更新日:2024年3月4日
公開日:2020年6月19日
ドライブレコーダーに駐車監視機能が付いているとエンジンが止まっている間の映像を記録でき、車上荒らしや当て逃げにあった際に犯人を特定する手がかりとなります。車の外から見てもドライブレコーダーが付いていることがわかるため、犯罪やいたずらの予防にも役立つでしょう。
駐車監視機能付きドライブレコーダーを付ける場合は、設置の目的や必要な機能を明確にしましょう。機能を充実させると価格が高くなる傾向があるため、目的に合わせて選ぶことが大切です。
当記事では、駐車監視機能付きドライブレコーダーを選ぶポイントや注意点を説明しています。ドライブレコーダーの設置を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
ドライブレコーダーの駐車監視機能は、走行中のみならず駐車中に周囲の状況を撮影できる機能です。
駐車中に車上荒らしや当て逃げなどのトラブルにあった場合、目撃者がいなければ犯人を見つけることは難しいのが現状です。駐車監視機能を使うと、駐車中の映像を証拠として残せます。車内にドライブレコーダーが設置されていると犯罪者が警戒するため、犯罪の予防にもつながります。
駐車監視機能付きドライブレコーダーは、車の周辺の映像をすべて記録できるわけではありません。設置にあたっての注意点は以下の通りです。
駐車監視機能付きドライブレコーダーは、録画方式によって撮影のタイミングが異なります。録画方式によっては証拠を撮影できない可能性があるため、注意しましょう。録画方式には、以下の3種類があります。
動体検知録画は、カメラの撮影範囲で動く人や物を察知したときに撮影を開始する方式です。不審者や車が近づいて車上荒らしやいたずらをした場合の記録に役立ちます。
動体検知録画は動くものすべてに反応するため、人が多い場所には不向きといえるでしょう。人が多い場所で使うと、必要以上に多くの録画をして記録媒体の容量を圧迫したり、車のバッテリーを消耗させたりする可能性があります。
衝撃検知録画は、車への衝撃を察知して撮影する方式です。たとえば車のボディやガラスに物が当たったり、こすられたりした場合に察知して録画を開始します。また、車が振動したり傾いたりしたときに反応するため、ホイールやタイヤを盗む目的で車をジャッキアップしたときにも録画します。
衝撃をきっかけに録画が始まるため、必要な映像をすべて撮影できるとは限りません。衝撃検知録画は、当て逃げなど衝撃を伴う事故に備えたい場合に向いています。録画を開始する衝撃の感度は、自分で調節できるものが多いです。
常時録画は、車の運転を止めてから常時録画をする方式です。周辺の動きや衝撃の有無に関わらず常に録画するため、録り逃しなく撮影できるというメリットがあります。一方で長時間の録画となるために容量を圧迫し、車のバッテリーを消耗させやすいというデメリットがあります。
駐車監視機能付きドライブレコーダーには、3種類のバッテリー方式があります。
内蔵バッテリー | ドライブレコーダー本体に内蔵されている。 |
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外部バッテリー | 専用の外部バッテリーやモバイルバッテリーに接続する。 |
車両バッテリー | 駐車監視用の配線を引いて、車両のバッテリーを使う。 |
車両バッテリーの場合、運転中に蓄えた電力で録画します。エンジンが停止している間は、車から車両バッテリーに電気を供給できません。そのため、車両バッテリータイプのドライブレコーダーを付けるとバッテリーに負担がかかり、消耗しやすいという特徴があります。内蔵・外部バッテリーを選ぶと、車のバッテリーに影響がありません。
駐車監視機能付きドライブレコーダーは、機能によって価格が異なります。充実した機能は犯罪防止において安心できるものの、価格が高くなる傾向があります。設置する目的に合わせ、必要な機能を選ぶようにしましょう。選ぶにあたって確認したいポイントは以下の通りです。
ドライブレコーダーを導入する目的を想定して、録画形式を選びましょう。備えたい犯罪やトラブルによって、向いている録画方式が異なります。
たとえば、当て逃げに備えたいにも関わらず動体検知録画を選択すると、必要な映像を録画できないかもしれません。当て逃げに備えるのであれば、物が当たった衝撃で撮影する衝撃検知録画がおすすめです。車上荒らしに備えたい場合は、人が車に近づいたときに録画する動体検知録画がよいでしょう。
「防犯カメラのように常時録画してトラブルを防ぎたい」「常に撮影して録り逃しがないようにしたい」という方は、常時録画方式を検討してみてください。
車両バッテリーを使う場合、バッテリーの消耗が激しく劣化が早まる可能性があります。車のバッテリーの消耗が気になる方は、内蔵・外部バッテリーがおすすめです。
車両バッテリーを選ぶと「駐車監視中にバッテリー上がりになるのではないか」と思う方がいるかもしれません。駐車監視中にバッテリーが上がる可能性があった場合、電源供給を強制的に止める機能が備えられていることが多いです。
車両バッテリーは充電が不要ですが、駐車監視機能用の配線が必要になります。一方、内蔵・外部バッテリーにおいては、充電やバッテリー交換が必要なケースが多くなっています。
ドライブレコーダーは、種類によって「前方のみ」「前後」「360度」の範囲で撮影できます。撮影範囲が狭ければ、死角を狙った犯罪にあう可能性があります。
駐車中は、車の横や後ろからぶつけられることも少なくありません。車両の前方のみならず、後方からのトラブルにも備えるためには「前後」もしくは「360度」で撮影できるものがおすすめです。
録画容量が少ないものは、トラブルが起きたときの証拠を充分に撮れない可能性があります。たとえば1時間しか録画できない機種を使って深夜に犯行があった場合、昼に気がついたときにはデータが消えています。必要な証拠が残せるよう、容量に余裕を持って選ぶと安心です。
録画の画質が悪い場合、車のナンバーや犯人の特定が難しくなります。高画質になると価格や容量が大きくなってしまうため、適切な画質を選びましょう。200万画素以上あれば安心です。
強い光が入ったときにも記録が残るよう、画像補正機能が付いているとさらによいでしょう。
GPSや音声など、録画以外の記録ができる機種があります。GPS機能は、走行していた場所や時間を記録する機能です。
事故にあって警察や保険会社にドライブレコーダーの映像を提出する際に、場所や時間がわからなければ、証拠として不十分になる場合があります。GPSで記録した場所や速度のデータがあると、手続きがスムーズになる可能性が高いでしょう。また、接触事故の際に車が停車していた証拠になることもあります。
ドライブレコーダーに駐車監視機能が付いていると、エンジンが止まっている間の映像を記録して車の犯罪やいたずらなどを防止するのに役立ちます。トラブルを防ぎたい方は、設置を検討してみてください。
ドライブレコーダーにはさまざまな種類があり、録画の方式やバッテリーの種類によってメリット・デメリットがあります。設置目的に合わせて、必要な種類を選ぶようにしましょう。
今やドライブレコーダーは、防犯の観点からクルマの必須アイテムとなっています。多くのクルマに設置されるようになったことで、自分で証拠をとらないことは万が一何かあった際に不利になるとも言えそうです。運転中だけでなく、クルマから離れている時の異変にも備えておくことで、安心感はより高まります。
車上荒らしやいたずらの懸念がある場合、駐車監視機能を付けることをおすすめします。
ドライブレコーダーを付ける目的に合わせて選びましょう。機能が充実した機種は安心できる一方で値段が高くなる傾向があります。不要だと感じる機能は除外することをおすすめします。
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