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スペアタイヤ・テンパータイヤとは。交換方法、車検、走行距離や寿命、空気圧について

自動車を運転していると、思わぬトラブルに遭遇することがありますが、なかでも多いのが走行中のタイヤのトラブルです。

タイヤのトラブルによるJAFのロードサービス出動数は、2017年で391,799件もあります。
タイヤのトラブルのための備えは、すべてのドライバーにとって必要不可欠です。

本記事では、パンクなどのタイヤトラブルの備えとして重要な、スペアタイヤ・テンパータイヤについてご説明します。

スペアタイヤ・テンパータイヤとは?

スペアタイヤとは、車を走行中にパンクなどしたときに交換する緊急用のタイヤのことです。

普通車では、車のトランクや車体下、SUV車などではリアのタイヤカバー内に装備されています。
まずはスペアタイヤの種類、寿命や注意点などについてご説明します。

スペアタイヤの種類

最近のスペアタイヤの主流は、「テンパータイヤ(テンポラリータイヤ)」と呼ばれるものです。

テンパータイヤは、タイヤトラブル時のみに使用する緊急時用のもので、通常のタイヤと比較してタイヤ幅、設置面積などが小さいのが特徴です。

標準タイヤよりも小さいため、設置スペースや車の積載重量を抑えるメリットもあります。
なお4WD車など、標準タイヤをスペアタイヤとして使用する車種もあります。

スペアタイヤの寿命は?

テンパータイヤはあくまでも緊急用のタイヤです。タイヤ幅が狭いためにグリップ力が低いなど、走行性能は決して高くはありません。

最高速度も時速80kmと定められており、走行距離は100km以内といわれています。
緊急用タイヤなので、テンパータイヤを装着したら、速やかに標準タイヤと交換する必要があります。
ただし、標準タイヤをスペアタイヤとして装着している場合は、通常の走行が可能です。
なお、スペアタイヤも標準タイヤ同様、スリップラインが出たら寿命なので速やかに新品に取り換えてください。

定期的なチェックが必要

スペアタイヤは、たとえ一切使用しなくても時間の経過とともに空気圧が減ってしまいます。
空気圧が減ったスペアタイヤを使用すると、走行バランスが悪くなる他、最悪の場合はバーストを引き起こすこともあります。

いざタイヤトラブルが起きたときに、空気圧不足でスペアタイヤが使い物にならないということがないように、スペアタイヤの定期的な空気圧チェックも忘れないようにしましょう。

ちなみにテンパータイヤの空気圧は、4.2kgf/cm2で標準タイヤの約2倍です。
もし空気圧不足になっている場合は空気圧の調整を行いましょう。

スペアタイヤは装備義務があるの?

スペアタイヤの装備は義務ではないのでしょうか。またスペアタイヤの代わりにどのようなものがあるのでしょうか。

スペアタイヤのない車

近年はCO2などの削減を目的としたエコカー減税が実施されたこともあり、自動車の軽量コンパクト化および燃費向上が推進されています。

そうした状況を踏まえ、一度も使用されることなく廃棄されることが多いスペアタイヤは、環境面で大きな問題も抱えています。

またスペアタイヤの装備は義務ではなく、車検の際もスペアタイヤを装備する必要はありません。
こうした理由により、最近ではスペアタイヤのない車も珍しくありません。

スペアタイヤの代わりとなる装備は?

スペアタイヤの代わりとなる装備には、手軽にパンクを修復する「タイヤパンク応急処理キット」があります。
「タイヤパンク応急処理キット」は、タイヤの空気圧を調整するコンプレッサーと補修材などがセットになっており、ほんの小さな穴によるパンクには即効性があります。

ただ、応急処理キットで修復しても長距離走行はできず、速やかに自動車工場などで修理する必要があります。

また、応急処理キットでは、大きめの穴などは修理できない場合もあります。
さらに応急処理キットで処置したタイヤやタイヤホイールは、使用できなくなる場合もあるなど、デメリットもあるので使用の際は注意が必要です。

