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バイクでカーブを走る。上手な曲がり方とクラッチ

更新日:2024年5月21日

公開日:2023年8月21日

バイクに乗り始めると「右下りカーブが怖い」「上手なカーブの曲がり方が知りたい」など、カーブに関するいろいろな疑問が出てくるでしょう。

車体を傾ける必要があるカーブは、初心者には「怖い」と感じるかもしれません。しかし、道路を走行するうえで欠かすことのできない大事なテクニックです。

今回は、カーブの上手な曲がり方とクラッチの使い方、さまざまなカーブの攻略法についてご説明します。

ポイント

  • カーブの上手な曲がり方には、体重移動や目線の方向が大切です。
  • 右カーブ攻略法のポイントは、左カーブを曲がるように繰り返し練習していくことです。
  • ヘアピンカーブ攻略法のポイントは、しっかりとした減速と、ラインの内側に余裕を持って進入することです。
  • 下り坂のカーブ攻略法のポイントは、リーンイン気味に曲がり、リアブレーキを使いつつ、バンクの角度に注意しながら行いましょう。

カーブの上手な曲がり方

上手にカーブを曲がるためには、どのようなポイントが必要でしょうか。安全にカーブを曲がるための手順を、4つに分けてご説明します。

カーブの手前の直線で速度を落とし、半クラッチを使う

まずは、カーブに差し掛かる前にブレーキで充分に速度を落とし、必要に応じて最適なギアにシフトダウンしておきましょう。なぜなら、カーブではスピードが速いほど遠心力も大きくなって、カーブを曲がりきれない可能性が高まるからです。

カーブの手前でブレーキを使い、充分に減速していれば、「センターラインにはみ出す」「曲がりきれずにガードレールにぶつかる」などの事故は起きにくくなるでしょう。事故にあうリスクを避けるためにも、カーブの前で減速するのは非常に重要です。

ギアを落とすときには、半クラッチを使います。後輪とエンジンの回転数を合わせましょう。

Fブレーキを微調整しながら直進と同時にブレーキを緩めて曲がる。カーブを曲がるためのポイントを設定する。

カーブに合わせ車体を傾ける

カーブに入ったら、カーブの大きさに合わせて徐々に車体を傾けます。バイクの車体はライダーの体重移動を使って、曲がりたい方向に体を寄せます。その際に腕を使って体重を支えようとするとハンドルが固定され、車体が傾斜しにくくなります。

バイクのタンクを両膝でしっかりホールドし、ハンドルグリップも軽く握る程度で走行しましょう。この姿勢は「ニーグリップ」と呼ばれ、バイク走行の基本の形といわれています。ニーグリップすることで体も安定し、コーナリング時の安定感が高まります。

モータージャーナリスト 高根 英幸

ニーグリップは、昔からいわれるバイクを安定させる技術のひとつです。バイクや運転姿勢によっては、膝でバイクをホールドすることが難しいこともあります。私は踵と足首でバイクをホールドして、上体を安定させるようにしています。安全のためには、姿勢を安定させることが重要です。

目線はカーブの先に

カーブに入ったとき、頭の角度は道路に対して垂直に保ち、目線はカーブの先を見ます。決してバイク前方やガードレールを見るのではなく、カーブの出口方向に目線を移動し、路面状況を把握しつつ障害物などがあるかどうかを確認しましょう。

バイクは顔を向けた方向に曲がって行こうとするので、顔はしっかりと進行方向に向けておきましょう。

アクセルは状況に合わせて開く

カーブに沿って、アクセルを一定に維持してバイクを傾けてコーナリングさせていきます。勾配にかかわらず、コーナリング中は一定の速度を保つようにするのが基本で、状況によりアクセルやリアブレーキで速度と姿勢を安定させます。

一定の速度を保ちながら曲がるために、なるべく最初に落とした速度を維持しながら、アクセルをかけながら走行します。少しのアクセルで、失速を防ぐことができます。

カーブの出口が見えたら、アクセルを少しずつ開けていくと自然と車体が起き上がってきます。車体が充分に起き上がったら、徐々に加速させましょう。

さまざまなカーブの攻略法

カーブには右カーブや下り坂のあるカーブ、くねくねしている峠道のようなカーブなど、さまざまな道があります。バイクでいろいろな場所に行くためには、カーブをスムーズに走行できるようになりたいものです。

