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自動車保険の名義変更。親子や夫婦の名義変更と必要書類

更新日:2022年12月20日

公開日:2017年9月5日

自分の名義で保有していた車を子どもに譲るケースや、結婚によって指名が変わるケースなど、名義変更にはさまざまな事情があります。

車の所有者名義を変更する以外にも自動車保険(任意保険)の名義変更(契約者変更)が必要になります。
親子間や夫婦間での自動車保険の名義変更時の注意点や必要書類などについてご説明します。

ポイント

  • 自動車保険の名義変更には保険証券と車検証が必要です。
  • 夫婦間または同居の家族の間で記名被保険者の名義変更を行う際は、等級の引継ぎが可能です。
  • 名義変更によって等級を引き継ぐと保険料を安く抑えられる可能性があります。
  • 親子間での名義変更手続きの場合、別居していると名義変更・等級の引継ぎができなくなるため注意が必要です。

自動車の名義変更(契約者変更)と自動車保険の関係

自動車そのものは、車の名義変更手続きをすることによって所有者変更をすることは可能です。たとえば子どもが免許を取って、自分が運転しなくなったのを機に譲渡する場合などがあります。

このような場合に、車の名義変更は行ったものの、自動車保険(任意保険)の名義を変更し忘れるといったことがないように注意が必要です。

自動車保険の名義変更の手続きを忘れると、いざ事故が起きた場合に補償を受けられない可能性があるので、必ず手続きを済ませましょう。

たとえば、年齢条件を設定した自動車保険に加入している状態のまま車を子どもに譲った場合、子どもがその年齢条件を満たしていなければ補償が受けられなくなってしまいます。

車を子どもに譲渡したら、その子どもが補償される契約内容とする、もしくは運転者限定特約を見直すことで、このようなトラブルは避けられるはずです。

車を子どもに名義変更する場合は、子どもが補償される年齢条件に変更することを忘れないようにしましょう。

自動車保険(任意保険)の名義とは

自動車保険(任意保険)の名義には、契約者、記名被保険者、車両所有者という3種類があります。
それぞれの違いについて、自動車保険の名義変更手続きをする前に覚えておきましょう。

  • 契約者

まず契約者とは、自動車保険のお申込みや保険料の支払いをし、その契約を管理する人のことです。事故を起こして保険金を請求する場合、原則契約者の同意が必要となります。

  • 記名被保険者

次に記名被保険者とは、契約の車を主に運転する人のことをいい、補償の中心となる人です。自動車保険に加入する場合にはノンフリート等級が適用され、等級によって保険料の割引率が変わってきます。

このノンフリート等級を持っているのが、記名被保険者です。ちなみに記名被保険者の名義変更手続きをすると、その等級を引き継がせることとなります。

  • 車両所有者

最後に車両所有者があります。車両所有者とは文字通り、車を所有している人のことです。原則、車検証に記載されている人が所有者となります。

名義変更(契約者変更)をする際のメリットと注意点

前述の通り、自動車保険(任意保険)の等級を持つのは記名被保険者です。等級(制度)とは、事故(保険金請求)歴に応じた保険料の割引・割増を適用するための制度のことをいいます。

つまり、無事故の実績がある場合には、その分保険料が割引されています。記名被保険者の名義を変更することで、等級がなくなってしまうのであれば、もったいないと感じる方もいるでしょう。

しかし記名被保険者を同居している家族に変更をすれば、それまで適用されていた等級を引き継ぐことが可能です。

たとえば、子どもが免許を取得したため、車の名義も記名被保険者の名義も変更したい、といったケースでは、同居の家族であれば等級を引き継ぐことができるのです。

また、これは原則どこの保険会社であっても共通です。

契約に適用されている等級が7等級以上であれば、記名被保険者を名義変更することで新規加入するよりもお得な保険料となることが多いです。

その他のケースでも等級を引き継げるのかどうか疑問がある方や、具体的な手続きの方法が気になる方は、加入している保険会社に相談してみるとよいでしょう。

なお、前の記名被保険者が5等級以下だった場合は、注意が必要です。
車を譲り受けて自動車保険に新規加入する場合、同居の家族間であればこの5等級以下の等級は引継がれるしくみとなっています。

5等級以下の場合、原則基本保険料よりも保険料が高くなるため、思っていたよりも保険料の負担が大きくなってしまうこともあるでしょう。

同居の家族から車を譲り受ける場合、必ず前の記名被保険者の等級を確認するようにしましょう。

自動車保険の等級とは。ノンフリート等級について

名義変更(契約者変更)の方法と必要書類

チューリッヒの場合、自動車保険の改姓を含む名義変更(契約者名・被保険者名・車両所有者名すべて)を行う際には電話での手続きが必要になります。また、手続きには現在の保険証券と車検証が必要です。

保険会社によって手続きの方法は異なる場合もあるため、詳しくは加入中の保険会社にご確認ください。

ケースごとに自動車保険の名義変更と等級の引継ぎが可能であるかを確認していきましょう。

親子の場合

免許を取得した子どものために、親が車を購入するケースもあるでしょう。この場合、車検証や保険証券、記名被保険者の名義は、子どもが使用している自動車であっても、すべて親の名義になっていることがあるかと思います。

