両入替手続きも必要です。
・車両入替前後の車種・保険料が同一の場合
・入替前の車を廃車にする場合
なお、乗用自動車から軽自動車への車両入替はできません。
保険会社のウェブサイトで、年齢条件も同時に変更手続きが可能です。チューリッヒの場合、ご契約内容の変更手続きが必要となります。また車の変更手続きと年齢条件変更は同時にインターネットでもお手続きが可能です。(一部お引受できない条件がありますのでご注意ください)
※本記事の内容は特段の記載がない限り、チューリッヒの保険商品ではなく、一般的な保険商品の説明です。
※チューリッヒの自動車保険に関する内容について
本記事内で紹介しているチューリッヒの自動車保険に関する内容につきましては、ご契約の保険始期および契約条件によって、ご契約のお客さまに適用されない場合がございます。
必ずお客さまの保険証券、約款、重要事項説明書の記載などをご確認ください。
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