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トンネル内の事故対策。追い越しや車線変更はしてもいい?火災・故障など緊急時の対処法

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日本には山地が多いため、その分長いトンネルが多いのが特徴です。

トンネルを走行するときは、視界が悪化する他、圧迫感による緊張といった問題が起きます。
そして、交通事故が起きると多重事故へつながることが多いため、特に気をつけて運転をしなくてはなりません。

本記事では、トンネル内で起こりやすい事故や交通ルール、火災などの緊急時の対処法をお伝えします。

トンネル内で起こりやすい事故

トンネル内で最も多く起きるのは「追突事故」

2017年中の交通死亡事故の発生件数(合計3,630件)を、道路形状別に見ると、交差点内1,667件(35.6%)が最も多く、トンネル・橋における死亡事故は87件(2.4%)となっています。
全体に占める割合としては多いわけではないものの、トンネル内は「事故を起こしやすい場所」という認識が必要です。

トンネル内の交通事故で、最も多く起こるのが「追突事故」です。
特に進行中、前の車に追突する事例が多くみられます。なぜ、こうした事故が起きてしまうのでしょうか?

理由の1つには、「トンネル内では車間距離がつまりやすい」ということがあります。
一般的に、トンネル内は水はけをよくするため、入り口は上り勾配、出口にむかって下り勾配をつけた設計がされています。
そのため入り口では想像以上に減速し、出口付近では逆に加速されてしまうという現象が起き、車間距離が詰まってしまうのです。

さらに、トンネルの中と外では明るさが異なるため、出入りするときに視界が悪化するという悪条件も重なり、交通事故が起きやすくなっています。
トンネル内は、見通しが悪いことに加え、対向車線へのはみ出しを防ぐ対策を取りにくいこともあり、追い越しにともなう事故も起きています。

2019年5月28日には、北海道の日高トンネル内で、片側1車線の追い越し禁止のトンネル内での追い越しが要因と見られる、死亡事故が起きました。こうした事故を防ぐためにも、トンネル内の交通ルールをしっかりと理解しておきましょう。

トンネル内で車線変更をしてもいいの?

このようにトンネルの中は、外に比べて交通事故のリスクが高く、そのため交通規制も一段と厳しくなっています。

道路交通法第30条第2号により、トンネル内では前方の車を追い越すための進路変更や、前の車の側方を通過する行為については、原則禁止です。

トンネル内でも車両通行帯がある場合(片側2車線以上、白線で区切られている場合)は進路変更や追い越しができることになっていますが、道路標識や道路標示により追い越しが禁止される場合もあります。

とくに高速道路などの長いトンネルの場合は、2車線以上でも禁止しているところが少なくありません。トンネル内での追い越し運転は事故になりやすいため、できるだけ避けるほうがいいでしょう。

トンネル走行時の注意

暗く圧迫感があるのでトンネルを走るのが苦手という方も多いものです。トンネル走行時にはどんなことに注意したらいいでしょう。

日中明るい場所から、急に暗いトンネルに入ると、目が慣れるまでよく見えない状態になります。
ブレーキをかけた前の車に追突したり、車線を外れたりすることがあるので、トンネルに入る前から速度を落とし、トンネル走行中はヘッドライトを点灯しましょう。
ヘッドライトを点灯することで周囲の車に自分の存在を知らせることになります。

またトンネル出口付近では暗い場所から急に明るい場所に移動するのでまぶしくて見えにくい状態になります。

このようにトンネルの出入り口付近は目が慣れるまでに時間がかかります。トンネルの出入り、トンネル内での走行も速度をコントロールし、車間距離を十分に取ることが大切です。

故障や火災など緊急時の対処法は?

トンネル内で、緊急事態が起きる可能性もないわけではありません。一例として、トンネル内で火災が発生した場合の対処法についてお伝えします。

故障や事故のとき

トンネル内で事故を起こしたときの手順は以下のとおりです。

落ち着いて、事故を後続車に知らせるとともに、安全な場所に移動することがポイントです。事故・故障後に車外を歩き回ると、後続車にはねられて死亡するリスクが高いため、とくに注意して移動するようにしてください。

  1. 後続車に合図
    ハザードランプで後続車に対する安全措置をとってください。
  2. 安全な場所へ避難
    通行車両に気をつけながら、非常駐車帯に車を移動します。
    停止表示器材などで車があることがわかるようにしたうえで、車を降りて非常駐車帯や非常口などの安全な場所へ避難してください。
  3. 通報
    110番や、道路緊急ダイヤル(#9910)、もしくはトンネル内に設置されている非常電話で通報しましょう。

火災が起きた場合

トンネル内で火災が発生した場合の基本的な対応手順は次のとおりです。

  1. 車外へ避難
    まずは、発火地点付近にとどまることはとても危険なので、速やかに車外へ移動してください。
    車から離れるときには車を左に寄せ、サイドブレーキをかけてエンジンを切っておきましょう。事故処理の際に車を動かせるように、キーはつけたままでドアもロックしません。
  2. 通報する
    トンネル内に50mおきに設置されている「押しボタン式通報装置」か、200mおきに設置されている非常電話を使って通報します。
    押しボタン式通報装置については、ランプがつくまで押し続けると自動的に火災が通報されるしくみになっています。
  3. 初期消火に努める
    周囲の安全が確認できて、自身で消火できると判断した場合、トンネル内に設置されている消火器を使って消火活動を行ってください。
    消火器は50m間隔で設置されています。また、消火器でも鎮火しないような場合には、消火栓を利用するようにしましょう。消火栓も、50mおきに設置されています。
  4. 火災が手に負えないと感じたら、速やかに避難
    身の危険を感じたときや、トンネル内放送、または係員から「避難してください」という指示があった場合は、避難誘導標示に従って非常口に向かい、避難経路を通って速やかに地上へ避難してください。

煙は温度が下がると降下する性質があるため、煙の流れをよく見て行動しましょう。

まとめ

トンネル内で起こりやすい事故、トンネル走行時の注意点について主にご説明してきました。トンネルは密閉空間のため、事故や火災がひとたび発生すると二次災害へと広がる可能性が高くなります。

トンネル入口手前では信号や情報板があれば、必ず確認するようにしましょう。またラジオによる情報提供があるトンネルではラジオを聞けるようにしておきましょう。

走行中は車線変更が禁止されていないトンネルでも後続車から追突される恐れがあります。車線変更はしないようにし、車間距離を十分にとることが大切です。

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