更新日:2025年3月31日
公開日:2017年9月7日
自動車保険の「保険契約者」「記名被保険者」「車両所有者」のいずれかが変わった際は、自動車保険の名義変更の手続きが必要です。名義変更をしなかった場合、事故の際に保険金が支払われない可能性があります。
自動車保険の名義変更が生じた場合は、保険会社に連絡しましょう。親子や夫婦の間での名義変更の方法や必要書類についてご説明します。
自動車保険の名義には「保険契約者」「記名被保険者」「車両所有者」の3種類があります。ここでは、それぞれの名義の意味を説明します。
保険契約者は自動車保険の申込み手続きを行い、保険料を支払う義務を負う方のことです。住所変更や年齢条件を変更するため、自動車保険の契約内容を変更する場合や保険を解約する場合は、保険契約者から保険会社に連絡して手続きを行います。
記名被保険者とは、保険の対象となる車を主に運転する方のことです。記名被保険者の名前は、保険証券の記名被保険者欄に記載されています。
記名被保険者は、必ずしも保険契約者と同じとは限りません。たとえば、「子どもが運転する車に対して親が自動車保険を契約する」というパターンでは、保険契約者は親で記名被保険者は子どもになります。
車両所有者は、自動車保険の補償対象となる車を所有する方のことです。原則として、自動車検査証(車検証)の「所有者」の欄に記載されている方が車両所有者となります。
車両所有者も、保険契約者や記名被保険者と異なるケースがあります。たとえば「父親名義の車を子どもが運転する」というパターンでは、記名被保険者は子どもで車両所有者は父親です。
子どもに車を譲渡する場合など、車両所有者や主に運転する方が変更となった場合は、車だけでなく自動車保険の名義変更も必要です。譲渡する相手によっては、運転者限定特約や年齢条件の見直しも必要となることがあります。
たとえば以下のようなケースでは、名義変更が必要となるため、当てはまる方は手続きを行いましょう。
自動車保険の保険料を支払う方が変わった際は、保険契約者の名義変更が必要です。たとえば、子どもが自立して自分で保険料を支払うようになった場合は、契約者を子どもに変更しなければなりません。
子どもの独立に伴って名義変更を行う場合は、子どもと別居する前に手続きを行わなければなりません。別居したあとに名義変更手続きを行うと、等級の引継ぎができない可能性があります。
主に運転する方が変わった際は、記名被保険者を変更してください。たとえば「夫が運転していた車を妻がメインで運転するようになった」「主に親が使っていたが、運転免許を取得した子どもが通勤で使うようになった」という場合です。
自動車保険の保険料は運転する方の範囲や年齢、免許証の色などによって変わります。そのため、記名被保険者が変更となる場合は補償範囲も確認しましょう。
「親や配偶者から車を譲り受けた」「売買または譲渡により車を譲り受けた」など、車両所有者が変わったときは、車だけでなく自動車保険の名義変更も行う必要があります。
結婚や離婚などにより車の譲渡などがあった場合も、名義変更が必要です。氏名の変更に加えて住所や車の登録番号、使用目的、年間予定走行距離などの変更がある場合は、それらもあわせて変更手続きを行ってください。
離婚による改姓の場合は、離婚が成立する前に名義変更を行う必要があります。離婚が成立したあとに手続きをすると、等級の引継ぎができない点に注意してください。
保険契約者・記名被保険者・車両所有者が死亡した場合は、名義変更または解約の手続きを行ってください。
チューリッヒの場合、記名被保険者や車両所有者が死亡したときは、契約者本人から当社カスタマーケアセンターへ連絡してください。契約者本人が死亡した場合は、法定相続人代表の方から当社カスタマーケアセンターへ連絡をお願いします。
保険期間中に契約内容に変更が生じた場合、契約者は保険会社にその事実を告知しなければならない義務があります。必要な契約内容の変更手続きを行わなかった場合、事故の際に保険金が支払われないことがあります。
「いつまでに変更手続きを行う」といった明確な期限が設けられていることは少ないですが、名義変更がわかった時点で速やかに保険会社に連絡しましょう。
自動車保険の保険料は記名被保険者(主に運転する方)の年齢や年間予定走行距離などに基づいて算出されますが、記名被保険者が実態と異なる場合は告知義務違反となる可能性があります。そのため、名義が変わるときは保険会社に正しく申告することが重要です。
たとえば、主に車を運転するのは20歳の息子であるにもかかわらず、記名被保険者を50歳の父親に設定した場合、告知義務違反にあたります。告知義務違反になると、事故が発生しても保険金が支払われなかったり、契約が解除されたりする可能性があります。
名義変更の手続き方法は保険会社によって異なります。名義を変更しなければならない場合は、契約している保険会社に連絡して手続き方法を確認しましょう。
チューリッヒの場合、電話で名義変更を受け付けています。インターネットでの手続きはできない点に注意してください。
「親から子どもに車を譲った」といった場合、同居か別居かで、名義変更の可否が変わります。
チューリッヒの場合、同居している親子間での名義変更は、保険契約者本人が電話で行います。別居の場合は新規で自動車保険を契約する必要があります。
また、別居の場合は名義変更と同様に等級の引き継ぎもできないため注意しましょう。
チューリッヒの場合、結婚で改姓した場合など、夫婦間で名義変更が発生するときは保険契約者本人が電話で手続きを行います。
なお、夫婦間では別居していても名義変更と同時に等級の引き継ぎが可能です。
自動車保険の名義変更の際に必要な書類は、保険会社や手続き内容によって異なります。手続きを行う際は、必要な書類を保険会社に確認しましょう。
チューリッヒの場合は「クレジットカード」「銀行口座情報」を準備したうえで名義変更の連絡を行ってください。それは、名義変更によって保険料が変わる可能性があるためです。なお、名義変更には手数料はかかりません。
自動車保険の名義変更を行う際は、同時に契約内容も見直しましょう。特に記名被保険者を変更する場合、運転者年齢条件や運転者限定特約などが適切でなければ、必要な補償を受けられない可能性があります。
保険契約者や記名被保険者、車両所有者に変更が生じた場合は、保険会社に連絡しましょう。
名義変更は自動車保険の契約期間中にできます。「保険契約者」「記名被保険者」「車両所有者」が変更になったときは、自動車保険の更改を待つことなく速やかに保険会社に連絡してください。
資格:CFP
東証一部上場企業で10年間サラリーマンとして勤めるなか、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強を始める。以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間約100件のセミナー講師なども務める。趣味はフィットネス。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。
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