車に内蔵されている電源を活用してさまざまなことに活かしたい場合、埋込みのコンセントを使用したり、後付けのコンセントを使用したりする方法があります。
本記事では、車でコンセントを使う方法を中心にご説明します。
車でコンセントを使用するケースはさまざま考えられますが、その場合の電源をとる方法をご説明します。
車の運転中にかかわらず、スマートフォンやタブレット端末などの充電は日常的に必要ですが、車を利用している際にも電源は確保しておきたいと考える場合は多いでしょう。
また、災害時などに備えた非常時給電システムを搭載した車種では、インフラ機能として活用できる電源を備えているため、車内で家電製品を使いたい場合は可能となります。
車で電源を取る方法には、
があります。
すでに一部のハイブリッド車などでは、車内に埋込みコンセントが装備されている車種があります。
また、USBジャックが装備されている車種では、スマートフォンなどの充電がしやすくなっています。
シガーソケットしか装備されていない車種であっても、カーチャージャーを差し込むことで電源が取れるようになります。
シガーソケットから電源(コンセント)を取る方法として、カーインバーターの活用もあり、さらにポータブル電源を車内に持ち込むことで、コンセントやUSBジャックの端子を使うことができます。
車内内蔵の純正コンセント電源についての特徴は以下のとおりです。
純正のコンセント電源は、ハイブリッド車を中心に車内に内蔵され、車内に装備されたコンセントを、さまざまな用途に使うことが可能です。
なお、ハイブリッド車などにはインバーターも搭載されています。
インバーターとは、モーターの回転をコントロールしてエネルギーを有効に使う役割があります。
ハイブリッド車だけではなく、モーターを使っている製品にはインバーターが搭載されています。
純正の埋込みコンセント電源の設置場所は、
などに多く見られます。
コンソールとは運転席と助手席の間に設けられたスペースのことであり、シフトレバーやパーキングブレーキ、収納スペース、ドリンクホルダーなどが集約されています。
コンソールの下部にコンセントがある場合は、後部座席に座るとプラグが付いていることに気づくでしょう。
純正の埋込みコンセントは、AC(交流)100Vにおいて最大電力が1,500Wとなっています。
1,500Wは炊飯器や電気ストーブ、スマートフォンの充電を同時に行える容量です。
一般家庭の4〜5日分の電力が供給できるともいわれています。
純正の100Vコンセント電源では、以下のことに注意して使用してください。
以上に加えて車外の電化製品と接続する際は、車両の安全確保や電源コードの使い方、換気などへの配慮も必要です。
純正の埋込みコンセントがない場合は、以下の方法で電源を確保しましょう。
シガーソケットとは、車から電源を取るための受け口(ソケット)です。
もともと車内でタバコ(シガー)に火をつけるために利用されていたため、「シガーソケット」と呼びます。
シガーソケットには、トラック(24V)を除き、通常の自動車では12Vの直流電流が流れており、車内の配線とつながっています。
エンジンをかけると通電し、カーナビの利用やスマートフォンの充電が可能です。
車種により純正のUSB端子やポート電源が装備されている場合もあります。
運転者でも充電しやすいように、純正のUSB端子やポート電源は、コンソールなどの車内前方に配置されていることが多いです。
純正以外でUSB端子を使った充電を検討している際は、カーチャージャーを活用するとよいでしょう。
モバイルバッテリーやスマートフォン、タブレット端末関連の製品を取り扱うメーカー中心に、カーチャージャーが販売されています。
また、シガーソケットの数を増やしたい場合は、ポート電源の購入も有効です。1〜3個のシガーソケットやUSB端子の利用が可能となります。
後付けのコンセントを使うには、後付けインバーターやポータブル電源を活用します。
後付けインバーターでも、100Vのコンセント電源を使うことができます。
最大出力は純正のコンセント電源と同様で、1,500Wとなっています。
そのため家電製品も十分に使用することが可能です。
製品によりUSB端子が付属していることもあり、目的に応じて使い分けてもよいでしょう。
ポータブル電源を車内に持ち込むことでも電源を確保することが可能です。
複数のコンセントやUSB端子があるため、容量内であれば家電製品の使用や充電ができます。
また、シガーソケットに接続して充電できるポータブル電源もあります。
車内の電源を使って家電製品を利用するときは、その製品の消費電力に注意が必要です。
純正コンセントや後付けインバーターの最大電力は、1,500Wとなっていることがほとんどです。
一方、掃除機などの家電製品は、それだけでも消費電力が高く、最大電力以下で使うことを念頭に入れておくようにしましょう。
一般家電製品の消費電力の一例を以下で示しますので、参考にしましょう。
電化製品名 | 消費電力 |
ノートパソコン | 50〜120W |
携帯電話(充電) | 15W |
オーブントースター | 1200〜1350W |
炊飯器 | 350〜1200W |
電気ポット | 700〜1000W |
掃除機 | 1000〜1100W |
ドライヤー | 600〜1200W |
※参考:電気製品の消費電力一覧
※上記は目安であり、使用する電化製品の消費電力を確認して使用してください。
車内で、コンセントやUSB端子を使う方法はいろいろとあります。
それぞれの方法について正しく理解し、必需品であるスマートフォンや端末だけでなく、家電製品などの利用も視野に入れ、車内で電源をうまく使って充実のカーライフを送りましょう。
最後に、車を所有されている方は、チューリッヒの自動車保険をぜひご検討ください。
万が一の車の事故・故障・トラブルに備えておくと安心です。
※記載の情報は、2020年8月時点の内容です。
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