軽トラとは、軽自動車の規格で作られているトラックのことで、おもに貨物の輸送を目的としています。軽トラの燃料や燃費、車検、税金、給油やオイル交換、洗車などのメンテナンス方法などについてご説明します。
軽トラの燃費は車種によっても異なり、運転の仕方や荷物の積載量によっても左右されます。
国土交通省が発表している2023年3月時点での自動車燃費一覧によると、軽トラの燃費はJC08モードにおける測定の場合、18〜21km/L程度です。
軽トラの車検の有効期間は、新車登録をしてから最初の車検までは2年となっています。それ以降も、2年ごとに車検を受ける必要があります。
軽トラの車検を受ける方法には、大きく分けて2つの方法があります。
1つは、国の指定を受けた指定整備工場で定期点検整備とともに検査を受ける方法です。
もう1つは、使用者が軽自動車検査協会の検査場に軽トラを持ち込み、検査のみを受ける方法で、ユーザー車検とも呼ばれています。
軽自動車検査協会で車検を受ける場合には、電話もしくはインターネット上の軽自動車検査予約システムから事前の予約が必要となります。
軽トラの燃料は、一部を除きガソリンです。
「軽自動車だから、軽油だと思った」という思い込みから、燃料の入れ間違いトラブルが発生しています。
ガソリン車に軽油を入れてしまうと、エンジンの出力が下がって加速が鈍くなり、次第に黒煙を発するようになってしまいます。
軽トラは、ガソリン車であるということを忘れないようにしましょう。
軽トラの給油口は、右側の後輪の上部に設置されています。
給油口には、キーの差込口があります。
給油の際にはキャップを開け、キーを差し込んで反時計回りに回します。鍵が開いたら、つまみを反時計回りに回して給油を行います。
給油が終わったら、カチッという音がするまでつまみを時計回りに回して締め、キーを差し込んで時計回りに回して施錠します。
軽トラにこすり傷やひっかき傷などをつけてしまった場合、小さくて浅い傷であれば、コンパウンドを使って自分で修理を行うこともできます。
大きな傷や深い傷の場合には、修理工場やカー用品店などでプロに修理や塗装を任せるほうが安心です。
エンジンオイルの交換が必要な場合、最近の軽トラはインジケーターが点滅するようになっています。
点滅した場合は、すぐにエンジンオイルを交換しましょう。
軽トラを使う頻度が少ない場合でも、オイルは経年劣化していきます。
劣化したオイルを使い続けたり、フィルターが詰まったりする場合は、エンジンの故障を起こす可能性があります。
1年に1回は、交換するようにしましょう。
ガソリンスタンドなどに設置されている門型洗車機でも、軽トラを洗うことはできます。ただし、利用できるのは軽トラ対応の洗車機の場合です。
洗車機を利用する前に、軽トラ対応が可能かどうかを確認しておきましょう。
軽トラの洗浄が可能な洗車機では、車両の形状を捉えるセンサーが荷台部分を認識し、アオリを下げると荷台部分もきれいに洗浄することができます。
ただし、荷台に砂利や小石が載ったままの状態で洗浄すると、機械の故障の原因となる可能性があるため注意が必要です。
軽トラは軽自動車に該当するため、軽自動車税(種別割)がかかります。
毎年4月1日現在に軽トラを所有している場合は、住民票のある市町村に対して軽自動車税(種別割)を支払う義務があります。
支払期間は、5月1日から5月末日までとなっています。
2024年度9月時点の税率は、以下の通りです。
区分 | 初度検査年月が平成27年3月以前の車両 | 初度検査年月が平成27年4月以後の車両 | 最初の新規検査から13年を経過した車両 |
---|---|---|---|
営業用 | 3,000円 | 3,800円 | 4,500円 |
自家用 | 4,000円 | 5,000円 | 6,000円 |
グリーン化特例とは、三輪および四輪の軽自動車で一定の燃費基準性能などを満たす場合、取得した日の属する年度の翌年度分の税率を軽減する特例措置です。
このグリーン化特例は、2025年度取得分まで延長されています。
該当する軽トラを取得した場合は翌年度の税率に限り、軽減されることとなります。
軽トラは、軽自動車の規格で作られたトラックのことです。
軽トラは2年ごとに車検を受ける必要があり、軽自動車税(種別割)の支払い義務があります。
上り下りの多い山道や土の舞い上がりやすい道などを走る場合は、エンジンオイルの劣化もこまめにチェックしましょう。
※記載の情報は、2024年9月時点の内容です。
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