国道とは。国道のマーク（標識）・ステッカー。国道番号、国道ライブカメラについて

道路にはさまざまな種類があります。

高速道路、国道、県道など、細かく分類されています。
なかでも国道は、どのような道を指すのでしょうか。

本記事では、国道のマーク（標識）やステッカー、国道番号、国道ライブカメラについてもご説明します。

はじめに、国道やその他の道についてご説明します。

「道路」と呼ばれるものには、多くの種類があります。以下の通りです。

• 私道
• 道路運送法の道路
• 農道
• 林道
• 道路法の道路
• 公園道、園路
• 港湾法の道路
• 里道

道路法第3条では、道路の種類が次のように示されています。※道路法第3条

• 高速自動車国道
• 一般国道
• 都道府県道
• 市町村道

以上をみてもわかるように、「国道」という名称がついている道路が2種類あります。

「高速自動車国道」は、一般的に「高速道路」と呼ぶ道路です。
全国に展開されている高速道路のことになります。

なお、本記事で取り扱うのは「一般国道」です。
「国」道という名称からもわかるように、管理者は国の機関である国土交通省になります。

道路の構成では、一般国道は全国の道路の約4.5%を占めています。
約84.1%を占める市町村道が最も大きな割合です。

道路を車で走行したり歩行したりすると、標識をみたことがあると思います。
それらの標識もいくつかに分類できます。

• 経路案内（目的地や通行地の方向や距離・道路上の位置を示す）
• 地点案内（現在地を示す）
• 付属施設案内（待避所やパーキングなどの施設を示す）

国道を示す標識は経路案内に入ります。
逆三角形のような形をしていて、上部に「国道」、中段に大きく数字が書いてあり国道の番号を示します。
さらに「ROUT」と下段に書かれています。
標識の色はブルーで、文字や数字が白抜きとなっています。

ちなみに、都道府県道であれば六角形の標識です。
上段に「県道」、中段に数字、下段に都道府県名が書いてあります。
色合いは国道と同じです。

国道は全国各地に走っていて、国道番号は1号から507号まであります。
ただし、48路線が欠番になっているため、実際は459路線です。

ひとつの都道府県に複数の国道が走っていることも意味します。

全国各地の国道は、ライブカメラで見ることができます。

主に路面状況や交通状況を確認することが可能です。
冬場であれば、積雪状況を確認してタイヤチェーン装着の判断に役立ちます。

時期により渋滞が多く発生する国道なら、リアルタイムの渋滞状況の確認に活かせます。

国道ライブカメラは、各都道府県の国道でも主要な箇所に設置されています。

管理しているのは河川国道事務所などです。
各地の河川国道事務所は、管轄する一級河川や一般国道の整備や管理が業務です。
それを通じて交通基盤の構築や、市民の安全や安心を確保するのが業務となっています。

つまり、要となる箇所にライブカメラを設置して管理しているわけです。

国道の標識をモチーフにした、国道ステッカーをご存じでしょうか。
全国各地で国道番号が記載されたステッカーが販売されています。

ただし、欠番や入手不可、取り扱い終了の国道番号もあります。

国道ステッカーの購入方法は、国道番号によって異なります。

道の駅で購入できることが多いですが、一部の国道ステッカーはネット販売やJA、観光案内所で販売されています。

たとえば、「道の駅 むなかた」（福岡県宗像市）は国道495号線のステッカーが購入できます。

一方で岡山県を走る国道2号線のステッカーは、「焼肉レストラン マルヨシ」で買うことが可能です。

このように国道番号によって販売店が異なりますので、「番号別リスト」で確認してから購入しましょう。

参考：国道ステッカー 番号別リスト

国道は幹線道路ですので、利用する方も多いのではないでしょうか。通勤や通学、どこかに外出する際など、さまざまな場面で国道を走行します。

国道の利用の際は渋滞情報なども、気になるところです。
国道の交通情報は、以下の2つのサイトから確認できます。

日本道路交通情報センターのサイトでは、5分おきに交通情報が更新されます。

都道府県を選ぶと、地図に選択できるエリアがありますので、希望する箇所を選んでみましょう。

選んだあとは画面が切り替わり、詳細な交通情報をみることができます。

地図では通行止め、事故、混雑、その他の規制が色分けされています。
ひと目で交通状況を把握できるでしょう。

ただし、地図で確認できるのは選択した都道府県の主要なエリアになります。
また、日本道路交通情報センターのサイトでは、高速道路の交通情報も確認できます。状況に応じて使ってはいかがでしょうか。

国土交通省のサイトでも、国道の渋滞情報が確認できます。

こちらも都道府県を選択して情報を見ることが可能で、日本道路交通センターのサイトへ自動的にアクセスします。

国道は、全国に459本あることがわかりました(2020年4月執筆現在)。ここでは、数多くの国道から最も長いものと最も短いものを紹介します。

最も長い国道は、国道4号線です。東京都中央区が起点で、終点は青森県青森市です。
その距離は742.5kmとなっています。

国道4号線の歴史は江戸時代にさかのぼります。
政治や経済、文化を支える大事な道路でした。

現在も埼玉、茨城、栃木、福島、宮城、岩手をとおり青森まで続く路線になります。
江戸時代から現在に至るまで、関東から東北を結ぶ大動脈です。

国内で最も短い国道は国道174号線であり、わずか0.2kmの距離です。

神戸港と神戸市中央区を結ぶ国道になります。
短い距離となっていますが、神戸港からの荷物を運ぶ重要な道路として活用されています。

多くの人が毎日のように利用している国道は、全国に張り巡らされています。
高速道路とともに全国の幹線道路を構成しています。

また、国道ライブカメラが設置され、交通状況や路面状況の確認ができる箇所もあります。

交通情報を確認できるサイトもあるので、通勤やドライブなどに活用するといいでしょう。

最後に、車を所有されている方は、チューリッヒの自動車保険をご検討ください。
万が一の車の事故・故障・トラブルに備えておくと安心です。

※記載の情報は、2020年4月時点の内容です。