苦手な方が多い、3つのカーブの攻略法についてご説明します。

右カーブが怖い

多くのライダーが、右カーブに苦手意識を抱えています。理由は、左足を軸足とする身体構造とバイクの操作性にあります。

多くの方の軸足は左足です。右カーブで走行する場合、左足を軸足とする体と逆に傾くため、重心が取りにくく不安定になります。また、日本は左側通行のため、左カーブよりも右カーブのほうが長く作られています。傾いている時間が長い分、圧迫感もあり、多くの方が苦手だと感じるのでしょう。

さらにバイクの運転操作に関する装置は、すべて右側にあります。たとえば、アクセルやブレーキペダルなども右側にある場合がほとんどです。従って、右側にバイクを傾けつつ操作するのは、難しいと感じるのです。

右カーブに慣れたい方は、ゆるい右カーブで体の状態をチェックし、繰り返し練習して左カーブと同様の感覚を身につけましょう。公道での練習は危険がともなうため、練習会やライディングスクールに参加してはいかがでしょうか。インストラクターや指導員に教えてもらうと、早く上達できます。

モータージャーナリスト 高根 英幸

右カーブが怖いのは、対向車が内側からやってくるということも影響していると思われます。右カーブではイン側のセンターラインには近寄らず、余裕を持って走ることが重要ですね。

ヘアピンカーブが苦手

ヘアピンカーブは、U字型で多くのライダーが苦手とする山道です。ヘアピンカーブの曲がり方には、2つのポイントがありますのでご説明します。

1つ目は、カーブに入るときに自分でコントロールしやすい速度までしっかりと減速しておきましょう。 2つ目は、なるべく車線の中央をキープして曲がることです。コーナリングのラインに余裕をもつことで、車速の変速や障害物などに対応しやすくなります。

ヘアピンカーブは、この2つのポイントを押さえて走行してください。

下り坂のカーブが怖い

下り坂のカーブは速度が出やすく、注意して走行する必要があります。下り坂でカーブを曲がる際は、リーンイン気味に曲がりましょう。

リーンインはバイクを傾けるより大きく体を内側に傾ける乗り方で、バイクの傾きを抑えるため、転倒の可能性を抑えることにつながります。遠心力が弱い場合でも、リーンイン気味に曲がると、安全に下り坂を曲がることが可能です。

カーブで走行ラインが膨らむ

カーブでは理想的なラインよりも、バイクが外に膨らんでしまうこと(アンダーステア)があります。これにはいくつか原因があります。ここでは、バイクのカーブが膨らむ原因と対処法についてご説明します。

原因について

カーブが膨らむ原因のひとつとして、カーブに入るスピードが早すぎる点が挙げられます。スピードが速い場合は、よりバイクを大きく傾けて曲がる必要があります。バイクの傾きが不充分だと、遠心力が勝って理想的なラインよりも外側に膨らんでしまうのです。

速いスピードでカーブを曲がるのは、充分なスキルと判断力が必要になります。公道では自車と道路以外にもさまざまな危険因子があり、コーナリング中にもラインを変更できる余裕が必要です。

このように、アンダーステアになるとバイクのコントロールが難しくなり、事故につながる可能性があるため充分に注意しましょう。万が一の事故に備えて、チューリッヒのバイク保険もおすすめです。

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対処法について

バイクがカーブで膨らむ現象を防ぐためには、アクセルとブレーキのコントロールをしっかりと意識しましょう。カーブを安全に運転するポイントは、「カーブ進入時はきちんと減速する」「カーブを出るときは加速する」の2点です。

コーナリング中は、バイクが傾いてコーナリングする力を維持するよう、アクセルとブレーキでコントロールすることでスムーズにカーブを走り抜けられるでしょう。

まとめ

今回はカーブの上手な曲がり方と、さまざまなカーブの攻略法についてご説明しました。うまく曲がれずにバイクの転倒の危険を感じると、カーブが怖いと感じるライダーもいるでしょう。

しかし、カーブに入る前にブレーキをかけて減速し、バイクの特性や体重移動、目線を意識しながら体全体を使って運転すれば、安全に楽しくバイクを走らせることができます。上手なカーブの曲がり方を身につけ、快適なバイクライフを楽しみましょう。

※2024年5月21日時点の記事です。

バイクのカーブの曲がり方のよくある質問

Qバイクの右カーブが苦手です。
A右カーブが苦手なライダーは多いので、まずはゆるやかな右カーブで練習しましょう。
公道での練習は危険がともなうため、適した場所がない方は、練習会やライディングスクールの講習を受けるのもおすすめです。
Qバイクでカーブを曲がるときに、大きく膨らんでしまいます。
Aカーブに入る前の減速を心がけましょう。ブレーキをかけて減速してからカーブに入り、加速のタイミングが早すぎなければ、大きく膨らむことは減っていきます。

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