20等級などの高い等級を持っているのであれば、引き継ぐことで大幅な保険料の割引も期待できます。

親子の場合、同居しているかどうかによって名義変更ができるか、等級も引き継げるかが変わります。

1 同居

同居している場合は親から子どもへ記名被保険者の名義を変更することができます。その際、等級も引き継ぐことができます。

2 別居

自動車保険の記名被保険者の名義変更とともに等級引継ぎができるのは、原則として同居している家族間のみです。

親子間の名義変更で子どもが就職や結婚などで家を離れることになった場合、等級の引継ぎができなくなる恐れがあるので注意が必要です。

同居している段階で名義変更を保険会社に申し込めば等級引継ぎができますが、すでに別居している場合には、新規契約で6等級からスタートになります。

年齢の若い人が新規契約をする場合は保険料が高額になることがあります。
子どもに等級を引き継がせたいのであれば、転居前の段階で車検証や記名被保険者の名義を確認し、親の名義になっていたら速やかに名義変更手続きを済ませましょう

ファイナンシャル・プランナー 水野 圭子

お子さまが進学で下宿しているなど、住民票を移していない場合でも別居の実態があれば等級継承ができません。誤解している人も多いので、注意しましょう!

夫婦の場合

親子の場合、別居しているときには名義変更や等級の引継ぎはできません。しかし、夫婦間であればたとえ別居している場合でも、記名被保険者の名義変更をすることで等級も引き継がれます。

ケースとしては、夫が転勤で単身赴任することになった場合などが考えられます。

単身赴任などで遠方に何年か離れて暮らすことになったときに、記名被保険者の名義を、主に運転することになる妻に変更したいというケースもあるでしょう。

そのような場合、夫に適用されていた等級を妻に引き継ぐことができます。
ここでいう「夫婦」とは法的手続きをしていない内縁関係にある場合でも、引継ぎは可能です。

夫婦や親子以外にも同居している「6親等以内の血族」および「3親等以内の姻族」であれば等級を引き継ぐことが可能です。

他人の場合

家族や親族ではなく、他人に車を譲るケースもあるでしょう。ただ、自動車保険は他人に譲渡することはできません。
複数台の車を持っている方の場合には、車を手放すタイミングに合わせて等級を引き継がせることも可能です。

等級は、所有している車同士での引継ぎはできませんが、車を手放した場合にのみ、事実確認を証明できる書類の提出で可能な場合があります。
その場合は、現在所有している車(他契約中の車を含む)との車両入替(等級の付け替え)が必要です。

売却する予定日を決めて保険会社に連絡し、乗り続ける自動車に対して自動車保険の車両入替の手続きをすることで、等級の引継ぎができます。

手放す車に適用されていた等級の方が高い場合には、等級だけを引き継ぐことで保険料がお得になります。
また、上記のような車両入替をせずに、廃車した自動車の等級を先々まで保管しておくことができる「中断証明書」を取得する方法もあります。

もし他に所有する車がなかったり、他の車の等級がすでに高いような場合には、中断証明書を取得しておくことをおすすめします。

ファイナンシャル・プランナー 水野 圭子

中断証明書を取得することで、最長10年間、等級を維持することができますし、取得した保険会社以外でも使うことが可能です。ただ以前の等級のまま保険を開始するうえで、有効期限の他に条件もあるため、保険会社に確認しておきましょう。

結婚した場合

結婚をして姓が変わる場合は、名義変更の手続きが必要です。
結婚により配偶者も車を運転する可能性がある場合は、補償される運転者の範囲や年齢条件も確認する必要があります。

また、結婚を機に親と別居をして車を新たに購入する予定がある場合は、同居しているうちに親の自動車保険で車両の入れ替え手続きを行い、その後に名義変更を行えば親から等級を引き継ぐことができます。

別居した後では等級を引き継ぐことはできないため、注意しましょう。

まとめ

家族間で車両の譲渡などを検討している人がいれば、自動車保険の名義変更も忘れずに行うよう心がけましょう。
夫婦であれば、別居の場合でも記名被保険者の名義を変更して等級を引き継ぐことができます。

親子間で名義変更を行い、等級を引き継ぎたい場合は同居のうちに手続きも済ませておくようにしましょう。

※記載の情報は、2022年10月20日時点の内容です。

名義変更のよくあるご質問

Q海外赴任が決まったので車の名義を父に変えたいのですが、自動車保険の名義変更を行い、等級を引き継ぐことはできますか?
A同居している場合には、名義変更を行うことで等級の引継ぎが可能です。別居の場合は、等級の引継ぎができず解約が必要となる可能性があります。
Q離婚する場合の等級の引継ぎは、どうなりますか?
A離婚の成立前に名義変更手続きを行えば、等級の引継ぎが可能です。離婚成立後にはノンフリート等級の引継ぎができないため、注意が必要です。

※本記事の内容は特段の記載がない限り、チューリッヒの保険商品ではなく、一般的な保険商品の説明です。

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本記事内で紹介しているチューリッヒのバイク保険に関する内容につきましては、ご契約の保険始期および契約条件によって、ご契約のお客さまに適用されない場合がございます。
必ずお客さまの保険証券、約款、重要事項説明書の記載などをご確認ください。

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