なお、一部高級車のなかには、パンクして空気圧が低下しても一定距離を一定速度で走行できるランフラットタイヤが装備され、スペアタイヤを必要としないケースもあります。

オプションでつけられる場合も

タイヤパンク応急処理セットは、すべてのタイヤトラブルに対応できるわけでは無く、さまざまなデメリットもあります。
このため、スペアタイヤを車に常時装備することが、パンク時の備えとしては安心といえるでしょう。

スペアタイヤが標準装備されていなくても、車種によってはオプション装備できるものもあります。オプションの価格もそれほど高いものでは無いので、気になる方はディーラーなどに相談してスペアタイヤのオプション装備をおすすめします。

スペアタイヤ・テンパータイヤへの交換方法

パンクなどタイヤのトラブルは、走行中に突然に起こるものです。
いざというときに周囲に迷惑をかけたり、2次トラブルになったりしないようスペアタイヤ・テンパータイヤの交換方法を確認しておきましょう。

タイヤ交換に必要な道具

タイヤ交換には以下の道具が必要です。自動車には常時搭載するようにしてください。

  • ジャッキ
  • ジャッキ操作棒
  • ボックスレンチ(ソケット型のレンチ、L字型や十字型など)
  • 軍手などの作業用手袋
  • 車が動かないようにするための輪止め
  • 後続車に知らせるための発炎筒、三角表示板

基本的な交換方法

安全なところで車を停める

後続車から良く見える安全な路肩に車を停めます。坂道や砂利道などは避け、平らで安定した場所に停めましょう。

車が動かないよう細心の注意を

AT車はシフトレバーをP(パーキング)に、MT車はギヤを1速(ロー)に入れ、必ずパーキングブレーキをかけましょう。
また、交換するタイヤの対角線上の車輪に輪留めをかけ、交換中に車が動き出さないよう細心の注意を払いましょう。

後続車に知らせる

発炎筒、三角表示板を車の後方に設置して、後方車に危険があることを知らせます。

ホイールナットを緩める

タイヤのホイールナットにすべてのレンチを差し込んでナットを緩めます。

ジャッキで車体をあげる

車体のジャッキアップポイントにジャッキを当て、車体をあげていきます。タイヤが地面から離れるまで車体をあげます。

タイヤを外す

緩めたナットをタイヤからすべて外し、タイヤを外します。外したタイヤはジャッキが車から外れたときの事故防止策として車の下に入れます。

スペアタイヤを取り付ける

スペアタイヤを取り付けます。ジャッキで車体をおろした後はナットに緩みが無いように再度ナットをしっかりと締めます。

任意の自動車保険ならロードサービスが利用できて安心

万が一タイヤのパンクなどのトラブルが発生した際に、任意の自動車保険に加入しているとロードサービスが利用できる場合があります。

チューリッヒのスーパー自動車保険のロードサービスは、タイヤのパンク時に、スペアタイヤが標準装備されている場合には、スペアタイヤへの交換を無料で行います。

それ以外の場合も、レッカー車で車を修理工場まで移動します。
お客さま指定の修理工場へは、100kmまでが無料、チューリッヒ指定の修理工場へは距離に関係なく無料で車を移動します。

ロードサービスを利用しても、翌年度からの等級には影響しません。保険料にも影響ないので、安心して利用できます。

スペアタイヤの定期チェックを忘れずに

スペアタイヤには、テンパータイヤと標準タイヤの2種類があり、普通車にはテンパータイヤが装備されていることが一般的です。

テンパータイヤは標準タイヤよりも小さく、あくまでも緊急用のタイヤであることを認識しましょう。また、スペアタイヤは使用不使用にかかわらず、時間とともに空気圧が減っている場合があります。

いざという緊急時に役立たないこともあるので、定期的なチェックも忘れないようにしましょう。

※記載の情報は、2020年1月時点の内容です。

※本記事の内容は特段の記載がない限り、チューリッヒの保険商品ではなく、一般的な保険商品の説明です。

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